コラム

積み木遊びの効果とは?|知育玩具としての選び方やポイントを解説

2022/02/25

積み木遊びの効果とは?|知育玩具としての選び方やポイントを解説

昔ながらの幼児玩具である「積み木」ですが、その知育効果の高さは意外と知られていません。積み木はピースを重ねる・組み合わせる・崩すだけのシンプルなおもちゃです。しかし、子供の五感を刺激するとともに、発想力や空間認識能力などを育む効果があるといわれています。これから我が子の知育を検討するなら、積み木遊びから始めるのはいかがでしょうか。

今回は、積み木遊びによって得られる効果や、子供の年齢に応じた積み木選びのポイントを解説します。知育玩具に関連するおすすめのサービスも紹介しますので、ぜひお役立てください。

積み木遊びは何歳から始めるべき?

積み木遊びに年齢制限はありませんが、一般的には3歳頃からできるようになるとされます。これは手先を上手く使う力「巧緻性(こうちせい)」が、3歳頃から発達し、自分で積み上げる形をイメージしながら工夫して遊べるようになるためです。しかし、0~2歳頃でも、積み木を積む・並べる・揃えるなど基本的な遊び方を楽しむことができ、最近は生後半年で遊べる積み木セットも販売されています。

「未満児に積み木は意味がないのでは?」と思われるかもしれません。積み木は代表的な知育玩具であり、赤ちゃんや子供の五感を刺激します。さらに集中力や創造性、巧緻性、問題解決能力や空間認識能力の発達を促すのです。積み木を握ったり、歯固めのように舐めたりするだけでも、発育に良い影響を与えます。親子で一緒に遊ぶことで、協調性やコミュニケーション能力の向上も期待できるでしょう。

ただし、やみくもに積み木を買い与えるのはNGです。1歳までは基尺(きじゃく)が大きく、ピースは少なめの製品を選びましょう。基尺とは、ピース一つひとつの一辺の長さのことで、一辺30mmのものは3cm基尺、40mmなら4cm基尺といいます。

誤飲リスクを考慮し、1歳頃までは4cm基尺の積み木がおすすめです。年齢に応じて適切なサイズの積み木を買い与えましょう。積み木は古くから存在する玩具ですが、その知育効果は大きく、現代の幼児教育においても重宝されています。我が子のおもちゃ選びで悩んだら、まずは積み木を検討してみましょう。

積み木がもたらす効果とメリット

ここでは、積み木遊びがもたらす知育効果とメリットを解説します。6つの項目にわけてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

巧緻性の向上

上記の通り、積み木遊びは巧緻性の向上に効果的です。巧緻性とは手先を上手に扱う能力のことで、小学校受験において巧緻性の分野が出題されることもあります。将来的に小学校受験を考えている場合、積み木などの知育玩具で幼少期から巧緻性の発達を促すのがおすすめです。

人の手は「第二の脳」とも呼ばれており、手を使った遊びは脳を刺激し、結果的に巧緻性の向上に繋がると考えられています。小さい頃は、物を掴んだり握ったりするだけで精一杯ですが、年齢を重ねるごとに徐々にできることの幅が広がっていきます。やがて、物を積み重ねる、鉛筆を正しく持つなど、社会生活に必要なスキルが身につきます。

また、巧緻性の向上は、手を使った作業への苦手意識払拭にも効果的とされます。たとえば、折り紙です。最初は難しいかもしれませんが、訓練を重ねることで、綺麗に折れるようになります。その成功体験や達成感もまた、子供の自己肯定感を高める要因となるのです。

集中力が身につく

積み木はとても集中力が求められる遊びです。高く重ねるにはバランスが重要であり、一手一手考えながら積まなければなりません。「どれだけ高く積めるか?」「どれだけ大きなものを作れるか?」と夢中になっている内に、集中力や巧緻性、バランス感覚が自然と養われます。大きな作品を作るほど、たくさんのピースを使うほど、それらに比例して集中力が向上します。

発想力や創造性を伸ばす

積み木は複数のピースを組み合わせて遊ぶ玩具です。複数のピースを並べたり重ねたりした結果、「○○するとどうなるのだろう?」「○○はどれだけ組めるのかな?」と発想・創造力が働きます。また、積み木は0を1にする、創造性が求められる遊びです。遊びを通じてクリエイティブな能力が磨かれるほか、自身の考えや気持ちを形にする、「表現力」の向上にも期待できます。

空間認識能力を育む

物体の位置や大きさ、高さ、奥行きを把握する能力を「空間認識能力」といいます。空間認識能力の高い子供は絵を描くのが上手だったり、地図で現在地を把握するのが得意だったりするものです。

大人でも方向音痴の人がいるように、空間認識能力は意識的に訓練しなければ身につきません。積み木を通じて空間認識能力を育むことで、成長過程や大人になってから有利に働きます。

たとえば中学数学で習う空間図形のようなさまざまな立体の体積を求める学科は、とりわけ文系の人は苦手な方が多い傾向にあります。空間図形では計算力だけでなく、グラフや図形を正確に認識する力、すなわち空間認識能力が重視されます。

また、大人になってからの社会生活や自動車の運転など、あらゆるシーンで空間認識能力が必要となります。意識的な訓練が必要だからこそ、早い内から育てることが大切です。

問題解決能力や自己肯定感が高まる

子供の積み木遊びには、問題解決能力を高める効果があるとされます。アメリカ・テキサス州に位置する「ヒューストン大学」の教育学部幼児教育科の研究によると、幼稚園の自由時間において、自主的に積み木遊びをしていた幼児は、その他の子供に比べて問題解決力が高いことがわかっています。

本研究では、木製積み木を用意し、事前に見せたモデルを積み木で再現する課題を子供たちに与えました。結果、ほとんどの時間を園内の積み木コーナーで遊んでいた子は、積み木に一切触れない子や自分1人では遊ばない子に比べ、再現までの所有時間が減少しました。遅い子の自己ベストが約3分で、早い子はそのおよそ半分の時間で再現課題をクリアしています。

上記により、積み木遊びが問題解決能力および創造性の向上に役立つことは、幼児期教育の観点からも証明されています。

参考:幼児の積み木遊びにおける問題解決能力の研究

https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10904680_po_ART0003298026.pdf?contentNo=1&alternativeNo=

四則演算に触れられる

積み木遊びと四則演算には密接な関わりがあります。たとえば、「3個重ねたピースに1個乗せると4個になる」「5cm基尺の積み木4個と4cm基尺の積み木5個は高さが同じ」といった現象を通じて、自然と四則演算に触れることができます。「足す・引く・掛ける・割る」といった基礎を身体で覚えることで、いずれ学ぶ算数への苦手意識を軽減・克服できると考えられています。

積み木選びで重要な4つのポイント

幼児教育において、積み木さまざまなメリットをもたらします。ここでは、積み木選びで意識したい4つのポイントをご紹介します。

積み木の色

積み木の色は通常、カラフルに塗装されたものと、ナチュラルまたは白木の無塗装の2種類に大別されます。色は視覚を刺激する重要な要素であり、とりわけ未満児~1歳頃の子にとっては、色彩感覚を養う上で欠かせません。

そのため、未満児~1歳前後の子にはカラフルで鮮やかな色合いの製品をおすすめします。この頃は、色彩感覚が十分に発達していないため、彩度の高いものに興味を持ちやすいとされます。いずれにしても、自由に積み木遊びを楽しめる年齢になるまでは、カラフルなタイプで十分といえます。

反対にナチュラル・白木の積み木は、色彩に左右されない作品づくりを楽しめるのがメリットです。巧緻性が発達してくる3歳前後は、より自分らしい作品づくりを楽しめる点から、無塗装の積み木が好まれる傾向にあります。なお、無塗装の積み木といっても、素材ごとに色味や風合いが異なります。こういった素材の異なる積み木を選ぶことで、色のグラデーションを活かした積み木遊びが楽しめるでしょう。

積み木の形状

積み木と一口にいっても、その形状は多岐にわたります。スタンダードな四角形や三角形に加え、動物やキャラクターを模したもの、扱いが難しい立方体・多面体などがあります。

シンプルな積み木は遊びやすく、3歳未満の子供に最適です。3歳以上になると本格的な積み木遊びができるようになるため、ピースの形状が豊富なセットを選ぶと喜ぶでしょう。

積み木の素材

積み木の主要素材は木で、とりわけブナ・ウォルナット・ポプラの3品種が定番で、それぞれに色味や質感などが異なります。インテリアとの相性も良く、間違いのない選択といえるでしょう。

未満児には、安全性の高いバスマットやランニングシューズなどに使われているEVA素材、ゴムなどでできた積み木がおすすめです。基尺の大きい積み木は誤飲を防止できるため、素材とともにサイズ感も確認したいところです。

積み木の数

一般的に積み木の適正数は「年齢×100個」とされます。つまり3歳の子には300子、4歳の子には400個の積み木が適当となりますが、あまりピース数が多くても使い切れません。特に小さい内はピース数ではなく、基尺で選び、誤飲リスクを抑えるべきです。したがって、1歳前後は多くて100ピース、以降は子供の声を聞きながら、大容量タイプなどの購入を検討してください。

安全性の高い積み木とは?

ピースの角を落とす「面取り加工」が施されている製品がおすすめです。丸みのある積み木なので、怪我やささくれを防ぎ、安全性が高いといえます。ただし、形状の関係でピースを積むのが難しくなるため、我が子の反応を見ながら選ぶようにしましょう。

「日本玩具協会」が定めた安全玩具マーク、「STマーク」がパッケージに記載されているものは、一定の安全性が認められています。STマークの有無で選ぶのも有効です。

【年齢別】おすすめの積み木の選び方

ここでは、おすすめの積み木の選び方を年齢別に解説します。

0歳~1歳まで

 

未満児から1歳までは、五感を刺激する積み木を選びましょう。カラフルな色合いのもの、ピースを振ると音が鳴るもの、握り心地が違うものなど、選択肢は豊富です。この時期は誤飲のリスクが考えられるため、基尺は4cm以上のものを選びましょう。口に含めても良いように、身体に無害な塗料を使っているもの、または無塗装の製品を選ぶのがおすすめです。

1歳~3歳まで

 

1歳頃より、ピースを崩す遊びができるようになります。1人で上手に積み木遊びができるようになるのは、3歳頃が目安です。そのため、1歳までに購入した積み木を引き続き使用して良いでしょう。ピース数が足りないと感じたら買い足すか、大容量タイプへの買い換えを検討してください。

 

3歳から

 

3歳頃からは誤飲リスクが減るため、基尺は小さめで問題ありません。創作意欲を刺激するよう、形状が豊富なもの、ピース数の多いものを選んであげましょう。必要に応じて買い換えを検討し、積み木遊びの幅を広げていきます。

積み木はサブスクで借りる時代へ

幼児教育の研究においても、積み木には複数の知育効果や身体的能力・精神的発達を促す効果が認められています。そんな積み木ですが、「買う」のではなく「借りる」選択肢があることをご存じでしょうか。

積み木はシンプルなおもちゃですが、新品で購入すると意外に値が張ります。「おもちゃのサブスクリプションサービス(以下、サブスク)」を利用することで、我が子に最適な積み木を低コストでレンタルすることができます。おすすめは、初月1円から始められるおもちゃ・知育玩具のサブスクサービス「chachacha」です。

「chachacha」をはじめとするおもちゃのサブスクとは、月額料金を支払い、毎月・隔月で5~6点の知育玩具が届くサービスの総称です。「chachacha」の場合、隔月で新しいおもちゃが届く仕組みを採用。知育玩具として販売されている積み木を含め、総額約15,000円のおもちゃが届きます。

「chachacha」を利用するメリットは、知育玩具の選定に悩む必要がなくなることです。現役保育士などが事前ヒアリングの内容をもとに、お子様に最適な知育玩具を選定・提案します。あらかじめ希望することで、隔月で届くおもちゃセットの中に、積み木を含めてもらえます。

利用手順はシンプルで、「chachacha」の公式サイトよりプランを選び、ヒアリングフォームを入力します。積み木を借りたい場合は、入力時に「おもちゃ一覧」から選択してください。

申し込みから、約1週間~10日ほどでおもちゃが到着します。交換時期が来たら新しいおもちゃが届くため、レンタル中のおもちゃを返却しましょう。なお、子供が気に入った積み木は買取も可能ですので、お気軽に問い合わせてください。

まとめ

積み木遊びに年齢制限はありません。少なくとも、生後半年頃から積み木の知育効果を得られるため、気になる方は早めの準備をおすすめします。なお、積み木選びに迷ったときは、おもちゃのサブスクでレンタルするのも手です。詳細は「chachacha」の公式サイトをご確認ください。

https://chachacha-toy.com/

 

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