コラム

ブロック遊びの知育効果とは?正しい選び方やメリットをご紹介

2022/03/02

ブロック遊びの知育効果とは?正しい選び方やメリットをご紹介

子供の頃の記憶をたどると、ブロック遊びを楽しんでいた……という方も多いのではないでしょうか?何気なく触れていたブロックですが、幼児教育の分野において、優れた知育効果を持つことは意外にも知られていません。

そこで今回は、0~6歳向けのブロックセットの選び方やメリットについて、知育の観点から解説します。ブロック遊びがもたらす知育効果の詳細にも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。

ブロック遊びに知育効果はある?

ブロック遊びには集中力や想像力、「巧緻性(こうちせい)」の向上といった知育効果があるとされます。前提として、ブロックと知育効果の因果関係について「レゴジャパン株式会社」の調査結果をもとにお話します。

同社は2018年3月、「東京六大学」の出身者を対象に「レゴと知育の関連性に関する調査」を実施しました。ここでいう東京六大学とは、「東京大学」「早稲田大学」「慶応大学」「明治大学」「立教大学」「法政大学」の6校をいいます。

各校100名の出身者にアンケート調査を実施した結果、東京大学出身者(以下、東大出身者)の回答にある特徴がみられました。東大出身者の68%が「レゴブロックで遊んだ経験がある」と回答。さらに回答者の85%は、レゴブロックで遊んだ経験が「自身の能力やセンスに影響した」と答えています。

具体的には、集中力・創造力・イメージ力を伸ばせたという声が寄せられ、とりわけ集中力の向上に強く実感しています。このことから、レゴブロック、ひいてはブロック遊びにおける一定の知育効果が確認されています。

参考:東京六大学出身者 600 名に聞いた「レゴと知育の関連性に関する調査」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000032313.html

ブロック遊びがもたらす6つの知育効果

東大出身者の約7割がブロック遊びの影響を受けていたとは驚きですよね。ここでは、そんなブロック遊びが子供にもたらす6つの知育効果をご紹介します。

集中力が高まる

ブロック遊びには集中力や思考力、記憶力の向上が期待できるとされ、実際に多くの東大出身者が実感していたといいます。その理由は非常にシンプルで、「第二の脳」と呼ばれる指・手先をたくさん動かすためです。

ブロックをつまんだり、はめる・外したりする動作は大脳を活性化させます。大脳は言語能力や運動能力など、私たち人間が生きるための機能を司る場所です。そこを刺激することで、集中力や記憶力、思考力の向上が期待できます。

手先が器用になる

ブロック遊びには、手先の巧緻性を高める効果があります。巧緻性とは手先の器用さのことで、国立小学校の受験では、巧緻性を確かめる製作課題が出されることも少なくありません。将来的に子供の小学校受験を検討している場合、遊びを通じて手先のトレーニングを実践するのが効果的です。

発想力や創造性を育てる

発想力や創造性を育む上で、ブロック遊びは非常に有効です。自由にピースを組みあわせて創作できるほか、崩せば何度でも遊べます。その楽しさに気づいた子供は「次は○○を作ってみよう」と、能動的に行動するようになります。結果、遊びながら子供自身のクリエイティビティを伸ばすことができるわけです。

もう1つ、ブロック遊びの正解は、子供自身の中にしか存在しません。ゲームやパズルのように、明確な目標やゴールがないのです。それは子供の探究心を刺激し、「もっと○○できるようになりたい」「○○なものを作ってみたい」という欲求に繋がると考えられています。

空間認識能力が向上する

空間認知能力とは、物体の形状や位置、大きさ、向いている方向、自身との位置関係を察知する力のことです。人間は空間認知能力を備えるため、物体が存在しない場所においても脳内でイメージすることができます。たとえば、私たちが「ここにおもちゃ箱を置いたら狭くなるかな?」と考えられるのも、空間認識能力が働いているためです。

空間認識能力は通常、身体・精神の発達とともに高まります。しかし、ブロックなどの知育玩具で早くから刺激を与えると、通常以上に空間認識能力が向上することがわかっています。

2018年2月、アメリカ「コロラド大学」と「カールトン大学」が行った共同研究では、未就学の子供にブロックを与え、空間認識力の発達具合を調べました。結果、ブロック遊びで遊んだ子はそうでない子に比べ、空間認識能力および「理工学にかかわるさまざまな能力」が優位になったことがわかりました。なお、本研究結果は科学雑誌「Geosphere」に掲載されています。

さらに興味深い内容として、就学後の子供にブロック遊びをさせても、空間認知能力の発達に差異が生じませんでした。つまり、小学校入学前にブロックで遊ばせることで、「理系脳」に育てられる可能性があります。空間認知能力の高さはもちろん、問題解決能力や論理的思考力など、現代社会に求められる力が育まれます。

自己肯定感が高まる

ブロック遊びで作品が完成するたびに得られる達成感は、子供の自己肯定感を育みます。自己肯定感は、成功体験の積み重ねで形成され、一朝一夕で育つものではありません。したがって、ブロック遊びを通じて自己肯定感を高めるのは、知育の観点から有効といえます。

協調性やコミュニケーション能力が高まる

複数人で楽しめるのもブロック遊びの特徴です。親子や兄弟・姉妹、友達と一緒にブロックで遊ぶだけで、協調性やコミュニケーション能力の向上が期待できます。

たとえば、親子でブロックの車を作るとしましょう。親はタイヤやライトなどの小さなパーツ、子はボディなど大きめのパーツと分担します。こうした共同作業により、協調性やコミュニケーションの大切さを学んでいきます。いずれも社会生活を送る上で欠かせない能力です。小さい頃から基礎に触れ、適応力を高めることが大切といえます。

ブロック選びのポイント

ここからは、知育効果を重視したブロック遊びのポイントを解説します。

対象年齢で選ぶ

市販のブロックセットには、「1歳以上」「3歳以上」「6歳以上」といった対象年齢、あるいは推奨年齢が設けられています。ブロックを含めた知育玩具は、対象年齢をもとに子供の年齢にあったものを選ぶのが基本です。対象年齢を満たしていなかったり、超えていたりする場合、玩具がもたらす知育効果が半減する可能性があります。

一方で、子供の発育には少なからず個人差が生じます。3歳の子に対象年齢3歳のブロックを与えても、「どう遊べば良いのかわからない」「上手にブロックを組みあわせられない」といったケースが考えられます。ブロックのみならず、知育玩具の選定は意外に難しいものなので、対象年齢・推奨年齢は意識しつつ、我が子の発育状況を鑑みて選ぶことが大切です。

ピースの大きさで選ぶ

ピースの大きさから選ぶのもおすすめです。たとえば、1歳前後の小さな子には、大きめのピースで数の少ないセットを選びましょう。大きめのピースのブロックは、完成品が自分の背丈ほど大きなもの、完成品に乗り降りできるものが多くあります。

1歳前後は、指先を自由に動かすのは難しい時期です。したがって、ピースが大きく、少ない数でも立派な作品を作れるブロックセットが喜ばれるでしょう。

反対に、3歳以上は小さいピースのブロックセットがおすすめです。ある程度指先を自由に動かせるため、たくさんのピースで自由に作品作りを楽しめるものを選びましょう。ただし、ピース数があまりに多いと難しく感じ、途中で投げ出してしまう子も少なくありません。

制作難易度の高いブロックを購入した場合、最初は親子で一緒に遊ぶのがおすすめです。親がお手本を見せ、ブロック遊びや「創作」に楽しさを見いだしてもらうことが大切です。

デザインで選ぶ

子供の興味・関心を引くには、ブロックセットのデザインが重要です。とりわけキャラクターもの、シリーズものは人気が高く、ブロック遊びを取り入れたい方に最適といえます。子供の好みや要望を汲んで選びましょう。

上記の通り、ブロック遊びには集中力向上をはじめとする複数の知育効果が認められています。しかし、せっかく購入しても、ブロックで遊ばないという子は少なくありません。理由はシンプルで、基本的な遊び方がわからないためです。

少しでも「楽しい」と感じたら、子供は能動的にブロックを手に取るようになります。そのため、親がお手本を見せてブロックでの遊び方を教えてあげたり、一緒に遊んであげたりすることが大切なのです。

年齢に合わせたブロックの選び方

ここからは、具体的なブロックセットの選び方を年齢別で解説します。子供の発達は個人差が大きいため、以下はあくまでも目安にお考えください。

0~1歳

 

未満児の場合、生後半年頃からブロックで遊べるようになります。1歳までは、ピースを振ると音が鳴るもの、大きくて握りやすいピースのものを選びましょう。安全性と遊びやすさの2点が重要です。

素材については、ゴムやサンダルなどのクッションにも使われる「EVA素材」がおすすめです。とても柔らかく、ピース自体が大きいため誤飲リスクの防止に繋がります。まずはブロックを掴んだり、握ったりする動作からはじめてみましょう。

1~2歳

 

1歳前後になると、ピースを積んだり並べたりできるようになります。まだまだ誤飲が心配な時期なので、50~100個かつ大きめのピースを選ぶと安全です。2歳頃は、ブロックの「見立て遊び」を楽しむ子が増えます。ピースを組みあわせるのではなく、乗り物や食べ物に見立てて遊ぶのです。

想像力が豊かな子はブロックの凹凸を組みあわせようとします。ブロックによってははめる・外す動作に力が必要な場合があります。2歳前後の子では難しいため、もし挑戦しているようであれば、親がサポートしてあげましょう。

3~4歳

 

3歳前後は、1人でブロック遊びを楽しめる子が増えます。自分で乗り物などを作り、見立て遊びをする子も少なくありません。ピース数は100~200程度が最適で、サイズは創作しやすいよう、やや小ぶりのものがおすすめです。

4歳前後は、より小さくて複雑な形状の作品を作れるようになります。遊びの幅が一気に広がる時期なので、ピース数は600~800個のブロックセットを選びましょう。この頃になると、自作した創作物で「ごっこ遊び」を楽しむ子も増えてきます。知育の観点からも非常に有用なので、必要に応じてブロックセットの買い換え、ピースの買い足しを検討してください。

5~6歳

5~6歳は、乗り物をはじめとする左右対称のブロック作品を作れるようになります。ピースの数の目安は1500個以上。ピースの形状や大きさにも幅を持たせたいところです。これだけあれば、存分にブロック遊びを満喫できるでしょう。

意外に高価なブロック……「買う」より「借りる」方がお得?

さまざまな知育効果が得られるブロックセットですが、おもちゃの中では比較的高価な部類に入ります。

とりわけ「レゴブロック」をはじめとする有名ブランドもの、キャラクターをあしらったものは、中古品であっても割高です。シリーズで揃えるとコストがかさむほか、家中がブロックだらけになる可能性があります。そこでおすすめしたいのが、「おもちゃサブスクリプションサービス(以下、サブスク)」です。

おもちゃのサブスクとは、月額料金を支払うことで、毎月あるいは隔月、数点の知育玩具が届くレンタルサービスです。代表的なサービスに「chachacha」があります。

「chachacha」では4種類の料金プランを用意しており、一番人気の基本プランでは、定価15,000円以上の知育玩具が隔月で届きます。もちろんブロックセットも選択可能で、交換時になると5~6点新しいおもちゃが届く仕組みです。

基本プランでは、1日110円で多彩な知育玩具を借りられるため、単体購入よりもお財布に優しいと好評です。特にブロックセットは高価なものが多いため、レンタルでコストを抑えるのは魅力的ですよね。なお、「chachacha」が貸し出す知育玩具は買取も可能なので、子供が気に入った場合はそのまま購入することができます。

まとめ

ブロック遊びには一定の知育効果が確認されています。特に集中力向上の恩恵が大きく、その有効性は東大出身者たちが実証しています。これから我が子の知育を検討する場合、年齢や発達具合に合ったブロックセットを用意してあげましょう。

「セット購入は割高……」と思ったら、「買う」のではなく、「借りる」選択肢もあります。「chachacha」を筆頭に、おもちゃのサブスクも積極的に活用してください。まずは公式サイトで料金プランやサービス内容をチェックしてみましょう。

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