知育玩具の選び方とは|プロが選んでくれる「おもちゃのサブスク」も解説
子どもの精神的・身体的能力発達を支援するアイテムに、「知育玩具」があります。近年は世界中のおもちゃメーカーが知育玩具を販売しており、その選択肢は膨大となりました。一方で、「どう選べばいいの?」「選ぶポイントは?」と、おもちゃ選びで困ってしまう親御さんは少なくありません。
今回は、知育玩具の特徴や選び方に加え、「おもちゃのサブスク(サブスクリプションサービス)」を解説します。
知育玩具とは?
知育玩具とは、主に0~6歳の子どもの「知育」を促す道具やおもちゃの総称です。遊びを通じて、さまざまな能力を養う目的で開発されています。ここでいう能力とは、創造力や集中力、問題解決力、知的好奇心、視覚・聴覚、手先の器用さを意味する「巧緻性(こうちせい)」など、精神的・身体的能力全般を指します。各能力の成長を促進するのが、知育玩具の役目です。
目次
普通のおもちゃとの違いは?
一般的な玩具との違いは、知育促進を軸に見た目や機能をデザインしていることです。知育の本質は、人間が生きていくために必要な能力を遊びながら身につける点にあるため、娯楽性に特化した通常のおもちゃとは、設計思想が異なります
知育玩具の種類とは?
知育玩具の種類は多岐にわたり、対象年齢に応じておもちゃの傾向や伸ばせる能力が変わります。たとえば、絵描き道具や粘土、積み木といった巧緻性や創造性を伸ばすもの、音でリズム感や音程を養うもの、図や数字で知識を身につけるものがあります。いずれも対象年齢が設定されており、子どもの年齢に合わせ、適切なおもちゃを買い与えることが大切です。
月例・年齢で適切な知育玩具は異なる
傾向として、未満児向けの知育玩具は、5感の刺激に重きを置いています。動くおもちゃで視覚を、音楽で聴覚を刺激するベッドメリーが代表的です。また、1~3歳の子どもには、身体・運動能力を伸ばすおもちゃが定番。お絵描きボードなどが人気です。
4~6歳になると、複数人で使ったり、ルールやゲーム性を持たせたりしたおもちゃで遊べるようになります。この年齢になると、社会性や協調性を養うおもちゃが多く見られます。いずれにしても、子どもの月齢・年齢、発達度合いに応じて適切な知育玩具は変化します。
年齢に応じたおもちゃを選ばなければ、知育効果がまったく得られない、あるいは半減する可能性があります。そのため、親御さんにとって知育玩具選びは、重要なプロセスです。知育玩具の正しい知識や選び方を身につけ、最適なおもちゃを選べるようにしましょう。
知育玩具選びのポイント
ここでは、月例・年齢や得られる効果、素材などの観点から、知育玩具選びのポイントを解説します。認定NPO法人が設けた優良玩具の選定基準にも触れますので、ぜひおもちゃ選びの参考にしてください。
対象年齢で選ぶ
上記の通り、知育玩具には対象年齢が定められています。知育玩具の効果を最大限に引き出すには、対象年齢と子どもの年齢に必ず合わせましょう。メーカーや製品によるものの、0~6歳を対象範囲としたものが多く見られます。なお、7~8歳向けの製品も販売されていますが、一般的ではありません。
知育効果で選ぶ
伸ばしたい能力に合わせ、知育玩具を選んでみましょう。たとえば、巧緻性。将来的に小学校受験を検討している場合、巧緻性を検査するものづくりの試験があります。巧緻性は通常、発育とともに向上する能力です。しかし、小さい内から指先を動かす訓練を積むことで、より早く手先を自由に使えるようになるとされます。パズルを筆頭に、細かい作業が求められるおもちゃを与えるといいでしょう。
素材で選ぶ
知育玩具の主な素材は、木材・プラスティック・布にわかれます。対象年齢を踏まえた上で、素材から知育玩具を選ぶのも有効です。
たとえば、木材は適度な「しなり」があり、角も立ちにくいため、プラスティックなどに比べると安全性の高い素材といえます。したがって、おもちゃを口に入れてしまう0~3歳頃の子どもに最適。積み木やパズルなど、さまざまな知育玩具に使われる天然素材です。
プラスティックは軽量でメンテナンスも楽な素材です。多少汚れても、ウェットシートなどで一拭きするだけで綺麗になります。比較的発色のいいおもちゃが多く、子どもの知的好奇心や興味を引くのが魅力。楽器やパズル、ブロックなどに多用される素材です。
布絵本やぬいぐるみをはじめ、布製のおもちゃもあります。とても柔らかい素材であるため、小さな子どもでも遊びやすいのが特徴です。物を持ったり握ったりできる1歳前後の子におすすめします。
「グッド・トイ」とは?
グッド・トイとは、「NPO法人芸術と遊び協会」が毎年選定する知育玩具のこと。同会員の認定おもちゃコンサルタントが選び抜いた優良玩具です。グッド・トイに選出されたおもちゃは受賞マークをパッケージに使用でき、製品の質の高さを証明できるわけです。知育玩具選びに迷ったときは、グッド・トイ受賞製品を選ぶのもいいでしょう。
なお、同協会が公表している選考基準が、知育玩具選びに役立ちます。以下をご覧ください。
- 美しい色と形
- 動きのバリエーション
- 適度な大きさと重さ
- 心地よい音
- 感触のよさ
- 丈夫さと壊れにくいさ
引用:認定NPO法人 芸術と遊び創造協会「グッド・トイとは?」
知育玩具はたくさんのおもちゃメーカーから販売されているほか、似たり寄ったりな製品が少なくありません。その中から、我が子に合うおもちゃを探すのは、容易ではありません。おもちゃ選びに迷ったときは、同協会が定めた6つのポイントが役に立つのではないでしょうか。
子どもの知育について意識したいこと
知育効果を重視するあまり、子どもの意思を無視してしまう親御さんは少なくありません。たとえば、「我が子の創造性を伸ばしたい」と思い玩具を与えても、本人が興味を持たなかったり、性格的に合わなかったりすることがあります。知育玩具選びにおいては、子どもの「楽しい」を優先するのがおすすめです。
たとえば、1人遊びを好む子には積み木やパズルが最適です。わんぱくな子どもには、全身を使って遊ぶ知育玩具が喜ばれるでしょう。また、1人遊びが苦手な子には、親や兄弟、友達と一緒に遊べるおもちゃを選ぶのも手です。
知育玩具は対象年齢に加え、子どもの発達度合いに応じて選ぶのが理想です。ここで重要なのが、我が子とほかの子を比べないこと。子どもの発達には大きな個人差があります。「○○くん(ちゃん)はできるのに」と、子どもの成長をせかしてはなりません。日々の成長を見ながら、「今できること」「今できないこと」を見極めるのが親の役割です。
【年齢別】知育玩具の選び方とおすすめのおもちゃ
知育玩具の選び方とおすすめのおもちゃを年齢別でご紹介します。各年齢の発達状況の目安にも触れますので、ぜひ参考にしてください。なお、子どもの精神的・身体的能力の発達には、大きな個人差があります。以下の内容は目安に留めてください。
0~1歳まで
新生児から生後5ヶ月頃までは、1日の大半を寝て過ごします。身体を自由に動かすことはできませんが、親御さんの声やテレビの音、音楽などに反応します。また、成長につれて物に触れたり、目で追ったりします。このことから、視覚や触覚、聴覚の発達を促す知育玩具が最適と考えられます。
代表的なのがベッドメリーや、天井などに吊すモビールです。くるくると回るもの、音が鳴るもの、カラフルなものを中心に選びましょう。
生後6ヶ月から1歳にかけては、少しずつ言葉を理解するようになります。「ばぶばぶ」「あうあう」といった喃語(なんご)を話したり、地面に座ったりと、赤ちゃんから幼児になる時期です。手先が自由になるため、巧緻性も急速に発達する時期といえるでしょう。
1歳前後までは、物をつかむ・崩すおもちゃがおすすめです。布絵本やプラスティック製のブロックなど、親子で遊べるものを選びます。
1~2歳まで
個人差が大きいものの、通常は1歳前後で1人歩きができるようになります。この時期は、全身の筋肉が急速に発達。巧緻性も向上し、物を持つ・手に挟む・指を開く・閉じるといったことが、難なくこなします。
精神面の発達においては、「褒められると嬉しい感情」が芽生える時期です。そのため、知育玩具は達成感や成功体験を味わえるもの、集中力が高まるものが最適といえます。たとえば、1歳の子どもには、大きなピースのパズルがおすすめです。ピースをはめこむだけのシンプルなパズルですが、十分楽しく遊べます。
2歳頃になると、ブロックや積み木で1人遊ぶができるようになります。ブロックを崩すことしかできませんでしたが、この頃から自分の手でつかみ、積み重ねることができます。
さらに言葉の意味も一層理解するため、おままごとや買い物ごっこを楽しめるようになります。おままごとセットなどの知育玩具も販売されていますので、子どもが興味を示したら購入してみましょう。
3~4歳まで
自身を取り巻く環境や生活習慣、親・兄弟・友達との関係性に関心を持つ時期です。この頃は、社会性・協調性を養う知育玩具がおすすめ。さらに図形や数字など、遊びながら知識が増えるおもちゃも最適です。
おすすめの知育玩具として、お絵描きボードやパズルが挙げられます。特にパズルは選択肢が多く、円形・三角形・四角形・星形など、ピースの形状・数の多いものが人気です。単にはめこむだけのパズルに比べてゲーム性があるため、子どもも飽きずに楽しめるでしょう。
3~4歳頃に数字や文字、図形に触れるのは、とても大切なことです。なぜなら、小学校入学前から数字などに触れることで、勉強への苦手意識を持ちにくくなると考えられているためです。知育玩具を通じて「学びの土台」を構築し、幼児から児童へステップアップしていきましょう。
5~6歳まで
ルールを理解したり、空間把握能力が十分に発達したりする時期です。知育玩具の選択肢も広く、日本語や英語を学習できる教材的なもの、立体パズルなど創造力や問題解決能力を養うものが人気。子どもの好みや性格をもとに、やりたいこと、欲しいものを買い与えましょう。
おすすめは、ルールに勝敗が存在するボードゲーム系のおもちゃです。知育玩具を通じて、人と競い合い勝利する喜び、負ける悔しさを味わいます。どうしたら勝利できるのか、なぜ負けたのかを考え、思考力・考察力の向上に繋がります。
おもちゃ選びに迷ったら……おもちゃのサブスクがおすすめ
対象年齢に加え、子どもの発達状況や好み、趣味・趣向まで考慮して選ぶ知育玩具。そもそも、我が子が「楽しい」と思えるおもちゃでなければ、知育玩具本来の効果を引き出せません。
万が一、おもちゃ選びに悩んだら、「ChaChaCha」をはじめとする、おもちゃのサブスクを利用してみましょう。おもちゃのサブスクとは文字通り、知育玩具の定額レンタルサービスを指します。
「ChaChaCha」の場合、0~6歳までの知育玩具を豊富にストックしています。保育士をはじめ、子どもの発達に精通した教育のプロが在籍。事前ヒアリングのデータをもとに、お子様に最適な知育玩具を選定・ご提案します。
「ChaChaCha」では、定価15,000円以上の知育玩具を隔月で、6~7点発送します。基本プランを契約した場合、1日あたり約110円で遊べるため、新品購入するよりもお得です。
このほか、将来的におもちゃを処分する必要がなく、その都度おもちゃを選んだり、買い換えたりする必要がないのもメリットです。サブスクは最終的に返却するため、自宅のスペースを取りません。お子様が気に入ったおもちゃは別途、買取も可能です。料金プランからサービス内容の確認まで、くわしくは「ChaChaCha」までお問い合わせください。
まとめ
「英才教育」という言葉が流行ったように、近年の幼児教育は知育が重要視されています。知育を始めるのに早い・遅いはありません。0歳から遊べる知育玩具も販売されていますので、興味がある親御さんは今すぐにでもはじめてみましょう。
我が子に買い与えるおもちゃを選ぶのは、親としての1つの楽しみです。しかし、子どもが成長するにつれて「どれがいいの……」と困る方は少なくありません。
知育玩具選びが難しくなったら、おもちゃのサブスクの利用をご検討ください。「ChaChaCha」は基本料金がリーズナブル。「初月1円サービス」も実施しているため、気軽にお試しできるのも魅力です。ぜひ一度、サブスクの利用をご検討ください。
参考URL
https://www.odakyu-dept.co.jp/shinjuku/children/educational-toys/index.html
https://www.idesnet.co.jp/magazine/educationaltoy-all/
https://kodomo-manabi-labo.net/skillfulness-in-fingers-and-hands
https://kids-laboratory.co.jp/content/educational-toys/how-to-choose/
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/npo/npo-vol3/1316569.htm
https://kidscity.jp/about_goodtoy/
https://halu-make.jp/educational-toys/
Cha Cha Cha(チャチャチャ)は、
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