コラム

2歳児の発達の目安は?イヤイヤ期の接し方やおすすめの遊びを紹介

2023/06/30

2歳児の発達の目安は?イヤイヤ期の接し方やおすすめの遊びを紹介

子どもの成長は、年齢ごとに異なる発達段階を踏んでいきます。とくに2歳児の発達は目覚ましく、できることがどんどん増えていく時期です。運動能力がアップし言葉も増えるため、さまざまなシーンで成長を感じられるでしょう。

一方で、自己主張が激しくなったり、思い通りにいかないと泣き叫んだり、感情をあらわにする場面が増えるのも2歳児の大きな特徴です。

いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる時期ですが、どのように対応すべきか頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、2歳児の発達の目安をもとに、イヤイヤ期の接し方のヒントやおすすめの遊びをご紹介します。

2歳児の発達の目安と特徴

まずは2歳児の一般的な発達の特徴と、それぞれの発達領域を簡単に解説します。ただし、発達には個人差があり、以下の内容はあくまでも一般的な傾向です。発達面で気になる部分があれば、自治体の相談窓口や専門家などに相談してみるとよいでしょう。

言語能力の発達

2歳頃には言語能力が急速に発達します。大人の話している言葉を理解し、単語や短いフレーズで会話ができるようになります。語彙が増え、「にゃんにゃん、きた」などの2語文が話せるようになり中には3語文が話せるようになる子どももいます。言葉を使って自分の意志を伝えようとすることも増えてくるでしょう。

また、ママ・パパが話す少し長めの言葉も理解できるようになり、最後まで話を聞いてくれるようになります。「だめよ。」「やめようね。」などの短い言葉だけではなく、なぜだめなのかなど、きちんと理由を説明してあげるようにしましょう。また、「大きい犬だね。」「黄色いバナナだね。」など、形容詞をつけて話しかけると、言葉の世界はぐんと広がります。

身体能力の発達

2歳児は、身体能力も目覚ましく発達します。歩行が安定し、走ったり飛び跳ねたりと、動きがどんどんダイナミックにないきます。階段の上り下りやボール投げなど、指先を使った動作もできるようになります。

また、自分で着替えたり、スプーンやフォークを使って食事をしたりと、生活に必要な基本的な動作が身につき始める時期です。排泄機能が整い始め、促すと便器で排泄できる子もいます。

2歳児の発達遅れが気になる?原因は?

2歳児の発達にはかなりの個人差があるため、ほかの子と比べて不安になってしまうママ・パパもいるでしょう。気になる部分は人それぞれですが、遅れの原因としては、一般的に以下のようなことが考えられます。

性格や発達のペース

子どもの性格や発達のペースによって、発達の一部が遅いということもあります。基本的には個人差の範囲と考え、必要なら適切なサポートを受けるとよいでしょう。

コミュニケーションの機会不足

言語や社会的スキルの発達には、豊かなコミュニケーションの機会が必要不可欠です。コミュニケーションが不十分な環境で育つと、言葉の発達や社会性に遅れが生じる可能性があるといわれています。

聴覚に問題がある

子どもは言葉を耳で聞いて覚えていくため、聴覚に問題があると、言語の理解や発声能力に影響が生じます。音や声かけに反応しないなど、気になる部分があれば聴力の検査を受けてみましょう。早期に問題を発見できれば、適切な対策をとることができます。

先天的な病気や発達障害

先天的な病気や発達障害が原因で、発達に遅れが生じることもあります。このような場合は、医師や専門家の診断と適切な支援が必要です。

2歳児の代表的な遊びとは?

2歳頃は、体を使った遊びや指先を使った遊びなどに興味を示しやすい時期です。子どもの興味や好みに応じて、好奇心をくすぐる遊びをしてみるとよいでしょう。

風船遊び

膨らませた風船を、投げたり追いかけたりします。風船のふわふわとした動きや手触りに、2歳児は夢中になるでしょう。思いきり投げたり蹴ったりしても、ケガや壊れる心配がないため、のびのび自由に遊ばせることができます。

追いかけっこ

定番の追いかけっこは、楽しみながら走る運動ができます。鬼役と逃げる役に分かれる一般的な追いかけっこだけではなく、さまざまなルールを追加して楽しみましょう。たとえば、ハンカチなどをズボンにはさみ、しっぽに見立てて奪い合う「しっぽとりゲーム」や、鬼につかまったら手をつないでいく「手つなぎ鬼」などがおすすめです。

積み木遊び

積み木は、空間認識能力が鍛えられ、手先を巧みに動かす練習にもなります。重ねて積む遊びを通して、色や形を覚えられるほか、バランスをとるために集中力や思考力、想像力などが養えます。2歳頃は高く積み上げて崩すなどの単純作業が中心ですが、年齢を重ねるごとに遊びの幅が広がっていくでしょう。

紙遊び

新聞紙や折り紙を使った紙遊びも、2歳児の好奇心をくすぐる遊びです。丸めたり小さくちぎったり、折る、貼る、切るなど、1枚の紙さえあればさまざまな遊びにアレンジできます。「こうしたらどうなるかな?」「次はこうしてみよう!」など、紙遊びを通して思考力や想像力が育まれていくでしょう。

お絵描き

紙にクレヨン・ペンなどで自由に絵を描く遊びも、2歳児におすすめの遊びです。子どもが自由に自分の内面を表現する作業は、想像力と表現力の向上や心の成長にもつながります。指先の細かな動きが必要となるため、文字を書く練習にもなるでしょう。

粘土遊び

自由に造形が楽しめる粘土遊びは、2歳児にとって刺激的な遊びの1つです。手で直接触って形を作るという感覚的な遊びは、手の指先の発達や想像力を刺激します。自己表現力や立体構造を理解する力を養うことにもつながるでしょう。

ごっこ遊び

別人になりきったり、積み木をスマートフォンに見立てたりして遊ぶごっこ遊びは、2歳児の成長につながる重要な遊びといえます。お父さんやお母さん、お医者さん、店員さんなど、さまざまな役割を演じることで、自己認識や他者とのかかわり方を学びます。

ダンス

音楽に合わせて体を動かすダンスは、自分の体をコントロールするいい練習になるでしょう。一緒に踊ることで、楽しみながら運動能力や社会性を発達させることができます。2歳児の身体能力やリズム感の発達に、よい刺激となるでしょう。

イヤイヤ期とは?正しい接し方は?

一般的に2歳頃は、「イヤイヤ期」と呼ばれる時期に当たります。ここでは、イヤイヤ期の基礎知識や、「魔の2歳児」と呼ばれることもあるこの時期、どのように子どもに接するかをご紹介します。

イヤイヤ期とは?

2歳頃から始まる「イヤイヤ期」とは、子どもが自己主張をしようとする時期であり、頑固な態度や反抗的な行動が多くみられる時期です。イヤイヤ期が起こる理由や期間に関しては個人差がありますが、自我の発達や自尊心の芽生えによるものといわれています。

親の助けや助言などに対して「イヤ」と拒否し、自分のやりたいことを押し通そうとします。自分の思い通りにことが進まないと、癇癪を起こすこともあります。お風呂や歯磨きを嫌がったり、食事中に遊び食べをしたりと、これまでできていたことが急にできなくなるため、戸惑ってしまうママ・パパも多いでしょう。

2歳児の脳は、まだまだ機能が未熟です。そのため、自分の欲求や感情を表現したりコントロールしたりすることがうまくできません。言葉も発達途中のため、気持ちを的確に表現できずにイヤイヤを繰り返したり癇癪を起してしまったりするのです。

イヤイヤ期の接し方

2歳児のイヤイヤ期は、成長するうえで大切な時期といえます。とはいえ、実際に子どもの「イヤイヤ」を目の当たりにすると、どうしたらいいのか戸惑ってしまうことも多いでしょう。ここでは、成長をサポートするために、どんな接し方をすればいいのかをご紹介します。

子どもの気持ちに寄り添う

子どもがイヤイヤと主張しているときは、まずは気持ちを理解し、受け入れることが大切です。不安に思っていることや子どもの気持ちを丁寧に聞き、共感することが大切です。自分で表現できなかった気持ちをママ・パパに代弁してもらうことで気持ちが落ち着き、子どもは安心しすることができるでしょう。

親の意見をハッキリと伝える

イヤイヤ期は子どもの自己主張が激しくなる時期で、親のいうことを否定したり反抗したりします。しかし、子どもの主張や要求をすべて受け入れることはありません。癇癪を起こせば言うことを聞いてもらえると学習し、同じことを繰り返してしまう可能性もあるからです。親は、子に対して明確な指示やルールを伝えることが重要です。

根気強く対話する

感情表現がうまくできずにいるイヤイヤ期の子どもに対して、大人が感情的になることはやめましょう。頭ごなしに叱ったり、委縮させて言うことを聞かせたりすると、子どもは自分が否定されたような気持ちになってしまいます。また、その場は収まるかもしれませんが、根本的な解決にならないため、同じことを繰り返す可能性があります。根気強く向き合い、しっかりとルールを教え込むことが大切です。

家族や友達の大切さを教える

イヤイヤ期の子どもには、家族や友達とのかかわりの大切さを教えることも重要です。共同活動や遊びを通じて、他者との協力やコミュニケーションの楽しさを体験させましょう。社会性が未発達な2歳児は、友達と衝突したりトラブルを起こしたりすることもあるでしょう。しかし、子どもはそのような経験を通して感情表現や思いやりの気持ちを学んでいくものです。適切にサポートしながら見守りましょう。

「やってはいけないこと」を伝える

イヤイヤ期の子どもは、自己主張の一つとしてしばしば問題行動を起こすことがあります。たとえば癇癪を起こして、泣き叫んでものを投げたり周りの人を叩いたり、手がつけられない状態になることもあるでしょう。癇癪の多くは、自分の欲求が満たされず、感情の表現方法がわからないため起こります。これは2歳児の成長として大切なことですが、乱暴な行為を許していいという理由にはなりません。親は子どもの気持ちを受け入れつつも、しっかりと「やってはいけないこと」を伝え、その理由や影響をわかりやすく説明することが大切です。

2歳児におすすめの知育玩具は「ChaChaCha」でレンタル!

2歳児は身体能力や言語能力が著しく発達する時期であり、遊びを通してさまざまなことを学んでいく大切な時期です。子どもの成長や好み、興味に合わせて、積極的にたくさんの遊びを経験させましょう。

おもちゃのサブスク「ChaChaCha」は、月額3,630円(税込)で、2カ月ごとに6~7点の知育玩具(15,000円相当分)が利用できるサービスです。保育士や子育てのプロがお子様の成長に合わせた玩具をチョイスするため、選ぶ手間を省きつつ適切なおもちゃをお届けすることができます。

2歳児はさまざまなものに興味を示す多感な時期ですが、すぐに飽きてしまったり興味が逸れたりしやすい時期でもあります。その都度高価なおもちゃを買い与えていては、家計へも影響してしまうでしょう。おもちゃのサブスクなら、お子様の成長や興味関心に合った玩具が定期的に交換できるため、このようなお悩みを解決できます。おもちゃは一定期間で回収・交換となるため、収納スペースの心配も不要です。

お申し込み方法は、3つのプランからお子様に合ったプランを選択し、ヒアリングフォームを入力するだけで完了です。お子様の情報をもとにおもちゃの選定を行い、1~2週間後に自宅までおもちゃをお届けします。交換時期になったら、新しいおもちゃをご自宅までお届けし、お手元のおもちゃを回収いたします。

まとめ

2歳児の発達の目安やおすすめの遊び、イヤイヤ期の接し方などをご紹介しました。本格的なイヤイヤ期に入る2歳児の対応は簡単なものではありませんが、成長のためには根気強く向き合うことが大切です。さまざまなものに興味・関心を持ち、著しく成長する2歳児には、遊びを通してたくさんの経験をさせてあげましょう。

おもちゃのサブスク「ChaChaCha」なら、お子様の成長に合わせた知育玩具を定期的にご自宅までお届けします。高価な知育玩具をお得に試してみたい方や、部屋をおもちゃに占領されたくないという方にもおすすめのサブスクリプションサービスです。気になるおもちゃをカタログから選ぶこともできるため、まずはぜひ公式サイトのカタログをチェックしてみてください。

 

この記事の監修者

五十嵐 麻弥子

フリーライター/上級心理カウンセラー/不登校支援カウンセラー。
出版社勤務を経てフリー編集ライターに。子育て・教育・医療・健康を中心に、さまざまな媒体で執筆多数。

【資格】 上級心理カウンセラー,不登校支援カウンセラー,中学・高校社会教員免許 【公式HP】 https://thefutoukoulife.jimdofree.com/ 【メディア・著書】 https://ameblo.jp/futoukoulife/

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