コラム

1歳児の成長・発達とは?適切な接し方や室内遊びのポイントを徹底解説

2023/09/29

1歳児の成長・発達とは?適切な接し方や室内遊びのポイントを徹底解説

1歳に入ってくると、お子様の活動がより活発になり始めて目を離した隙にいたずらをされているなんてことが日常茶飯事。親御さんにとっては少しストレスに感じてしまう時期かも知れませんね。ですが、この1歳の時期にお子様がどのようなことを目標に生きていて、獲得しようと必死になっている能力は何なのかを理解してあげることで見え方も変わってくるかも知れません。

1歳児の成長と発達段階

ここでは、1歳児の平均的な身長や体重、運動能力や言語能力の発達についてご紹介します。

平均的な身長体重

厚生労働省が公表した「一般調査及び病院調査による乳幼児身体発育値及び発育曲線」によると、1歳児の男の子の平均身長は、74.9cm〜85.1cm、平均体重は9.28kg〜11.37kgです。一方で、女の子の平均身長は73.3cm〜83.8cm、平均体重は8.71kg〜10.73kgとなります。

 

子どもの成長・発達には大きな個人差があります。身長と体重が平均に至らなかったり、逆に超えたりすることも珍しくありません。お子様の発育状況を詳しく知りたい場合、「成長曲線」で確認してください。

 

母子手帳をめくると、ページの後ろに、子どもの身長・体重の平均値と変動幅を示す発育成長曲線シートがあります。お子様の現時点の身長と体重をシートに記入し、平均値と比較してみましょう。

筋力と運動能力の向上

1歳児は全身の筋肉が発達し、運動能力が大きく向上する時期です。つかまり立ち、つたい歩きの順で覚え、次第に一人で歩けるようになります。低めの段差に上ったり、しゃがんだりすることもできるため、行動範囲が一気に広がります。

 

1歳児には、五感や全身の筋肉、身体のバランス感覚を養う遊びが適しています。たとえば、はだしで遊ぶと足裏が刺激され、地面の温度や感触を直接感じられるのです。それが五感を刺激し、脳を活性化させるといわれています。

言語能力の発達

 1歳半頃までは子音と母音が連続する「喃語(なんご)」でおしゃべりをします。その後、周囲の会話を少しずつ理解し、2~3語の短い言葉を話す子がでてきます。この時期から、意味のある言葉を使い、自分の欲求を伝えるようになっていきます。

 

言語能力の発達を促すには、親子のコミュニケーションが欠かせません。ぜひ多くの場面で、たくさん話かけてあげてください。

生活習慣の変化

1歳児は、生活習慣も大きく変わる時期です。たとえば、睡眠のリズムが整い、夜にはまとめて眠り・1日2回だった昼寝は1回に減っていきます。睡眠時間の目安は、夜間に10時間、昼間に3時間といわれています。

また、歯が生えることで、離乳食から幼児食にシフトします。自分でスプーンを使い、食事を取りたがるようになる子もいます。

精神的発達

1歳半頃から「自分でやってみたい」という自我が芽生え、少しずつ自己主張を始めます。次第に「第一次反抗期(イヤイヤ期)」が始まり、自分の思うようにいかないと怒ったり、「癇癪(かんしゃく)」を起こしたりするでしょう。1歳児の生活習慣を整えるには、子どもの反応をしっかりと観察し、適切にサポートすることが重要です。

遊びの変化

少しずつ運動能力が高まり、体を使った遊びをするようになります。この時期から小さな障害物をくぐったり、階段を少しずつ登ったり降りたりします。その一つひとつが全身を使った遊びとなり、筋肉や運動能力のさらなる発達を促します。

 

1歳児の場合、友達と一緒に遊ぶのはまだ難しいでしょう。しかし、周囲の人々の真似をしたり、音楽に合わせて体を動かしたりすることはできるようになります。自分がやりたいことに、没頭する姿も見られるようになります。

1歳児との向き合い方とは?

1歳児は自我が芽生え、徐々に自己主張が強くなります。2歳前後にはイヤイヤ期が始まり、何をしても「イヤ」と反発することも多くなります。ここでは、1歳半〜2歳の子どもを対象とした、上手な接し方・向き合い方を解説します。

見守りとサポートを心がける

1歳児とのコミュニケーションで重要なのは、子どもの感情に共感と理解を示すことです。この姿勢が子どもに安心感を与え、親子の信頼関係を深めます。親としては、子どもが積極的に経験を積みたいという興味・関心を尊重し、見守りとサポートを主体とした接し方を意識します。「○○しなければダメ」など、子どもの気持ちを無視するコミュニケーションは絶対に避けてください。

たくさんの言葉をかける

1歳児とのコミュニケーションにおいて、親の「声がけ」は重要です。大人の言葉は、子どもの脳に刺激を与え、さらなる神経細胞の繋がりを形成します。そのため、言葉の成長を促進するには、子どもに積極的に話しかけることが大切です。

 

加えて、日常的なスキンシップで「愛されている」と感じ始めます。これを「愛着形成(アタッチメント)」といい、自分の親と他人を区別するために欠かせない要素になります。愛着形成は、人間関係の構築の土台となることから、子育てで一番大切なことと考えられています。

親子で積極的に遊ぶ

遊びは1歳児の健全な成長・発達に不可欠です。遊びを通じて、身体の使い方や部位の連動性が向上します。また、他者を認知したり、コミュニケーションを取ったりする力も、遊ぶことによって育まれます。親子で積極的に遊ぶことで、社会生活に必要なスキルを総合的に磨くことができます。

子どもの意見を尊重する

中には、1歳半頃からイヤイヤ期の前兆が始まる子どももいます。そのため、子どもの気持ちに寄り添い、共感と尊重を意識した、適切なコミュニケーションが重要です。できるだけストレスを与えず、安心して暮らせるようサポートしましょう。ただ、これは甘やかしとは違います。子どもの意見は尊重しつつ、無理なものは無理とハッキリ伝えてください。

 

2歳に向けて、徐々に「何でも自分でやりたい」という気持ちが高まる一方、自力で行えないことも多いものです。そのため、子どもをサポートしつつ、適度な距離で見守ることも重要となります。

できたことを褒める

日常生活で、子どもができたことは積極的に褒めてください。子どものやる気を高め、その積み重ねが自己肯定感を形成します。まずは一緒に喜びましょう。

 

そして、かける言葉は「いい子だね」「頑張ったね」「よくできたね」と、場面ごとに使いわけます。子どもは、その言葉の意味を徐々に理解し、褒められることに喜びを見いだします。

1歳児におすすめの室内遊び

ここでは、1歳児におすすめの室内遊びをご紹介します。伸ばしたい能力ごとにおすすめの遊びをピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

巧緻性を高める遊び

1歳児には、折り紙や積み木といった指先を使う遊びがおすすめです。手の微細運動が五感を刺激し、脳細胞を活性化します。たとえば、折り紙は、目と手による「協応動作」により、巧緻性や思考力を養うことで知られています。綺麗に折る必要はなく、紙の手触りを感じたり、自由に折って遊んだりすることに意味があるのです。

集中力や問題解決能力を高める遊び

ひも通し、絵の具遊び、新聞ちぎりゲームなどが挙げられます。ひも通しは黙々と行う遊びですが、集中力や問題解決能力を養います。達成感も味わえるため、幼児教育の現場でよく採用される遊びです。いずれも特別なアイテムやスキルは必要なく、自宅で気軽に始められるでしょう。

運動能力を高める遊び

1歳児におすすめの運動遊びは、マット運動やボール遊びなどです。ボール遊びなら、ボールの大きさや硬さを変えて遊ぶと遊び方が変わり、1歳児の運動能力を高めるうえで役立つでしょう。

また、歩けるようになったら、ゆっくりとした追いかけっこもおすすめです。全身運動で筋肉を鍛え、身体のバランス感覚を養っていきます。

 

つかまり立ちや伝い歩きが始まる1歳頃は、好奇心旺盛で、動きたくて仕方がない時期です。それゆえ、多様な遊びで運動機能の発育を促すことが重要といえます。

コミュニケーション能力を育む遊び

子どもの語彙力や感情表現、他者の気持ちを理解する共感性を育む遊びもよいでしょう。たとえば、「ごっこ遊び」や人形劇、じゃんけんゲーム、歌やダンス、絵本の読み聞かせなどがおすすめです。

 

「ごっこ遊び」は特におすすめです。誰かになりきることで、コミュニケーション能力や想像力、社会性を育むとともに、基本的な心の発育を促します。おままごとなど、親子で楽しめる遊びに挑戦してみてください。

 

1歳児の遊びに関わる注意点とは?

ここでは、1歳児の遊びにおいて知っておきたい注意点を解説します。

親が見守って遊びをサポート

1歳児は行動範囲が広がり、とにかく目が離せない時期です。転んで泣いたり、段差に落ちたりすることも少なくありません。常に親が見守り、遊びをサポートすることが大切です。

誤飲リスクの低いおもちゃを選ぶ

1歳半頃までは、気になったものを口に入れる可能性があります。誤飲を避けるため、おもちゃのサイズに注意しましょう。一般的には、直径4cm以下のおもちゃは誤飲リスクがあるため、与えないようにしてください。

室内の安全対策を徹底する

家具の角や壁にぶつかり防止クッションを取りつけるなど、室内に安全対策を施します。階段に転倒防止ネット、玄関付近にはベビーゲートを設置するのもおすすめです。子どもが安全に遊び、暮らせる環境を整えましょう。

 

1歳児におすすめの知育玩具はレンタルがおすすめ?

お子様がつかまり立ちを始めたり、最初の一歩を踏み出したりすると、その成長に驚きや喜びを感じるでしょう。成長が目覚ましい時期だからこそ、おもちゃも頻繁に買い替えがちです。

 

しかし、新品のおもちゃは高価なものが多く、家計への負担は無視できません。そこでおすすめしたいのが、1歳児向けの知育玩具をたくさん借りられるサブスクサービス、「ChaChaCha」です。

 

「ChaChaCha」は、1歳児の成長・発達を促す知育玩具を借りられるおもちゃのサブスクです。2ヶ月に一度、厳選された知育玩具が5〜6点届きます。総額15,000円以上のブランドおもちゃをリーズナブルな価格でレンタルできるのが魅力です。

 

「ChaChaCha」では、現役保育士や幼児教育のプロがおもちゃを選定します。利用時にご記入いただくヒアリングシートを元に適切なおもちゃを選ぶため、お子様一人ひとりの成長段階を考慮したおもちゃが届く仕組みです。

 

お子様が気に入ったおもちゃは、特別価格で買取もできます。本当に必要なおもちゃのみ手元に置くことができ、必要以上にスペースを取りません。なお、お子様に思いいきり楽しんでもらうため、玩具の破損については原則、弁償不要です。おもちゃに関する時間・お金を節約するなら、理想的なサービスといえるでしょう。

 

まとめ

今回は1歳児の成長・発達について、さまざまな視点から解説しました。おもちゃのサブスク「ChaChaCha」なども上手に活用し、お子様の成長をサポートしてあげてください。気になる方は、公式サイトより料金プランおよびサービス内容をご確認の上、お申し込みください。

この記事の監修者

五十嵐 麻弥子

フリーライター/上級心理カウンセラー/不登校支援カウンセラー。
出版社勤務を経てフリー編集ライターに。子育て・教育・医療・健康を中心に、さまざまな媒体で執筆多数。

【資格】 上級心理カウンセラー,不登校支援カウンセラー,中学・高校社会教員免許 【公式HP】 https://thefutoukoulife.jimdofree.com/ 【メディア・著書】 https://ameblo.jp/futoukoulife/

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