
赤ちゃんが海デビューしていいのはいつから?水遊びの注意点と便利グッズ
「夏といえば海!」という方も多いのではないでしょうか?沖縄のきれいな海や人気の海水浴場で家族みんなで遊ぶ、というのはとっても楽しそうですよね。
でも赤ちゃんは海に連れて行っていいの?いつから海に入っていいの?といろいろと疑問に思うことや迷うことも多いと思います。
今回は赤ちゃんの海遊びの注意点・対策について解説していきます。また便利なグッズ・アイテムについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
赤ちゃんを海に連れていけるのは何ヵ月から?
赤ちゃんと海に行くのは、赤ちゃんがおすわりできるようになる6〜9ヵ月を過ぎてからが良いとされています。6~9ヵ月ころはまだ海には入らず、砂浜やビーチでの砂遊びを楽しみましょう。
海ならではの潮の香りや波の音、さらさらとした砂を触ったり、貝殻や砂浜にいる生き物を見つけたりなど、五感を使った夏ならではの体験ができます。
海に遊びに行くのではなく、家の近くに海があってお散歩で行ったり、ドライブをしていて海に立ち寄った程度であれば、生後2ヵ月以降からでも短時間であれば大丈夫です。
海の音は、赤ちゃんが胎内にいたころを思い出して安心するという効果もあります。
海に入って遊ぶのは1歳半以降にしよう
海水は赤ちゃんの肌にとって刺激が強いものです。加えて1歳前までの赤ちゃんはまだ体温調節がうまくできないので、海に入れて遊ぶのは1歳半以降にしましょう。
子どもは身体が小さいので、冷たい海に入ると大人よりも早く体温が下がってしまいます。気温と水温にも注意して、気温28度以上、水温26~30度くらいがベストな状態です。寒がっていたり、海から出たあとはすぐにバスタオルで拭いて温めてあげましょう。
月齢と海で遊ぶ時間の目安
海水に足をつけるなどは7ヵ月を過ぎてから、海に入って少し遊ぶのは1歳半を過ぎてからです。
また、1回の水遊びは5分程度にしましょう。1歳半を過ぎたころから5~10分くらい遊ばせて大丈夫です。
体温調節機能もだいたい3歳ころまでに完成するといわれているので、それ以降の年齢であれば30分、1時間と遊ばせられるようになっていきます。
ただし、海は体力を消耗しやすいので、15分に1回のペースでこまめに休憩をとることを忘れないようにしましょう。
おすわり時期 | 1歳 | 1歳半 | 2歳以降~ | |
砂浜あそび | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
足だけ海につかる |
△ (7ヵ月以降~) |
〇 | 〇 | 〇 |
海水浴 | × | △ | 〇 | 〇 |
水につかっている時間 | 目安5分 | 目安5分 | 目安5~10分 | 15分に1回は休憩 |
「赤ちゃんと海で遊びたい」「夏の海に連れてってあげたい」という方は、
①おすわりできるようになった時期
②1歳を過ぎてから
③1歳半を過ぎてから
この3つの目安を参考に、赤ちゃんの海デビューを考えてみてくださいね。
参考:子供の体温について|楓みみはなのどクリニック|一宮市の耳鼻咽喉科 (kaede3387.jp)
冷たい海水によって免疫力が高まり、体が丈夫になる
冷たい海水に出たり、入ったりすることで、赤ちゃんの身体を強くする効果があるといわれています。これは、冷たい水によって免疫システムが刺激されることで、身体の抵抗力や病気への免疫力が高まるのです。また水中で過ごすことで体温調節機能も高まります。
地域によっては、「赤ちゃんを潮風にあててあげると健康になる」「赤ちゃんを海に入れると、風邪をひきにくくなる」といわれていて、昔から良い影響があると知られていますね。
みんなの海デビューはいつから?





赤ちゃんと海に行くときの注意点
海のレジャーは楽しい反面、危険なことも多くあります。初めて海に行く赤ちゃんにとっては刺激の強い環境でもあります。大人以上にしっかりと対策して、危ないことのないように、気をつけるポイントをチェックしておきましょう。
紫外線対策をしっかりしよう
海辺は日差しが強く、砂浜は紫外線を強く反射するので、通常のレジャー以上に紫外線対策が必要です。赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄くて、紫外線のダメージを受けやすいのでしっかりと赤ちゃん用の日焼け止めを塗ってあげましょう。
海水浴では一般的にSPF30~50以上、PA++~++++を目安にして、耐水性(ウォータープルーフ)のあるもの選ぶと最適です。
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・日陰の中で遊ばせる
・午前10時~午後2時の時間帯を避けて、海に行く
・UVカットの効果があるラッシュガードや帽子をつける
・サングラスをかける
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日傘やパラソル、テントなどで日陰を作ってあげて、そのなかでラッシュガードや帽子を身につけて遊ばせてあげましょう。
夏の紫外線量は午前10時~午後2時の時間帯で、1日の70%を占めています。紫外線量の多いこの時間帯を避けるのも効果的です。
また紫外線は目からも入ってきて、目も日焼けするといわれています。赤ちゃん用のサングラスなどで保護してあげるとさらに良いです。
紫外線対策はとっても大事なのですが、一方で紫外線を浴びることも大切なことです。
紫外線は骨を強くするビタミンDの生成に欠かせないものです。ビタミンD欠乏症にならないために、食事に気をつけることと紫外線にあたることも必要です。
上記の対策をしっかり行ったら、あまり過度に心配せず、適度な日差しであれば浴びても大丈夫と思っておきましょう。
熱中症対策も万全に
涼しいイメージのある海水浴やプールでも、実は熱中症が起こりやすい場所なんです。
水の中にいると気が付きにくいのですが、泳ぐことは全身運動なので汗を大量にかいています。汗をかいていると気づかずに水分補給や休憩をとらなかったら熱中症になってしまった、というケースもあるようです。
赤ちゃんも汗をたくさんかくので、熱中症と脱水症状が起こりやすいので注意が必要です。
しっかりと母乳やミルクを飲ませて、水分補給をさせてあげましょう。
熱中症対策では、砂浜で遊ぶ際は、日傘やテント、UVカットの帽子を活用して日陰を作ってあげることが効果的です。
出典:環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)
海水を飲まないように気をつける
海水にはバクテリアやプランクトンといった目に見えない小さな生物が生息しています。まだ免疫力が弱い赤ちゃんの体にこのような微生物が入ると感染症や胃腸炎を起こしてしまう場合があります。
できるだけ海水を飲まないように注意しておきましょう。
もしその後、具合が悪くなってしまったらすぐに病院にかかれるように母子手帳や保険証を持って、準備しておくと安心です。
また海水や潮風は赤ちゃんの肌にとっても刺激が強いものです。海水から出たら、真水でしっかりと洗い流してよく洗ってあげます。
子どもの体調に気をつける
海で遊ぶ前に、子どもの体調で気になるところがないかチェックしておきます。
食欲やミルクの飲み具合、睡眠時間や長距離移動で疲れていないかどうかなど、ママ・パパからみて「いつもとなんか違うな」「様子が変だな」と思ったときはやめるようにしましょう。
夏の海水浴場は道路がとても混んでいたり、暑さが辛かったりと赤ちゃんはついていくだけでも大変です。楽しく遊ぶためにも、無理をさせないように気をつけましょう。
赤ちゃんのオムツなど、マナーを守る
海やプールでは、まだオムツが取れていない赤ちゃんは「水遊びパンツ」を履かせるのがマナーです。水にぬれても膨らまず、うんちをしてしまっても防いでくれます。
ただオムツが汚れている状態は衛生的ではないので、気がついたらすぐに取り替えてから海に入るようにします。
また、海水浴場によっては禁止事項や子供が入ってはいけないエリアがあったり、水遊びパンツについてルールが設けられていたりするので、念のため行く前にホームページなどで確認しておきましょう。

子どもから絶対に目を離さない
海のレジャーで1番大事なことは子どもから絶対に目を離さないことです。
海、川、プールなどの水のレジャーは残念ながら水の事故が毎年あります。水がある場所では、わずか数センチの高さでも溺れる危険があります。子どもから離れない、目を離さないことを徹底しましょう。
また、おすわりのころの赤ちゃんだと、手に取ったものを何でも口に入れてしまう時期でもあります。砂浜で遊んでいて、貝殻や小石、ガラスなど口に入らないように注意が必要です。
海デビューにあると便利なアイテム
赤ちゃんが楽しめるように、初めて海に行くときにあると便利なアイテムをまとめました。
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- ・子ども用のビニールプール
- ・スイムベスト、シュノーケリングベスト
- ・砂遊びグッズ
- ・足入れ浮き輪
- ・マリンシューズ、ウォーターシューズ
- ・水遊びパンツ
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赤ちゃんの海での服装
海では赤ちゃんにどんな格好をさせたら良いか迷いますよね。
紫外線対策、熱中症対策、足の保護などを考えると、次のような服装がベストです。
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- ・フラップ付き帽子
- ・赤ちゃん用サングラス
- ・水着
- ・(海に入るなら)スイムベスト、シュノーケリングベスト
- ・ラッシュガード
- ・水遊びパンツ
- ・マリンシューズ、ウォーターシューズ
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海は特に日差しが強いので、帽子やラッシュガード、日焼け止めをしっかりやっている方が多いです。テントやマリンシューズもあるととっても便利なアイテムです。
ほかにも、「足をつけさせるだけ」「ほんのちょっとだけ海で遊ばせたい」というくらいであれば、水遊び用のパンツだけ履かせて、水着は用意しなかったというママ・パパの声もありました。
紫外線・熱中症対策グッズ
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- ・テント
- ・ラッシュガード
- ・フラップ付きの帽子
- ・赤ちゃん用サングラス
- ・日焼け止め
- ・保冷剤
- ・厚手のレジャーシート
- ・赤ちゃんの飲み物、哺乳瓶、ストローマグなど
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ただし、「これだけ対策グッズを持っていっても夏の砂浜は暑すぎる」という声も多いです。
基本的には、午前10時~午後15時の暑い時間帯をさけることと、遊ぶ時間も5分~10分の短時間だけにすることを心がけましょう。


その他、あると安心なもの
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- ・絆創膏、ガーゼ
- ・母子手帳、健康保険証
- ・ペットボトルに水を入れておく
- ・タオル類
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いざという時の絆創膏やガーゼ、万が一病院に行くことがあるかもしれないので母子手帳、健康保険証も持っておくと安心です。
ペットボトルに水を入れて持っていくと、砂を落としたり、潮を落とすなど何かと便利に使えます。
あとはいつもお出かけの時に持っている、オムツやミルクなどの「おでかけグッズ」はそのまま持っていきましょう!
水遊びはメリットがたくさん
1歳ころになると、子どもは水に興味を持つようになります。お風呂場や水たまりを見つけては、手でパシャパシャ叩いて喜んでますよね。
水は形を持たないので手のひらを流れていったり、叩くとしぶきが飛んだり、いろんな動きをして不思議な存在です。子どもは五感をフルに使って、水を感じて認識しようとしています。この五感を使った感触遊び・感覚遊びに水遊びはとっても適しています。
五感をフルに使って遊ぶことは、想像力や思考力を育みます。体のいろんな感覚を育てて、経験を増やしていくことにつながります。
赤ちゃんの場合、はじめての水遊びが「海」というのは少しハードルが高いので、まずはお家でビニールプールやお風呂場で水遊びをしておくことがおすすめです。水に慣れて、水で遊ぶことって楽しいことなんだ、と知ることが海へ入る準備としてとても大切な過程になります。
水遊びのおもちゃもレンタルしよう!
水遊びのおもちゃをまだ持っていないという方は、レンタルしてみるのはいかがでしょうか?
おもちゃのサブスクchachachaではお風呂場で使う、水遊びのおもちゃもレンタルすることができます。水遊びのおもちゃをレンタルできるのはchachachaだけです。
おもちゃを使って水遊びが楽しくなったら、海デビューも楽しくなること間違いなしです!ぜひ、この機会にはじめてみてはいかがでしょうか?
chachachaで扱っている水遊びのおもちゃ
①ディンプルスプラッシュ
水遊びが楽しくなるドーナツ型やヒトデ型のおもちゃに水を入れたりこぼしたりして遊べます。硬めの触感の丸いシリコン部分を押すとポコン!お風呂の中で楽しく指先を鍛えることができます。
②ポッチャマの水車
可愛いポッチャマの水遊びおもちゃ。上から水を入れると、水の勢いによって水車がゆっくり動いたり、早くなったり、想像力と発見力を引き出してくれる楽しいお風呂のあそび道具です。
水遊びのおもちゃ以外にも、多種多様な知育玩具を扱っていているので、気になった方はchachachaのホームページをチェックしてみてください。
保育のプロがお子様の成長・発達に合わせたおもちゃをプランニングしてお届けしているので、お子様が喜ぶおもちゃを最適なタイミングでかりることができますよ。
まとめ
海は楽しいこともありますが、危険なことも多いです。また昨今の夏の暑さは「猛暑」「酷暑」と呼ばれるほどの暑さがあり、大人でも注意が必要です。
赤ちゃんや子供の場合は、さらに対策と予防をしっかりしていくことが必要です。基本は朝10時前か15時以降に行くことや、遊ぶ時間も5~10分程度で切り上げることを心がけましょう。
心配事や準備が多いビーチデビューですが、赤ちゃんの心や体の発達のためには良いこともたくさんあります!しっかり準備して、赤ちゃんとの海を楽しみましょう!

saoco
2022年に出産。子育てをしながら、Cha Cha Chaのライターとして活動中です。
日々の子育てで感じる、不安や疑問を解消できる記事作りを心がけています。
皆様の育児をサポートできるよう、役立つ情報をお届けします。
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