
ベビースイミングは意味ない?体験談からメリット・デメリットを徹底解説!
赤ちゃんの習い事としてベビースイミングが気になっている方は多いと思います。近年人気の高まっている習い事ですが、一方でベビースイミングは意味なかった、効果がなかったという声も聞いて悩んでいませんか?
ベビースイミングは、赤ちゃんの運動能力や成長を促し、親子でコミュニケーションをとることを目的としていますが、効果を実感するにはいくつかのポイントを押さえる必要があります。
この記事では、ベビースイミングのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
さらにベビースイミングを「意味がない」と感じてしまう理由や先輩ママ・パパの体験談なども紹介していきますので、「ベビースイミングって本当に意味ないの?」「赤ちゃんの発達に良いの?悪いの?」といった疑問をもっているママ・パパは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
ベビースイミングは意味がない?なぜそういわれるの?
ベビースイミングは近年、効果が高い習い事として人気がある一方で、「ベビースイミングやったけど、意味がなかった」といわれることがあります。その理由は何でしょうか?
泳げるようにならないから
ひとつめに、ママ・パパが「泳げるようになって欲しい」と思って始めてしまうとそんなに効果が望めなかった、ということがあります。
ベビースイミングの目的と効果は、親子でスキンシップを取りながら、赤ちゃんに良い刺激を与えて、運動機能をあげて身体を丈夫にしていくことにあります。
ベビースイミングではまだ泳ぎまでは教えません。また早く習い始めたからといって、泳ぎが早く身につくということもないのが要因です。
小学生のママ
なかなか水に慣れないから
2つめに、ベビースイミングに通っているのに赤ちゃんが水に慣れていく様子が見られない、ということがあります。
早いうちから水に慣れさせておくと、水を怖がらなくなる、水への恐怖心がなく、抵抗なく水遊びや水泳ができるようになると聞いていたママ・パパにとっては「聞いてた話と違う」となってしまいますよね。
赤ちゃんがなかなか水に慣れない理由としては、
- ・スクールの環境が苦手
- ・音楽やレッスンがなれない
- ・水に対して恐怖心が強い
といったことが挙げられます。
あまりにも泣きがひどかったり、水を怖がる場合は改善が難しいので、赤ちゃんの成長を待ってみたほうが良いでしょう。
自宅のお風呂でバタ足をしたり、少しもぐったりなど、ベビースイミングで習ったことをやってみたり、ビニールプールで遊んだりして様子を見ていきます。子供が成長して大丈夫そうになった時に、またベビースイミングにチャレンジしてみると意外にも水を怖がらずスムーズに泳げるようになった、ということもあるようです。
小学生のママ
小学生のママ
ベビースイミングのデメリットと危険性
- ①感染症をもらってしまう可能性がある
- ②衛生面が気になる
- ③水中毒のリスクがある
- ④生活リズムとレッスンを合わせるのが大変
⑤ママとパパの時間と手間がかかる
ベビースイミングで危険なことがあるなら知っておきたいですよね。デメリットと危険性としては上記の5つがあります。
特にママ・パパにとってハードルが高いと感じるのは、5番目の時間と手間がかかるところのようです。
感染症をもらってしまう可能性がある
いろんな人と一緒にプールに入るため、感染症にかかるリスクはどうしてもあります。結膜炎やプール熱、溶連菌、はやり目、水いぼといったものはプールでかかりやすい感染症です。
スクール側も対策をしっかりしており、プールの塩素濃度やビート版などの清掃、消毒をしっかりやってくれているところも多く、一昔前と比べると病気にかかる人数も減ってきています。
スクールごとに対策は違うので、気になる方はスクールのホームページなどでチェックしてみてくださいね。
また個々人の対策でも感染症は防ぐことができます。
ベビースイミングの後はしっかりシャワーで流してあげる、体を温めてあげる、具合が悪いときは休ませてあげる、といった対策をとってあげましょう。
赤ちゃんに病気はつきものです。病気にかかっても軽症ですんで、すぐに治るためには身体の丈夫さが必要です。そのトレーニングとしてベビースイミングは最適です。
衛生面が気になる
3歳のママ
5歳のママ
オムツのままプールに入るので衛生面が不安、心配という声も多くありました。水あそびパンツを履かせていれば大丈夫、と頭ではわかっていても赤ちゃんのオムツの心配を常にしていては、せっかくのベビースイミングも楽しめなくなってしまいますよね。
水中毒のリスクがある
水中毒というのは、水を大量に飲んでしまったことにより血中のナトリウム濃度が下がってバランスが崩れることで起こります。頭痛や吐き気、発熱などの症状が出てきます。
めったに起こることではないといいますが、小さい子だと水を飲む量を調整できないので注意が必要です。
少し水を飲んでしまった程度であれば、問題ないのであまり心配しすぎなくて大丈夫です。ただ、レッスン中は赤ちゃんから目を離さないように、常に気をつけておく必要があります。
生活リズムとレッスンを合わせるのが大変
1歳のママ
2歳のママ
ベビースイミングに通う6ヵ月以降のころになると、生活リズムも整っているのでレッスン時間と合わないということが起こってしまうようです。ベビースイミングは他の習い事以上に、準備と片付けに時間がかかってしまうのもその要因ひとつです。
ほかにも、ちょうど眠い時にレッスンになってしまって泣き止まなくなってしまったり、プールでずっと眠ってしまったという声もありました。
ママとパパの時間と手間がかかる
デメリットのなかで1番ハードルが高いという声が多かったのが、このママ・パパの時間と手間がかかり、負担が大きいということでした。
- ・親も一緒にプールに入る
- ・水着への着替えがめんどう
- ・赤ちゃんを水着に着替えさせるのが大変
- ・レッスンが終わった後の着替えも大変
- ・タオルなど、持ち物が多め
3歳のママ
1歳のママ
リトミックやベビーマッサージなどは教室に連れて行けばすぐ始められますが、スイミングは着替えやタオルなどの準備があって大変と感じる方が多いようです。
先輩ママ・パパの体験談│ベビースイミングに通った理由、通わなかった理由
ベビースイミングに通った理由
ベビースイミング体験終わり〜✨
ぷかぷか気持ちよさそうだった!
・ベビーの発達に応じたカリキュラム
・施設が綺麗
・ベビー用プールは水温高め(34-35℃)
・採暖室があるから体が冷えない
片道1時間弱だけど入会決定〜!🏊
— 貯金するぽてと☺︎8m (@eri__800) January 28, 2024
6歳のママ
1歳のママ
4歳のママ
ベビースイミングに通わなかった理由
自分が入るのが嫌という理由でベビースイミング入会断念した私🤣 https://t.co/begqlEDHX0
— hitagi🐈⬛キラキラおうちえいご✨ (@mamemomimuu) January 5, 2024
今日初めてベビースイミングの見学ついでにプール入った!☺️
プール自体は楽しかった😆生後4ヶ月からいけるらしいけど自分&お子の着替えやシャワーが大変すぎて通うのはハードル高い🤣 pic.twitter.com/qV24MCzwt1
— なこDX☺︎1y🎀2人目妊活👶一条工務店 (@K15wT1) June 1, 2023
お風呂も水遊びも好きな息子👶🏻🌊友達の保育士にベビースイミングを勧められていろいろ見たけど、水に慣れるのがテーマみたいで30分くらいで終了。体の負担考えたら適切だけど、自分の着替えとタッチできない子供の着替えとか想像したらカオスだしやめた。十分水慣れしてるし、プールは2、3歳からかな。
— ひな︎︎︎︎☺︎7m🦖 (@hina_no_nayami) July 8, 2024
やはり着替えやシャワーが大変で、体験はいったけど入会はしなかったという人も多いようです。
親御さんの手間や準備の大変さは、人によって許容できる範囲が違うので、気になっている方は1度体験してみて、自分が出来そうかどうか確かめてみることをおススメします。
ベビースイミングのメリットと効果
- ①免疫力が高まり、丈夫な体になる
- ②ぐっすり寝てくれるようになる
- ③赤ちゃんが水に慣れるのが早い
- ④親子のスキンシップにピッタリ
- ⑤脳の発達につながる
- ⑥ママ・パパもリフレッシュできる
デメリットがある一方で、「ベビースイミングやってよかった!」という声もたくさんあります。ベビースイミングの6つのメリットについて見ていきましょう。
免疫力が高まり、丈夫な体になる
ベビースイミングでは、赤ちゃんの身体を強くする効果が期待できます。
水中では水の抵抗によって陸上よりも運動の負荷が強くなります。そのため、泳がなくても、水の中で身体を動かすだけでも良い全身運動になります。
全身運動をすることで心肺機能が高まって、血の流れが良くなります。すると血液中の白血球も活発になるので、風邪をひきにくい身体になっていくのです。
また水中で過ごすことで体温調節機能も高まっていきます。暑さ、寒さに強い体になったり、熱中症のリスクも減ると言われています。
ぐっすり寝てくれるようになる
元気の良い赤ちゃんでも、ベビースイミングをすることで体力をたくさん使って疲れて、ぐっすり眠ってくれるようになります。
たっぷりと運動することで、赤ちゃんの寝つきが良くなり、生活リズムも整ってくるメリットがあります。
- ・たくさん遊んでよく眠る
- ・寝つきが良くなって、生活リズムが整う
- ・眠りが深くなるので夜泣きやすぐ起きてしまうことが減る
こうしたことが赤ちゃんの成長にとっても良い影響を与えてくれます。
ベビースイミングで疲れたのか、帰ってきてすぐに寝た娘ちゃん( ˙꒳˙)
お尻、可愛いわぁ………(´ω`)❤← pic.twitter.com/ZpIR6XlQMV
— 志穂 (@shiho_kapi) May 28, 2021
ベビースイミングが終わった後は、寝かしつけいらずでストンと眠ってくれます。それがすごく助かっているという声が多く聞かれました。
赤ちゃんが水に慣れるのが早い
『【0~3歳】脳と体がすくすく育つ お風呂でベビースイミング』の著者である吉村さんはスイミング講師の実感として、水への抵抗はスイミングを始めるのが早ければ早いほど少ない、と感じているようです。「水が怖い」という刷り込みがない赤ちゃんの方が水慣れが早くて、泳ぐまでもスムーズといいます。
ベビースイミングでは遊びながら水に慣れるように作られているので、赤ちゃんも「水遊びは楽しいもの」と思えていきます。
小さいころから水に慣れていると、成長しても水に対して恐怖心を持たなくなるので、いざスイミングで泳ぎを習う時や学校でのプール、海でも楽しく過ごすことができるでしょう。
ただし、水に慣れる時期やスピードはお子さんそれぞれです。なかには何度も通ってるけど、怖がってしまう子もいるので、お子さんの様子を見てスピードを合わせてあげると良いでしょう。
小学生と4歳のママ
上の子は0歳から、下の子は2歳からスイミングを始め、今でも続けています。水を必要以上に怖がらないのは助かっています。幼稚園や学校で、顔を水につけられない子が意外に多くて驚きました。
参考:『【0~3歳】脳と体がすくすく育つ お風呂でベビースイミング』吉村 久枝 著
親子のスキンシップにピッタリ
ベビースイミングでは赤ちゃんをママ・パパが抱っこしてプールに入るので、自然と肌と肌が触れ合わせてスキンシップができます。水面に顔を近づけるときは、赤ちゃんと視線を合わせて行い、常に声を掛け合っていきます。
ベビースイミングは親子のスキンシップにピッタリな習い事です。運動をしながら、スキンシップもとれるので、赤ちゃんの心と身体の両方に良い影響を与えられるんです。
スキンシップをたくさんとることで赤ちゃんは、ママ・パパを信頼し、愛情、愛着を形成していきます。スキンシップにはストレス耐性を高めたり、健康な体になったりなど、たくさんの効果があることが明らかになっていて良いことばかりです。この効果はママ・パパも同様に受けられます。
また、他の親子のスキンシップの様子も見れる機会です。お家で赤ちゃんとずっと二人きりだと、何して良いかわからなくなってくることがあるかと思います。そんな時、子どもとのスキンシップの仕方や声のかけ方など、他の親子を見ると参考になることが多くありますよ。
脳の発達につながる
赤ちゃんの脳は新しい経験や情報をたくさん得ることで発達していきます。
普段経験しない水のなかでの体験は、赤ちゃんの脳の発達を後押しし、言語や行動などの面で健やかな成長を促していきます。
さらにベビースイミングは水の感触やしぶき、ちゃぷちゃぷといった音、波、水中の景色など、さまざまな刺激を受けることができるので、五感も育てていけます。
こうした体験をくりかえすことで、少しずつ新しい経験と知識を自分のものにしていくのです。
それ以外にも、バランス感覚が必要になることから、脳の空間認知能力も鍛えられます。空間認知能力は、自分の動きを客観的に捉えることができるので、いろんなスポーツにおいても大きなメリットとなるでしょう。
ちなみに、東大生が小さいころにやっていた習い事では、水泳がダントツ1位だそうです。174人中、100人以上が習っていたとか!塾より水泳の方が多いのには驚きですね。
参考:『プレジデントムック 塾 習い事選び大百科2017年完全保存版』
ママ・パパもリフレッシュできる
週に1回でもお家から出て、外で親子連れの世界に参加することは、ママ・パパの良い気分転換になります。
ベビースイミングは運動不足の解消やダイエット、ママ友・パパ友ができる、他の親子のスキンシップの様子を見て学ぶなど、得るものがたくさんあります。
赤ちゃんは可愛いけど、お家でずっとお世話だけしていると知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまう方もいます。そんな時は少し外に出て、大人と話をするだけでスッキリするものです。
0歳児にとって最も大事なことは、親子のスキンシップとママ・パパの笑顔です。
リフレッシュすることで、ママ・パパの心が安定し、赤ちゃんに笑顔で接することができるようになるのはとっても素晴らしいことです。
ベビースイミングで後悔しないために、押さえておきたいポイント
ベビースイミングの目標は水遊びが楽しくなること
ベビースイミングとは、親子で一緒にプールに入って、コミュニケーションを取りながら簡単な運動をしていくものです。
水に慣れて、水遊びが楽しくなることを目標にしています。クロールや平泳ぎなど、泳げるようになるにはもう少し成長してからと思っておきましょう。
レッスンでは基本的には、プールに入りながらおもちゃを使って遊んだり、歌を歌ったりと、少しずつ水に慣らしながら親子で楽しく遊ぶことが中心です。
プールで遊んでいるうちに、自然と水が怖くなくなり、自然と泳ぐ力をつけていけます。
ベビースイミングはメリットの多い習い事。でも、子どもとの相性がある
これまで見てきたように、ベビースイミングはたくさんのメリットがあります。ですが、お子さんに合うかどうかはやってみないとわからないところも多くあります。
早いころからスイミングに行くことで水に慣れる子がいる一方で、水に慣れない子もいます。その子による部分も大きいのでベビースイミングに通っているけど、なかなか水に慣れない嫌がっている様子だったり、ずっと泣いていてママがかわいそうと思うなら無理して通う必要はないでしょう。
また、いきなり始めると赤ちゃんに合わなかったり、不安なことが多いと思います。まずは体験を利用して、赤ちゃんが楽しんでいるかどうか、ママ・パパが楽しめるかどうかじっくり見てみましょう。
0歳の子の習い事では他にも、リトミックやベビーマッサージ、ベビーダンス、親子ヨガなどが人気があります。どれも身体をいっぱい動かせて、親子でスキンシップをとれるものばかりです。チェックしてみてくださいね。
ベビースイミングはいつから始める?
一般的には、赤ちゃんの首がすわって身体も少ししっかりしてくる生後6ヵ月ころからが良いとされています。ベビースイミングのスクールに申し込みができるようになるのも生後6ヵ月ころからが多いです。
成長・発達は赤ちゃんによってさまざまなので、その子のタイミングに合わせてあげましょう。
ベビースイミングで水で遊ぶだけではなく、「本格的に泳げるようにしたい」という場合は4~5歳が水泳を始めるベストタイミングです。
“なぜ4~5歳が水泳の開始時期にベストなのでしょうか。それは、この年齢がゴールデンエイジの始まりの年齢だからです。ゴールデンエイジとは、一生の中で最も運動神経が発達する黄金期です。”出典:『子どもに必要な能力はすべて水泳で身につく』(2022年8月,かんき出版,菅原 優)
この黄金期にいろんな遊びや運動を経験すると、神経系に多くの刺激を与えられて延びるということですね。
先輩ママ・パパからのアドバイスと体験談
4歳のママ
4歳のママ
3歳のママ
5歳のママ
小学生のママ
自宅でできるベビースイミングの遊び方
「ベビースイミングやろうか迷っている」「水が嫌いそうで体験も心配…」という方は、まずは自宅のお風呂からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
実はお風呂でもベビースイミングができるんです!
子供とのびのびお風呂で遊ぶことを大事にしながら、①水に慣れる②水に顔をつけられる③お風呂で浮けるようになる、という順番で進めていきます。
ここではおすすめの遊びを2つご紹介します。
①ブクブク遊び
鼻の下まで水につけて、水面をブクブクと吹く遊びです。
まずは大人が口をとがらせて水面につけて、ブクブクする姿を見せてあげます。ブクブクと泡が出てくるのを見せてあげてください。子どもがマネしたがったらやらせてあげましょう。
②ひざ上キック
大人の膝の上に座らせて、子どもに足をバタバタと動かしてもらいます。脚を思いっきり動かすので、脚力も鍛えられて楽しい遊びです。できれば膝を曲げないでキックできるようにサポートしてあげると、いざ水泳を始めたときに役立ちます。
他にもお風呂スイミングの方法はたくさんあります。気になった方は、参考の本を読んでみてくださいね。
参考:『【0~3歳】脳と体がすくすく育つ お風呂でベビースイミング』吉村 久枝著
まとめ
今回はベビースイミングのメリットとデメリットの両方を紹介してきました。ベビースイミングは、目的や目標をしっかり理解して、赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲で通うことが大切です。
デメリットやいくつものハードルがあると思いますが、ベビースイミングは、赤ちゃんにとっても親にとっても貴重な経験になります。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
また、自宅でも水遊びを取り入れることでその効果を高めることができます。
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まだ水遊びのおもちゃを持っていないという方はこの機会にレンタルしてみてはいかがでしょうか?
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