
3歳向けパズルは何ピース?種類・難易度別目安と知育におすすめのパズルを紹介
好奇心旺盛で、毎日色んな事を経験して成長著しいのが3歳の時期です。多くの刺激を素直に受け取る時期だからこそ、子供に良い刺激を与えたいですよね。子どもの遊びのなかでも特にパズルは「知育に良い」とよくいわれているので、取り入れたいと思っている方も多いでしょう。
しかし実際にパズルを選ぶとなると、何ピースくらいがちょうどよいのかわからなかったり、どんなパズルが自分の子にあってるのかわからないものです。
この記事では3歳の子にあったパズルのピース数やパズルの選び方について詳しく解説していきます。子どもにぴったりのパズルが見つかれば、長く良く遊び、子どもの能力もどんどん伸びていくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
3歳の子には何ピースのパズルが良いのか?
対象年齢などありますが、基本的には「3歳頃で10~100ピースが目安」といわれています。
ただし、3歳までの間に型はめパズルなどをやったことがあるかどうか?といった経験値によってもだいぶ変わってきます。
パズルの経験値をあわせて考えてみると、ピースの目安は以下のようになります。
パズルの経験 | ピースの目安 |
---|---|
初めてパズルで遊ぶ | 20ピース以下 |
パズルで遊んだことある | 30~60ピース |
パズルが得意・好きな子 | 60~100ピース |
また子どもの好きな絵柄かどうかによってもピース数が変わってきます。
好きなキャラクターだったり、車や電車、動物だったりすると、ピース数の多いパズルでも一生懸命取り組んで完成させてしまうので、親の方がビックリしてしまうなんてこともありますね。
50ピースできたらすごい!200ピースできるお子様は天才級!
3歳頃のピース数の目安は10~100ピースと書きましたが、幅広過ぎると思いますよね。もう少し細かく見ていくと子どもによって向き不向きがありますが、まず20ピースができたら器用な子です。最初の壁が20~50ピースなので、50ピースできたらすごいです!
パズルが好きな子、得意な子はさらに80ピース、100ピースとレベルアップしていきます。100ピースまで出来たら上級者!200ピースができるお子様は天才級といえます!!
100ピースできたら東大に入れる!?
20年以上前の話ですが、「3歳までに100ピース以上のジグソーパズルができたら東大に行ける」と公文式の教室でいわれていたそうです。
4人のお子さんを東大に入学させたことで有名な佐藤亮子さんの息子さんも、3歳までに100ピースを達成しています。実際に成功されている人がいると、今は言われなくなった話ですがあながち間違った話でもないかもしれません。
パズルが得意な子は、100ピースを目指してみてはいかがでしょうか?
また、佐藤さんは『3歳までに絶対やるべき幼児教育:頭のいい子に育てる』など本を多数執筆されているので、気になったかたは読んでみるのもおすすめです。
パズルのピース数を選ぶときのポイント
では実際に「どのように子供に合ったピース数を選んでいけば良いのか」3つのポイントを見ていきましょう。
ポイント①パズルの種類と難易度
まずはパズルの種類と難易度の組み合わせをチェックしましょう。ピース数だけでなく、パズルの種類によっても難易度が変わってきます。
例えば、型はめパズルは、ひとつのブロックに対して、ひとつの形にはめこむパズルなのでピース数も少なく、比較的簡単にできますが、一方でジグソーパズルやボードがついている板パズルになると形も複雑になり、ピース数も多いので難易度が高くなります。
ただ、ピース数が少ないから簡単というわけでもありません。
タングラムという、異なる形と大きさのピースを10個くらい使って色々な形を作るパズルがありますが、こちらは思考力が求められます。ガイドボードにあわせて、魚やペンギン、ロケットなどさまざまな形を作っていきます。ピース数は少ないですが、作り出せる形は20個以上あり、柔軟な発想が求められるので、ジグソーパズルとはまた違った難しさがあります。
簡単 | 型はめパズル |
---|---|
普通 | ジグソーパズル、板パズル |
難しい | タングラム、ピース数の多いジグソーパズル |
ポイント②子どものやる気・興味
次に子どもがパズルを好きかどうか、子どもが興味を持っている絵柄かどうか、ということもピース数に大きく影響してきますので、しっかり押さえておきましょう。
実際にあった例を見てみましょう。


このように子どもの好きな絵柄では初めて遊ぶパズルであっても、60ピース以上でも楽しく遊べることがわかります。子どもの興味・関心があるものへの吸収は目を見張るものがありますね。子供が好きな絵柄であれば、60〜100ピースくらいを選んでも良いでしょう。
好きに勝るものはないので、子供が好きな絵柄のパズルは積極的に取り入れましょう。親が「飽きないのかな?」と心配になるほど遊んでくれるはずですよ。
ポイント③色や絵のタッチ
色と絵のタッチによっても難易度が変わるのでチェックしておきましょう。色の境目がハッキリしているものやイラストなどの図柄の方が簡単です。反対に写真のような微妙な色使いやリアルな図柄は難しいので、選ぶときに気にしてみてください。
子どもが自分から意欲的に取り組める方が、モチベーションも持続し、集中力や思考力といった能力を効果的に伸ばせます。好きな絵柄を選んであげると同時に、子どもがやりやすい色や絵のタッチを選んでいきましょう。
以上の3つのポイントを押さえつつ、1番大事なことは「子どもが楽しんで遊べるパズル」を選んであげることです。親御さんがいくつか候補を絞ってあげて、お子さんに選んでもらっても良いですね。
パズルのメリット
「パズルは知育に良い」と言われますが、子どもの成長にどんなメリットがあるのでしょうか?ここでは一旦、3歳がパズルで遊ぶことによって期待できるメリットを把握しておきましょう。
主にパズルで期待できるメリットは5つあります。
①考える力がつく
②想像力と空間認識能力がつく
③集中力と記憶力が身につく
④自己肯定感が高まる
⑤手先が器用になる
パズルのメリット①考える力がつく
パズルはピースをよく見て、「ここぞ!」という場所に置かないと完成しません。そのためピースをよく観察するようになります。「ここに当てはまるかもしれない」と常に仮説を立てて、試行錯誤しながら完成させるというプロセスを踏むので頭を使って遊んでいきます。
またパズルの組み立て方は、外側の枠から埋めていく方法や絵柄のわかりやすいところから埋めていく方法、先にピースを色ごとに分けておく方法など様々あります。パズルで遊びつつ、無意識に「どんな方法がやりやすいか?」といったことも多角的に考えていくことになるので、パズルで遊びながら自然と考える力が身についていきますよ。
パズルのメリット②想像力と空間認識能力がつく
パズルは絵柄や形をヒントにしながら正しくピースを組み合わせていきます。繰り返し遊んでいくことで完成形を想像するようになり、「このピースはどの向きで入れると良いのか?」「どのピースとどのピースがぴったり合わさるのか?」と考えてピースを探すようになっていきます。目の前にない「何か」をイメージしていくので、想像力と空間認識能力が身についてきます。
特に立体型のパズルであれば、見えない部分はどういう形をしているのかを深く考えなければならないので、より空間認識能力が鍛えられるでしょう。
パズルのメリット③集中力と記憶力が身につく
パズルは他のおもちゃ以上に長時間かけて遊ぶことのできるおもちゃです。子どもは「パズルを完成させる」というひとつの作業に没頭します。このひとつの作業に取り組み続けられる集中力を幼児期から身につけられるのは大きなメリットです。
集中力は記憶力とも密接に関係しているので、集中力が向上することで自然と記憶力を向上させることにも繋がっていくでしょう。
パズルのメリット④自己肯定感が高まる
パズルは試行錯誤しながら完成させます。出来たときは達成感と満足感を得ると同時に、「やればできる」という感覚を覚えることができるので大きな自信に繋がります。
パズルは何度も繰り返し遊べるので、繰り返しこの感覚を味わえるのも大きなメリットです。
自信の積み重ねは子どもの自己肯定感を育み、より難易度の高いモノに挑戦しようというチャレンジ精神に繋がっていきます。
パズルのメリット⑤手先が器用になる
繰り返し遊ぶことで手先が器用になっていくことが期待できます。いろいろな形のピースを掴み、はめこみ、並べ、向きを合わせたりとたくさんの指先を使う要素が詰まっています。徐々に小さなピースにすることで指先のトレーニングを強化することもできます。
「指は第2の脳」ともいわれるので、たくさん動かすと脳が活性化されるので、「脳と指先」ふたつのトレーニングにもなってい一石二鳥ですね。
以上、パズルの5つのメリットを紹介しました。
色々なパズルがあり、種類によっても伸ばせる能力が変わってくるので、子どものどの能力を伸ばしたいかによってパズルを選んでいっても良いですね。
3歳向けのおすすめパズル
3歳向けのおすすめパズルを難易度別でご紹介していきます。
初級編①キューブパズル
四角い立方体の各6面に異なる絵柄がプリントされたキューブ型のパズルです。くるくるブロックを回転させながら絵柄を合わせていくので、空間認識能力と創造力、またどの面にどの絵柄があるか覚えていく必要があるので、集中力と記憶力が鍛えられます。コロコロ転がすだけでも絵柄が変わるので、子どもも楽しみやすいので人気な商品です。
3歳向けのキューブパズルは9ピースと数も少なく、難易度も低いので初めてのパズルにおすすめです。初めてパズルをやる子やパズルが苦手な子でも遊びやすいパズルです。
アポロ社のキューブパズルは6面の絵柄それぞれで異なる難易度が設定されています。

4歳と2歳の子が楽しそうに遊んでいます。
大きなブロックなのでピースを失くすこともなく、片付けも専用トレイにセットして箱に仕舞うだけなので、自分たちでやっていますよ。

枠に全部入れてできたよーと言わんばかりにキッチンまで持ってきてます。自分でおもちゃ棚に片付けたりするのも楽しそうで、買ってよかったな~と思いました。
初級編②色分けパズルやさいくだもの
ピースに描かれた野菜と果物を色分けをして、ベースのボードにはめこんでいくタイプのパズルです。ピースの形は全て同じ正方形なので、初めての子でもやりやすいパズルです。
ピースにはカラフルな色で日常で見たことのある野菜と果物の絵が描かれているので、子どもも興味を持ちやすく、集中して取り組みやすいです。
中級編①ジグソーパズル
KUMONのジグソーパズルシリーズ
スタンダードなジグソーパズルは、KUMONが手がけるジグソーパズルシリーズがおすすめです。STEP0~7まで難易度が設定されていて、3歳向けのSTEP3では24ピース、35ピース、48ピースの3セットが入っています。
ジグソーパズルではパズルの5つのメリットの考える力、想像力・空間認識能力、集中力・記憶力、自己肯定感が高まる、手先が器用になる、といった全ての要素が含まれて伸ばしていくことが期待できます。
※ChaChaChaでは採用しておりません。
アンパンマンのジグソーパズルシリーズ
アンパンマンが大好きなお子様におすすめなのが、アンパンマンのジグソーパズルシリーズです。こちらも自宅やプレゼントとしても人気のパズルです。ピース数も簡単なものから、30ピース、55ピース、65ピース、80ピースと豊富に用意されています。お子様の成長に合わせて、絵柄やピース数を選んであげてくださいね。


※ChaChaChaでは採用しておりません。
中級編②2層パズルフィッシング
1枚のボードではなく、ピースが2層になっているフィッシングパズル。
合計16種類の海の生き物を、さおを使って釣り上げて遊び、釣った後はパズルとして遊べます。普通のパズルとは少し違って、釣り遊びも楽しめるゲーム要素もあるのが面白いですね。さおが2本付いているので親子・兄妹・友達と遊んだり、遊びながら「海の生き物紹介シート」 で生き物について学ぶことができます。
上級編①NEWたんぐらむ
想像力、発想力、考える力を伸ばしたいと考える方は、タングラムがおすすめです。ピースは7種類と少ないですが、ガイドボードが20枚入っているので飽きずに遊ぶことができます。少ないアイテムの中でさまざまな形を作り出すので、遊びながら頭をよく使い、柔軟な発想が身についてきます。
上級編②くもんの日本地図パズル
「パズルが好き!」「難しいパズルもやってみたい」というお子さんには、くもんの日本地図パズルがおすすめです。都道府県の形がに切取られたピースを正しい場所にはめていきます。基本ピースは8つの地域ごとに色分けされていて、色と形をヒントに日本地図を作っていくの、遊んでいるうちに都道府県を覚えていけるのが特徴です。
ただし対象年齢が5歳以上なので無理に挑戦せず、成長に合ったパズルを選んでみてくださいね。
3歳の子とパズルで遊ぶ時のポイント
様々なメリットが期待できる3歳のパズルですが、遊び方によっては苦手意識をもってしまうことがあります。いくつかの注意点を押さえておけば大丈夫なので安心してください。
子供に寄り添って、見守る
忙しくて時間が取れない方が多いかもしれませんが、パズルで遊ばせるときはできるだけ親子一緒に取り組むようにしましょう。最初のうちからひとりで遊ばせてしまうと、上手くいかない苛立ちからやる気をなくしてしまったり、苦手意識をもって遊ばなくなってしまうといったことがあります。
子どもがコツをつかむまでは、行き詰まったところをサポートするために一緒にいてあげましょう。
徐々にコツをつかんでできるようになってくるので、そうなったら今度はママとパパは手を出さないことが大事です。子どもが自力でパズルを完成させ、成功していくのを静かに見守ってあげましょう。
パズルの遊び方のコツを見せる
子どもがパズルに慣れるまでは、ピースの探し方や合わせ方などのコツを見せてあげましょう。
子どもは耳からの情報より目からの情報の方が理解しやすいので、「手本を見せる」ことが一番わかりやすい方法です。ママとパパの遊び方をマネして、自分でやってみてを繰り返すことで、パズルの構造がわかるようになり、よりパズルを楽しめるようになります。
無理強いはしない
「知育に良い」と聞くものは、おもちゃであっても宿題やドリルの様に「ちゃんとやらせなくちゃ」と思ってやらせてしまうこともあるでしょう。しかし、まずは子どもにパズルを楽しんでもらえなければ知育に良いどころか、返って逆効果になってしまうことがあります。
子どもに押し付けるのではなく、そっと背中を押すように促してあげるくらいに留めるようにしましょう。
3歳の子のパズルはレンタルから始めるのがおすすめ
子どもがどのくらいのパズルができるのかわからない。どの種類のパズルにハマるのかわからない。そんな悩みがある方はおもちゃのサブスクがおすすめです!
おもちゃのサブスクであれば、キューブパズルやタングラムなどいろんな種類のパズルが用意されているので、気になったパズルをお試しできます。いくつか試していくなかでお子さんに合ったパズルが見つかりますよ。
パズルのほかにも、おままごとセットやブロックなど多種多様なおもちゃが、購入するよりもリーズナブルに借りることができます。お子さんが遊ばなくなっても、返却できるので、自宅におもちゃが溜まってしまう心配もありません。
おもちゃのChaChaChaでは、初月1円から始められるとてもお得なサブスクで、豊富なラインナップが載ったカタログから借りたい商品を選ぶことができます。月額3,910円と、おもちゃ1つ買う値段で6〜7点(総額15,000〜20,000円相当)を2ヶ月に1回交換が可能となっております。
パーツの紛失や破損などでも弁償代はかからないので、安心してご利用いただけます。また気に入った商品があれば、お得な会員価格で商品を買い取ることもできますよ。
この機会におもちゃのサブスクも是非検討してみてくださいね。
Cha Cha Cha(チャチャチャ)は、
お子様の成長に合わせておもちゃプランニングをし、定期的にお届けする定額制サービスです。
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