
知育玩具で英語が身につく!選び方や特徴、おすすめのおもちゃを紹介!
知育玩具は、就学前の子どもが英語を身につけるのに有効です。上手に活用すれば、小学校に入る前からアルファベットや英単語をネイティブの発音で覚えられます。ただし、最近は知育玩具の種類が増えたため、どれを選ぶか頭を悩ませるかもしれません。そこで今回は、英語が身につく知育玩具の特徴や選び方、おすすめのおもちゃをご紹介します。
就学前に英語を学ぶメリットは?
子どもが就学前に英語を学ぶメリットは、勉強と意識せずに英語の基礎知識を楽しく身につけられるところです。とくにローマ字の読み方を勉強する前なら、ネイティブの発音を自然に習得できるといわれています。ここでは、就学前に英語を学ぶメリットを解説します。
英語が好きになりやすい
小学校に入る前の幼児期に子どもが英語を学ぶ大きなメリットは、遊んでいる感覚で学習できるため、英語を好きになりやすいところです。
2020年施行の英語教育改革以降、英語は小学校から必修科目になりました。英語教育を開始する時期が変更された背景には、中学校から本格的に授業を開始する従来のカリキュラムでは、十分な学習効果を上げられていないという経緯があります。
小学校から英語教育を始めた場合、これまでより学習期間が長くなる分、多くの学習効果を得られると期待できます。ただし、授業形式で教科書を使いながら学習する方法は、子どもの負担になる可能性があります。
そこで、就学前に英語を学ばせることで、「勉強と意識せず」に英語に親しみを持たせることができます。つまり、おもちゃで遊びながら英語と触れ合えば、遊びを通して英語学習の楽しさを実感できるということです。
また、早くからネイティブの発音に慣れていると、リスニング力を鍛えるのにも効果的です。アルファベットのローマ字読みを勉強する前に英語本来の発音を聞き取れる力が身につけば、英語学習で苦労しがちな英会話も楽しく感じられるでしょう。
最近の知育玩具は、英語などの早期教育に活用できるものが増えています。知育玩具を使用した学習活動で子どもが英語好きになれば、小学校に入ってからの英語の勉強は有利に進められると考えられます。
知育と早期教育の違い
知育と早期教育の主な違いは、子どもが英語学習などを開始するときに年齢が問われるかどうかの差です。
知育は、子どもの成長段階に応じて知的能力を育てる教育です。子どもが成長するペースには個人差があり、教育方法は個々の成長段階に合わせることが大切になります。そのため知育では、子どもの年齢は問われません。
一方、早期教育は、就学前の幼児期から子どもの知識やスキルを伸ばす教育です。幼児期の脳は成長が著しく、子どもが早くから学習活動を開始すれば教育効果は高まりやすいと考えられています。
それぞれ教育についての考え方は異なりますが、知育で用いられる玩具の多くは幼児向けであり早期教育でも有効活用できます。
英語学習に有効な知育効果とは?
知育は集中力・論理的思考・記憶力などを育てる効果があり、幼児期の子どもが英語学習を楽しく進めるのに有効です。子どもが知育玩具で遊びながら学習活動に取り組めば、英語を好きになる可能性は高まると考えられます。
集中力
物事に対する集中力は、幼児期の英語学習に好影響を及ぼすと期待される代表的な知育効果です。
幼児期の子どもは好奇心が強く、いろいろな事物に興味を示します。英語学習に取り組んでいるときも周りの様子が気になりやすく、英語以外に意識が向けられることは珍しくありません。
それでも、お気に入りの知育玩具で遊んでいる間は、長い時間にわたり周りへ興味を移さず集中し続ける姿が多く見られます。知育玩具で高い集中力が養われた子どもは、その能力を英語学習でも発揮できる傾向があります。
そのため、好奇心の強い幼児期の子どもが周りに気を取られず英語を学ぶには、知育で集中力を養うことが重要です。
論理的思考
幼児期の英語学習に役立つ知育効果としては、物事を論理的に思考できる能力も挙げられます。
英会話では、話し手が分かりやすく話してくれるとは限りません。簡略化された表現などは、論理的に考えて言葉を補わないと誤解につながります。話し手の心情や考えを正しく理解するには、論理的な思考力が不可欠です。
知育玩具のうちブロックやパズルは、見本や自分がイメージした完成図を目指してパーツの組み合わせ方を考えていく遊具です。幼児期の子どもは、さまざまな組み合わせ方を試行錯誤するなかで論理的な思考力を鍛えられます。
ブロック遊びなどで磨いた論理的思考は、英会話で話し手の真意を誤解なく理解するときに活かせます。
記憶力
多くの情報を脳内に定着させる記憶力は、英語学習で単語や文法に関する知識を向上するときに必要となる知育効果です。
英語の勉強では、単語の意味や文法ルールを覚える暗記作業で苦労するケースが目立ちます。ただし、単語・文法の知識を知らないままでは、英語を正しく理解あるいは話すことが難しくなります。
言葉遊びを楽しめる知育玩具は、子どもが遊びながら言語関係の記憶力を高めるのに効果的です。知育玩具を用いた遊びで記憶力が養われた場合、英語の暗記作業に伴いがちな苦労は減らせると期待できます。
知育を通した集中力・論理的思考・記憶力などの向上により英語学習が楽しく感じられれば、子どもは英語を好きになれるでしょう。
英語学習に役立つ知育玩具の選び方
知育玩具を幼児期の英語学習で役立てるなら、子どもの年齢に合わせて選ぶことが大切です。また、英語表記の多いおもちゃを選ぶ意識や目的に合わせて選ぶ視点も必要と考えられます。
子供の年齢に合わせて選ぶ
英語学習に役立つ知育玩具を選ぶ場合、子どもの年齢もしくは成長段階を考慮に入れる姿勢が不可欠です。
子どもは、年齢を重ねるにつれ徐々に知的能力が発達します。知的能力が発達するスピードは個人で異なり、年齢だけでなく個々の成長段階も考慮して知育玩具を選ぶと英語学習の効果を高められます。
就学前の子どもに適した知育玩具は、シンプルに使えるタイプです。英語の音声に合わせて簡単に操作できるもの、あるいは見本通りにブロックやパズルを組み合わせるタイプは分かりやすく感じられます。
幼児期の子どもの多くは知的能力が発達途中の段階にあり、英語学習に用いる玩具選びでは遊びやすさが重要な選択基準になります。
英語表記の多いおもちゃを選ぶ
英語表記の多いおもちゃを選ぶ意識は、子どもが遊びを通して英語に慣れ親しむうえで大切な要素です。
日本で暮らしている場合、日常会話は日本語が中心になります。おもちゃも日本語表記が多く見られ、とくに意識しないと就学前の子どもが日々の遊びのなかで英語に触れる場面は少なくなります。
おもちゃ選びで英語表記の多さを重視すれば、子どもが英語に慣れ親しむ機会を増やすのに効果的です。日々の遊びを通して英語表記が目に触れれば、日常会話が日本語中心でも英語を身近なものとして認識できます。
英語が日本語と同じく身の回りにあふれる当たり前の言葉になれば、小学校で英語教育が開始されてから苦手になるリスクは減るでしょう。
目的に合わせて選ぶ
子どもの英語学習で活用するため知育玩具を用意するときは、目的に合わせて選ぶ視点も必要です。
知育玩具を英語学習で用いる場合、何かしら目的があると考えられます。アルファベットの習得、発音・リスニング力の向上など、用途が明確であれば、おもちゃを目的に合わせて選ぶと学習効果は大きくなります。
おもちゃの用途が曖昧な場合、どれを選べばよいか迷うかもしれません。そのため、英語学習で有効活用できる知育玩具を選ぶには、最初に利用目的を明確に絞り込むことが重要です。
さらに、子どもが気に入ったものを用意すれば、強い興味を示して楽しく遊びながら英語学習を進めてくれると見込めます。
おすすめの英語学習に役立つ知育玩具6選
英語学習で役立つ知育玩具としては、学習活動をゲーム感覚で楽しめる電子タイプの玩具がおすすめです。また、ブロックなどのアナログ玩具は、手指のトレーニングにも効果があります。
電子タイプのおすすめ玩具
電子タイプのおすすめ玩具は、パソコン・スマホを模したおもちゃやタッチペンで操作できるものです。
1.タブレット型の玩具
このタイプの代表例には、キーボードをアルファベットで表記したタブレット型の玩具があります。キーを押して遊べば、アルファベットの形と一緒にネイティブの発音も覚えられます。
2.電子絵本
タッチペンで操作するタイプは、英語を学べる絵本が代表的です。絵本には就学前に覚えておきたい英単語が収録され、専用のペンで文字やイラストをタッチするとネイティブの発音が流れます。
3.リモコン型のおもちゃ
リモコン型のおもちゃも、幼児期の英語学習に適した電子タイプの知育玩具です。操作ボタンを押すと物の色・数・形などに関わる英語表現が流れ、ボタンによっては英語の歌も聞けます。
いずれも子どもに人気のキャラクターをデザインしたものが多く、大好きなキャラクターと一緒に楽しく英語を学べます。
アナログタイプのおすすめ玩具
アナログタイプのおすすめは、アルファベットや英単語が表記されたブロックやメモリーカードです。
1.ブロック
アルファベットが表記されたブロックは、手に取って遊びながら26文字の形を覚えられます。ブロックに棒を通せるタイプは、アルファベットの順番を入れ替えることで英単語のスペルも学習できます。
2.メモリーカード
メモリーカードは、アルファベットや英単語の記憶を目的としたカードタイプの知育玩具です。同じ絵柄のカードを選ぶゲームで英語表記に楽しく触れるうちに、アルファベットや英単語の記憶が脳に定着していきます。
3.パズル
アルファベット型のパズルも、子どもの英語学習にはおすすめのアイテムです。ドットや花柄が可愛くデザインされたものはアルファベットへの愛着が湧きやすく、いろいろ順番を並べ替えれば英単語の学習にも役立ちます。
また、ブロック・パズルを用いた遊びやカードゲームは手作業を伴うため、手指の機能を鍛えるのにも有効です。
知育玩具はレンタルがおすすめ?
子どもに知育玩具を用意するための経済負担を軽くするなら、おもちゃをレンタルできる「おもちゃのサブスク」がおすすめです。ここでは、多くの家庭で利用されている「ChaChaCha」についてご紹介します。
「ChaChaCha」の特長
「ChaChaCha」は、日本有数の知育玩具をレンタルできるサブスクサービスです。公式サイトのおもちゃ一覧から、我が子が気に入った知育玩具をリクエストできます。
「ChaChaCha」は子どもの幅広いニーズに応えるため、バリエーション豊かな知育玩具を提供しています。おもちゃ一覧には多種多様なおもちゃが掲載され、子どもの年齢や成長段階に合わせて選択可能です。
おもちゃをレンタルする際、リクエストに応えてもらえる点数は3点です。ただし、在庫などの関係から人気のある玩具は希望が通るとは限らないため、リクエスト数に制限はあります。
また、おもちゃ選びをChaChaChaに一任した場合、保育士をはじめ子育てのプロが選定作業を担当するので安心です。
「ChaChaCha」のサービス内容
ChaChaChaは、レンタルした知育玩具が手頃な利用料で定期的に子どものもとへ届けられるサービスです。
当サービスを初めて利用するときは、最初に利用プランを選んで申し込みます。次に、ヒアリングフォームを作成します。申込後に送られるメールを確認し、指定のURLにアクセスしてヒアリングフォームに子どもの情報を入力してください。
必要事項の入力が終わると、「ChaChaCha」で子どもの情報やリクエスト内容をふまえた知育玩具の選定作業が開始されます。おもちゃが子どものもとへ届けられるのは、最初に利用プランを申し込んでから1週間~10日ほどです。なお、おもちゃは消毒・清掃済みであり、紛失・破損しても弁償代は原則かかりません。
「ChaChaCha」のプラン
ChaChaChaの主な利用プランは、「基本プラン」「学研ステイフル監修プラン」「特別支援教育プラン」の3つです。
基本プランは、おもちゃが2カ月ごとに交換可能などベーシックなサービスを提供しています。学研ステイフル監修プランは5歳児向けのコースであり、学習方面に特化した内容になっています。
特別支援教育プランは、子どもに発達状態が気になる場合などの特別支援に特化したコースです。他には、おもちゃの交換時期や月々の利用料が応相談であり0~6歳児を対象とする法人向けプランもあり、それぞれの子どもに合ったコースを選べます。
まとめ
子どもが就学前に英語を学ぶときは、知育玩具を活用すると学習効果を高めるのに役立ちます。おすすめは、英語の音声が流れる電子玩具や英語表記のあるブロックです。コスト面に不安がある場合は、おもちゃのサブスクでレンタルする方法をおすすめします。
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