コラム

なぜパズル系・ブロック系の知育玩具は人気なのか?

2023/03/16

なぜパズル系・ブロック系の知育玩具は人気なのか?

数々の製品が販売されている知育玩具ですが、とりわけ近年は知育パズル・知育ブロックへの注目度が高まっています。その背景には、「天才」と称される子ども達の活躍がありました。「おもちゃが天才脳を育む」という認識は、今や一般的になりつつあります。

そこで今回は、知育パズルが人気の理由をさまざまな視点から考察していきます。さらに我が子にあった知育パズルの選び方、選ぶ際の注意点、おすすめのレンタルサービスなども解説します。ぜひ参考にしてください。

知育パズルが注目されているワケ

ここでは、世間の親御さんから知育パズルが注目されている理由について、2つのポイントからお話します。

「天才脳」を育むキュボロ

2017年、プロ棋士の藤井聡太さんが史上最年少の19歳で三冠を獲得したのは、記憶に新しいところです。当時は大きなニュースとなり、さまざまなメディアが藤井三冠(現:五冠)を取り上げました。

その中で、あるテレビ局のドキュメンタリー番組が、藤井さんの幼少期について掘り下げました。番組内で特に反響が大きかったのは、藤井さんが子どもの頃、「キュボロ」と呼ばれるおもちゃで遊んでいたことです。

キュボロとは、パズルとブロックを組みあわせた知育玩具です。知育が盛んなスイス生まれのおもちゃで、子どもの思考力問題解決力を育むと考えられています。「藤井三冠がキュボロで遊んでいた」という話題は、SNSで一気に広がりました。

また、2019年には女流棋士(囲碁)の「仲邑菫」さんが、史上最年少の10歳でプロデビューを飾ります。彼女のインタビュー記事において、藤井聡太さんと同じく、幼少期にキュボロで遊んでいたことがわかりました。

各界の最前線で活躍する2人の影響により、「キュボロ(知育パズル)は天才脳を育てる」と考えられるようになります。事実、脳科学的にもキュボロと将棋・囲碁は、共通点があるといわれています。キュボロは飛ぶように売れ、全国的に品薄状態が続きました。

モンテッソーリ教育の影響

モンテッソーリ教育とは、イタリアの精神科医である「マリア・モンテッソーリ博士」が生み出した教育メソッドのことです。子どもが自分自身で能力を育む、別名「自己教育力」にフォーカスしたメソッドで、今から100年以上前に確立されました。

世界各国にモンテッソーリを実施する施設があり、日本においても、一部の幼稚園や保育園で取り入れられています。そんなモンテッソーリ教育ですが、子どもの集中力や好奇心、巧緻性を育む目的で、パズル系の教具を使うことがあります。教具とは文字通り、特定の教育を行うために使われる道具のことです。

モンテッソーリ教育に用いられる代表的な知育玩具が、木製の型はめパズルです。型はめパズルは、三角や四角の穴に同じ形のピースを入れるシンプルな構造のおもちゃ。指先の運動により、手先の器用さを意味する「巧緻性(こうちせい)」が高まったり、集中力好奇心を刺激したりします。

モンテッソーリ教育は、決してマイナーな教育メソッドではありません。幼稚園や保育園を探してみると、導入している施設は意外に多くありません。また、市販の知育玩具の中には、モンテッソーリ教育の名を冠する製品も多く登場しています。

このように、モンテッソーリ教育の認知向上にともなって「パズルは子どもの発達に好影響を与える」「パズルを選べば間違いない」という考え方が広まったと推察されます。

パズルが好きな子どもの特徴とは?

知育パズルが子どもの発達に好影響を与えるのは確かです。しかし、子どもにはそれぞれ、得意・不得意があります。必ずしも、我が子がパズルで遊んでくれるとは限りません。

一般論ですが、パズルが好きな子・得意な子には、次の特徴があるといわれます。

  • 色の判別が得意な子
  • 図形の認識が得意な子
  • 空間把握能力に長けている子
  • 記憶力に長けている子

パズルはシンプルな仕掛けでありながら、奥が深い知育玩具です。オーソドックスな型はめパズルにおいても、図形認識ができなければ、上手に遊べません。さらに、ピースを指先でつまんで型に合わせる巧緻性も必要です。大人目線では簡単な動作も、子どもにはとても難しい場合があります。

また、少しレベルアップしてジグソーパズルで遊ぶ子もいます。ジグソーパズルでは図形認識力や巧緻性に加え、ピースや色や柄、形状から正しい配置場所を導く思考力が求められます。絵を見ながらピースを組むタイプなら、記憶力も重要になるでしょう。このように、パズルは複数の能力を応用することで、はじめて解けるように作られています。

当然ですが、ピース数に比例して難易度は高まります。最初はできるだけピース数の少ないパズルを与え、自力で解く楽しさ・喜びを感じさせることが大切です。こうすることで、パズル好きの子に育つ可能性があります。

知育パズルを取り入れるポイントと注意点

ここでは、毎日の遊びに知育パズルを取り入れるポイントを解説します。親として把握しおきたい注意点にも触れますので、頭の片隅に置いておきましょう。

子どもの年齢は発達段階を考慮する

知育玩具には通常、0~6歳までの「対象年齢」が設定されています。製品パッケージに「対象年齢○歳以上」といった記載があるため、購入前に必ず確認してください。

なぜ知育玩具には、対象年齢が設けられているのか。最大の理由は、知育玩具が「遊びのニーズ」と「年齢・月齢別の子どもの能力」の2つが、マッチするように設計されています。

たとえば、1歳は基本的な運動能力や言語能力が発達し、自我が芽生える時期です。運動機能でいうと、指先でモノを押し引きしたり、掴んだりするようになります。そのため、1歳の子どもには、小さめのボールやトイハンマー、鉄琴のように叩くタイプの楽器が最適といわれます。

本記事の主題である知育パズルは、シンプルな型はめパズルなら「対象年齢1歳以上」の製品も少なくありません。しかし、1歳の子どもが型はめパズルで上手に遊べる保証はないのです。

子どもの身体的・精神的発達には大きな個人差があります。たとえ対象年齢1歳以上の知育玩具であっても、我が子が楽しめるかは別問題です。子どもによっては、パズルの遊び方がわからなかったり、ピースを狙った場所に置くのが難しかったりします。逆にパズルが簡単すぎて、飽きてしまう子もいます。

知育玩具の対象年齢は、あくまでも目安と考えましょう。実際に合うかどうかは、我が子の発達状況を観察し、親が判断するべきです。

無理に遊ばせない

パズルは得意・不得意がハッキリしやすい遊びです。子どもによっては、無理に遊ばせると解けずに飽きたり、苦手意識を持ったりする恐れがあります。

大切なのは、子どもの意思を尊重することです。我が子が明らかに嫌がっている素振りを見せたら、一旦パズルを預かりましょう。発達や好みの関係から、パズルで遊ぶのは少し早いのかもしれません。知育パズルには優れた知育効果があるものの、子どもへの無理強いは厳禁です。

誤飲に気をつける

1歳前後は、まだまだ周囲のモノを口に入れる時期です。パズルのピースを誤飲する可能性があるため、親の目が届く場所で遊ばせましょう。その場合、比較的ピースが大きく、口に入れても飲み込めないサイズ感のパズルを選ぶのがおすすめです。2歳以降は誤飲リスクがほぼないので、安心でしょう。

我が子にあった知育パズルの選び方

知育パズルにはさまざまな種類があります。我が子にぴったりのモノを選ぶのは、意外に難しいものです。そこで、おすすめの知育パズルの選び方を4つのポイントから解説します。

ピース数で選ぶ

ピース数に比例し、パズルを解く難易度は高くなります。最初はピース数の少ないものを選び、我が子の発達状況に合わせてピース数を増やしていくのがベストです。

たとえば、1~2歳の子には、10ピース前後の簡単なパズルをおすすめします。早い内にパズルの楽しさや、完成した喜び・達成感を味わうことが知育においても重要だからです。ここでパズルに苦手意識を持ったり、嫌いになったりすると、後々の知育や早期教育に影響をおよぼします

なお、2~4歳なら30ピース前後、4~6歳は50ピース前後が目安です。ピース数が多すぎても、少なすぎてもよくありませんので、子どもの様子を見ながら選びましょう。

色や柄で選ぶ

子どもの興味や関心を引き出すパズルなら、遊んでくれる可能性があります。定番はキャラクター系のパズルです。1~2歳の場合、キャラクター系の10ピース程度のジグソーパズルを選んでみましょう。ピースが大きく、下絵がハッキリ見えるものがおすすめです。また、カラフルな色のパズルは、子どもの目を引く傾向があります。

3~4歳・5~6歳の子においても、キャラクター系のパズルは人気です。先述の通り、ピース数は子どもの様子を見ながら調整してください。

仕掛けで選ぶ

ひとくちに知育パズルといっても、その種類や仕掛けはさまざまです。シンプルな型はめパズルやジグソーパズルに加え、最近は「立体パズル」も人気があります。

立体パズルとは、プラスティック製や木製のピースを組みあわせ、建物や乗り物、動物を作るパズルの一種です。立体的なモノを作り上げることから、「3Dパズル」とも呼ばれます。平面のパズルに比べ、空間把握能力問題解決力が向上しやすいパズルです。

また、キュボロのように、ピース自体に仕掛けがあるパズルも少なくありません。知育パズルは数え切れないほどの製品が販売されているため、色や柄だけでなく、仕掛けにも着目して選ぶといいでしょう。

安全性で選ぶ

知育玩具を選ぶ上で、安全性は最優先で重視すべきポイントです。おすすめは、「STマーク(Safety Toy)」のある知育玩具。STマークは、「日本玩具協会」の安全玩具・適合検査に合格した製品のみ、パッケージへの明記が認められています。

STマークのある知育玩具は、「一定の安全性が認められている製品」であることの証明です。そのおもちゃの安全性について、説得力が増します。これから知育パズルを探すなら、STマークの有無をしっかりと確認しましょう。

パズルの知育玩具はレンタルがおすすめ?

知育パズルのみならず、知育玩具は子どもの発達状況を鑑みて買い換えるのが一般的です。知育玩具には対象年齢が設定されているため、いずれは使わなくなります。もちろん遊ぶことはできますが、意図した知育効果が得られない可能性があるため、娯楽用途になるでしょう。

一方で、新品の知育玩具は比較的高価です。一定スパンで買い換えていると、経済的負担は無視できなません。そこで今注目されているのが、「おもちゃのサブスク」です。

おもちゃのサブスクとは、知育玩具のレンタル・サブスクリプションサービスを意味します。月額料金を支払うことで、毎月あるいは隔月、さまざまな知育玩具が自宅に届きます。近年、知育に力を入れる子育て世帯において、おもちゃのサブスクを利用する家庭が増加傾向にあります。

おもちゃのサブスクでおすすめなのが、有名ブランドの知育玩具を格安で借りられる「ChaChaCha」です。「ChaChaCha」では、現役保育士などの専属スタッフがお子様の年齢や発達状況を考慮し、その時々に最適な知育玩具を提案します。もうおもちゃ選びに悩む時間は必要ありません。

「ChaChaCha」では複数の料金プランが用意されており、スタンダードな「基本プラン」が一番人気です。対象年齢は0~6歳、月額3,630円(税込)で定価15,000円以上の知育玩具をレンタルできます。

申し込み時の好きなおもちゃを指定できるのも、本サービスの大きな魅力です。知育パズルを多めにレンタルしたいなら、その旨を利用前のヒアリングシートに記載してください。なお、レンタルサービスは公式サイトから簡単に申し込めます。トップページからプラン内容を比較したり、どのような知育玩具をレンタルできるのか調べたりすることをおすすめします。

まとめ

知育パズルは、知育の実践において欠かせないおもちゃの一つです。幼少期の子どもの脳、そして思考力などの非認知能力を効率的に育みます。これから知育を始めるなら、子どもの発達状況を考慮しつつ、パズルを取り入れてみましょう。なお、新品購入がコスト的に難しい場合は、おもちゃのサブスクを利用してみてください。その都度買い換えるより経済的であり、エコといえます。まずは「ChaChaCha」のサービス内容を確認してみましょう。

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