コラム

1歳半の子どもの成長と発達|おすすめの知育玩具も徹底解説

2023/12/19

1歳半の子どもの成長と発達|おすすめの知育玩具も徹底解説

「イヤイヤ期」が近づく1歳半は、子どもとの接し方に悩むことが多い時期です。「全く言うことを聞いてくれない」「うちの子って発達が遅い?」など、子育ての悩みは絶えません。そこで今回は、1歳半の子どもの成長・発達における基礎知識や、おすすめの知育玩具についてご紹介します。

1歳半の子どもの成長と発達とは?

まずは、1歳半の子どもにおける平均身長や体重、さまざまな面の発達について解説します。

身長と体重の目安

「平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書」によると、1歳半の男の子の平均身長は約80.6cm、平均体重が約10.41kgです。女の子の場合、 平均身長は約79.2cm、平均体重は約9.79kgでした。これを見ると、1歳半時点の子どもの身体的発達は、男女で大きな違いはないことがわかります。なお、これらの数値は平均値であり、子どもには個人差があると覚えておきましょう。

運動能力の発達

1歳半の子どもの運動能力は、これまで以上に発達します。この時期になると足腰の筋肉はだいぶ発達し、多くの子どもがつかまり立ちや伝い歩きができるようになっています。また、低めの段差に上ったり、しゃがんだりすることもできるようになっています。

1歳半の子どもは日々成長し、「できること」の幅がどんどん広がります。その成長過程を支え、安全で楽しい遊びのきっかけを与えて、子どもの健やかな成長と発達を促しましょう。

精神的な発達

1歳半は、「自我の目覚め」と「自己主張」が始まる時期です。「全部自分でやりたい!」「挑戦してみたい!」という気持ちが強くなります。ママ・パパは、我が子のやる気を受け止め、その目標を達成できるようにサポートしてあげましょう。子どもが新たな挑戦を楽しみながら、「できる」という経験を増やしていくことが、自己肯定感や自我の形成につながります。

1歳半を過ぎると、多くの場合「イヤイヤ期」の前段階に入ります。イヤイヤ期とは、子どもが自分の意志を主張し始める精神的発達の段階で、親の言うことに対して「イヤ!」と拒否するようになる時期のことをいいます。「自分のやりたいようにしたい」という思いが強くなり、無理にでも自分の気持ちを通そうとします。

イヤイヤ期は、子どもが成長する上で必ず通る道であり、この時期を乗り越えることで精神的に成長します。しかし、子どもの行動に困惑するママ・パパは少なくありません。大切なのは、子どもの心に寄り添って冷静に接することです。親は子どもに共感を示し、できるだけその気持ちを尊重するようにしましょう。

言語能力の発達

運動能力と同じように、1歳半の子どもの言語能力には、、著しい発達が見られます。この時期の子どもは、「ママ」や「ブーブー」など、意味のある言葉を使い始めます。早い子は、「これ、ちょうだい」のように2つの単語を使って、上手に話し始めます。子どもが意味のある言葉で自分の要求を伝えられるようになると、意思の疎通がしやすくなり、子育てもより楽しくなります。

子どもが言葉に触れる機会を増やすことも、言葉の発達を促すうえで効果があるといわれています。たくさん話しかけたり、遊びを通じて言葉を教えたり、読み聞かせをしたりするとよいでしょう。そうすることで、より言葉の発達が促され、子どもとの会話も楽しくなっていきます。

生活習慣の変化

1歳半頃になると、食事などの生活習慣にも変化が見られるようになります。

この時期の子どもは、大人の食事を少し柔らかくしたり、小さくしたりすることで、ほとんどのものが食べられるようになります。ただ、食事中の「遊び食べ」が始まるのもこの頃です。遊び食べは、食べ物への興味関心が生まれる成長過程であり、一概に問題行動とはいえないものです。しかし、親としては少し気になるのも事実です。食器を工夫したり、楽しい食事の雰囲気を演出したりすることで、遊び食べを少しずつ減らしていけるとよいでしょう。

この時期の子どもは、親の言葉をだいぶ理解できるようになり、指示に沿って行動するといった姿を見せるようになります。たとえば、「○○を取ってきてくれる?」と頼んでみるいと、正しく理解して取ってきてくれるようになります。

また、歯磨きや手洗いなども少しずつ自分でできるようになります。親は子どもの「自分でやりたい」という気持ち大切にしながら、生活習慣が身につくようサポートしていきましょう。

1歳半の子どものお世話のポイント

ここでは、1歳半の子どもをお世話する際のポイントを解説します。

1歳半健診を受ける

1歳半健診は、1歳半になった子どもの健康状態を総合的に確認し、適切な治療や支援に繋げるための制度です。1歳半健診では、一人歩きができるか、スプーンですくって食べられるかなど、基本的な発達状況をチェックします。

健診には、「一般健康診査」と「歯科健康診査」があります。一般健康診査では、身体発育状況、栄養状態、脊柱及び胸郭の疾患や異常の有無、皮膚疾患の有無、四肢運動障害の有無、精神発達の状況、言語障害の有無、予防接種の実施状況などを確認します。また、歯科健康診査では、歯および口腔の疾病や異常の有無について検査します。

1歳半健診では、我が子の健康状態や成長・発達の様子を確認することができ、必要があれば専門家からアドバイスを受けることもできます。1歳半健診の受診は、子どもの健やかな成長を確認するうえで大変有効な機会です。ぜひ受診するようにしましょう。

子どもの気持ちに寄り添って接する

上記の通り、1歳半頃はイヤイヤ期が始まる時期です。イヤイヤ期の特徴と対処法を知り、できるだけスムーズに乗り越えていきましょう。

イヤイヤ期を乗り越えるコツは、頭ごなしに𠮟りつけるのを避け、選択肢を与えることです。たとえば、服を選ぶときには2種類の服を用意して、「どっちがいい?」と聞いてみましょう。子どもの考えや主張を尊重することで、「イヤ!」と拒否したり、癇癪(かんしゃく)を起こしたりすることは減っていきます。

イヤイヤ期の子どもには、適度な距離感を保つことが大切です。子どもが自分で考え、行動する機会を与えることで、自立心は育っていきます。あまりイライラせず、親自身が冷静になることを意識しましょう。

思うようにいかず、困惑したり疲弊したりすることもあるかもしれません。でも、イヤイヤ期もいつかは終わります。子どもの「心の成長」に欠かせないプロセスと考え、できるだけ感情的にならず落ち着いて対応しましょう。

食事の自立を促す

1歳半ごろからは、大人に食べさせてもらうことから卒業し、自分で食事ができるよう促していけるとよいものです。、スプーンやフォーク使って、少しずつ子どもが自分で食べられるようサポートしていきましょう。朝・昼・晩の3食は、できるだけ同じ時間にとって食習慣を整え、家族みんなで食事をとることで、「楽しく食事をする喜び」を学んでいきます。

食事の量や固さに配慮して、1歳半の子どもに適切なものを用意します。食べ物の好き嫌いがハッキリしてきますが、嫌いなものはあまり無理をせず、見守ることも大切です。

運動能力を高める

1歳半頃は、運動能力も高まる時期です。運動能力を高めるため、子どもを裸足で遊ばせてみるのも一つの方法です。足の裏が刺激されたり、足の指の動きが活発になったりすることで五感が刺激され、脳細胞が活性化されて運動能力の発達が促されます。

可能なら、親子で一緒に体を動かして遊ぶ時間を1日1時間ほど設けられるとよいでしょう。全身運動は歩く姿勢を安定させ、運動神経の向上を促す効果もあります。また、たくさん体を動かすことで、基礎的な体力もついていくでしょう。

絵本の読み聞かせをする

1歳半の子どもには、知育の観点から絵本の読み聞かせも効果的です。たとえば、動物好きの子にはたくさんの動物が登場する絵本を読み聞かせるなど、子どもの興味に合わせた作品を選ぶとよいでしょう。子どもの反応に合わせてテンポよく読むと、最後まで楽しんで聞いてくれます。

読み聞かせには、子どもの言語能力や想像力、共感力、集中力を向上させる効果があります。また、登場人物の行動や発言を通じて、他者の視点から物事を考えられるようにもなります。それが、人との関わり方やコミュニケーション能力を育てることにつながります。

1歳半の子どもの「遊び」 そのポイントとは?

著しい成長・発達が見られる時期だからこそ、毎日の「遊び」にも意識を向けたいところです。ここでは、1歳半の子どもの遊びについて、そのポイントを解説します。

五感を刺激する遊び

1歳半の子どもの成長・発達段階に合った遊びを意識するとよいでしょう。この時期には、特に五感を刺激する遊びがおすすめです。子どもの非認知能力や感性の向上、脳細胞の活性化など、さまざまな面でよい影響をもたらしてくれるからです。非認知能力は、思考力や創造力といった「数値化できない人の能力」のことをいいます。

五感を刺激する遊びにはいろいろなものがありますが、1歳半頃の子どもには、直接手足を使って素材に触れる感触遊びが人気です。また、親子で散歩をしたり追いかっこをしたりして外で遊ぶのも、知育効果を高めるうえでおすすめです。

子どもの興味・関心を引く遊び

子どもは、自分の興味や関心のある遊びをしていると、「知りたい!」「できるようになりたい!」といった気持ちが芽生えます。それが、物事に前向きに取り組む姿勢や自主性を育てることにつながります。

興味や関心を引き出すためには、日々の「感動体験」が重要です。「すごい!」や「楽しい」といった感情が、知的好奇心を育てるからです。たとえば、一緒に美しい景色を見る、花の香りを感じる、直接手で触るといった体験をたくさんさせるのもおすすめです。その一つひとつが、子どもに感動と喜びを与え、子どもの「内面的な世界」を豊かにしてくれるでしょう。

自発的に試行錯誤できる遊び

1歳半の子どもには、自発的に試行錯誤できる遊びもおすすめです。代表的な遊びに、パズルがあります。子どもはパズルを通じて挑戦を繰り返し、自分の考えが正しいかどうかを模索していきます。

「これで合っている?」「なぜできないんだろう?」と、子どもなりに考え、成功に向けて取り組む過程がやる気とチャレンジ精神を育みます。また、試行錯誤をして目標を達成できたときには、「自分でできた!」という喜びが得られ、その積み重ねが子どもの自信となるでしょう。

【1歳半】おすすめの知育玩具5選

最後に、1歳半におすすめの知育玩具5選をご紹介します。

さわって!バイリンガルずかん

「さわって!バイリンガルずかん」は、知育玩具メーカーの「Toyroyal」が販売する図鑑型のおもちゃです。指でさわると日本語と英語の両方をおしゃべりしてくれます。タッチペンを使わないので、1歳半の子どもでも簡単に遊ぶことができます。

全12ページにわたり、日本語と英語でそれぞれ230種類以上の言葉が収録されています。身近なものをイラストと言葉で学べるのが魅力です。また、メロディボタンがついていて、言葉と一緒に歌や音楽も楽しめます。電源のオートオフ機能がついているため、電池の消耗を抑えられるのもポイントです。

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RING10つみきの王国

「RING10つみきの王国」は、天然木製の積み木セットで、遊びを通じて色や数が学べるように設計されています。論理的思考、知的好奇心、形状認識、創造的思考、集中力を育むうえで最適な知育玩具です。

付属のシートには30種類以上の遊び方が紹介されており、子どもは自由な発想で積み木遊びを楽しめます。また、「一般社団法人日本玩具協会」の玩具安全基準を満たした製品で、口に入れても安全な塗料が使用されており、安全性にも十分な配慮がされています。

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メガブロック123

「メガブロック123」は、数字に親しめるメガブロックのおもちゃです。大きなサイズのブロックがセットになっていて、各ブロックに数字がついています。ブロックで遊びながら、その面に描かれた数字を覚えたり数えたりして遊びます。

ブロックのサイズが大きく、角に丸みを持たせているため、子どもが踏んだり蹴ったりしても怪我をしにくくなっています。また、誤飲の心配がないのもよいところです。子どもの小さな手でも簡単に重ねたり外したりできます。

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森のうんどう会

「森のうんどう会」は、視覚や聴覚を刺激する木製のおもちゃです。森を模した4段のスロープを、象・キリン・ウサギ・ワニ・サルの色違いの動物の車が駆け抜けます。

車がスロープを駆け抜ける際、木製ならではの心地よい音が響きます。スロープの端にはかわいい果物が付いており、そこで車が折り返すようになっています。動物の車の動きを「追視」することで、視覚を刺激し、集中力を高める効果があります。視覚的な楽しさに加え、身体の使い方や力加減を学ぶ要素も含まれているのが特徴です。

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ジャラットプレート

「ジャラットプレート」は、「KUMON」から販売されている対象年齢1.5歳以上の知育玩具です。このおもちゃの主な特徴は、小さな子どもが大好きな、出したり入れたりする作業をくり返し楽しめるところにあります。

本体に向きや角度の異なる5箇所の投入口があり、形を確認しながら、プレートを入れていきます。向きや角度が違うとプレートがうまく入らないため、子どもは集中して作業をするようになります。この作業が手と目の協応動作や微細運動を促すのです。また、レバーを倒すと出口からプレートがジャラジャラと出てきます。中身が一気に出てくる爽快感が楽しく、子どもは夢中になって繰り返し遊びます。

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まとめ

1歳半の子どもの成長・発達には、子どもに合った適切な「遊び」が欠かせません。我が子の様子を見守りつつ、知育玩具などを活用し、成長をサポートしていきましょう。なお、本記事でご紹介した知育玩具は、いずれもおもちゃのサブスク「ChaChaCha」でレンタル可能です。気になる知育玩具があったら、ぜひ一度お問い合わせください。

この記事の監修者

五十嵐 麻弥子

フリーライター/上級心理カウンセラー/不登校支援カウンセラー。
出版社勤務を経てフリー編集ライターに。子育て・教育・医療・健康を中心に、さまざまな媒体で執筆多数。

【資格】 上級心理カウンセラー,不登校支援カウンセラー,中学・高校社会教員免許 【公式HP】 https://thefutoukoulife.jimdofree.com/ 【メディア・著書】 https://ameblo.jp/futoukoulife/

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