コラム

指先の知育とは?手遊びに知育効果がある理由

2022/03/30

指先の知育とは?手遊びに知育効果がある理由

「第二の脳」と呼ばれる指先。指先の知育は、子どもの精神的・身体的成長に大きな影響を与えるといわれます。また、さまざまな手遊びは幅広い知育の効果をもたらすと考えられているのです。

そこで今回は、手と脳の関わりや指先の知育の重要性、知育玩具を使うと得られる効果を解説します。指先の知育に使えるおすすめの知育玩具にも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。

手と脳の関わり

手・指先は、脳と深い関わりがある部位です。「第二の脳」とも呼ばれ、手や指先を使った遊びは子どもの心身の発達に大きく影響します。したがって、現代の幼児教育の分野においては、指先の知育が重要視されています。その理由について、具体的にお話します。

「第二の脳」と呼ばれる手

さまざまな器官で構成される人体のうち、手は「第二の脳」とも呼ばれる部位です。多くの神経が集中し、多彩な動作を繰り返すことで脳や身体の成長を促します。

一見すると、体全体で手や指先が占める面積は広くありません。しかし、脳内に目を向けた場合、これらの部位が関わっている領域は広範囲に及びます。かつて脳神経外科医が描いた図を見ると、手・指は運動野と感覚野、ともに幅広い動作と関わっていることがわかります。

手・指と脳内の領域が結びつく要素は、これらの部位に集まる神経の多さです。手や指先に集まる神経の量は他の部位を大きく上回り、まるでセンサーのような役割を果たします。動きに比例して脳を強く刺激し、大脳における運動野や感覚野の活性化を促すのです。

事実、脳の活性化に繋がる手・指の動きは多彩です。私たち大人の日常生活においても、仕事でペンを握る、調理時に鍋の蓋を開ける、料理を箸でつかむなどの手先を使った所作は脳に刺激を与えます。ですが、さまざまなものが便利になった今、以前よりも手・指先を細かく動かす機会は減りました。結果的に身体機能低下や五感の鈍化が進んでいると指摘する声が少なくありません。

指先の知育が重要視される理由

幼児教育の分野で指先の知育が重要視される理由は、手・指先を通じた「五感体験」が脳や心身の発育・成長に大きく影響するためです。

手の機能には、「モノの加工・操作」「情報の感知・認識」「情報や思考内容の表現・伝達」の3つがあるといわれています。これら3機能が五感体験により適切に発達すると、子どもがイメージ通りに体を動かせるようになるのです。

発達途中の幼児・児童にとって五感体験の重要性を示す一例が、砂遊びです。砂遊びの場合、子どもは手を使った五感体験を繰り返しながら「なぜ砂は固まるのか」「なぜ崩れるのか」「どうすれば大きくお城をつくれるか」などといった点を理解します。

五感体験は一度だけでなく、回数が増えるほど脳への刺激が強まり、理解度も深まると考えられます。何度も同じ体験を重ねる中で、砂に対する理解が深まれば、頭の中でイメージ通りの砂の城や乗り物を形にできるようになるのです。

この例を踏まえ、「第二の脳」とも呼ばれる指先の知育が子どもの心身の発達に果たす役割は大きく、幼児教育の現場などで重要と考えられています。

指先の知育で得られる効果とは?

知育玩具を使った指先の知育で得られる主な効果は、手・指の「巧緻性(こうちせい)」の向上です。巧緻性とは手先の器用さを表す用語のことで、指先の知育により、私たち大人が普段から行っている「日常生活に必要な手の動き」ができるようになります。以下で詳しく見てみましょう。

手・指の巧緻性の向上

1歳~6歳頃の子どもの手・指先は、発達途中にあります。知育玩具を活用した知育により多種多様な動かし方を経験すると巧緻性は着実に向上します。

赤ちゃんは母親の胎内にいるときから動き回り、指をしゃぶれると考えられています。とはいえ、まだ乳幼児・児童の心身は成長過程に過ぎません。指先も例外でなく、日常生活に支障がないくらいスムーズに手・指を動かせるわけではないのです。

小さな子どもが苦労しがちな動きは、服や着用するときの手や指先の動作です。幼いうちは、家や外出先で上着の袖に腕を上手く通せない、あるいは服のボタンをボタン穴に入れられず親に手伝ってもらうといった場面が多く見られます。

服の着用動作を含め、日常生活で必要な動きを身につけるために、指先の知育は大いに役立ちます。さまざまな知育玩具を使いながら遊ぶ中で、多彩な手・指先の動きを学んでいきます。徐々に視覚的・聴覚的な情報も踏まえつつ、自由に手を動かせるようになるでしょう。

手や指先の発達を促進

繰り返しますが、指先の知育は巧緻性向上に欠かせないファクターです。知育を通して手・指先の器用さが増すと、手全体を上手に使いこなせるようになります。結果的に、日常生活に欠かせない所作を、自分自身で行えるまでに成長するのです。

手・指先の基本動作は、モノを「握る」「つかむ」「のばす」「ひねる」「つまむ」「通す」などバリエーションが多彩です。通常、すべての動作が一度に習得されるわけでなく、段階的に身についていきます。

子どもが成長過程にある場合、指先と目や耳の感覚は完全に統合されていません。成長していく中で、目・耳から得た情報と手・指先の動きとの連動が可能になれば、巧緻性は向上します。手全体の動作の幅が広がり、「手でできること」のバリエーションが増えるでしょう。

手・指先の動かし方を身につけるうえで、おもちゃを使った指先の知育は、とても効果的です。いろいろな遊びの中で多彩な動きのパターンを経験すると、一通りの基本動作を段階的に習得できます。

最近は、大人から子どもまで日常生活で手作業する場面が減り、知育玩具による成長途中の子どもの指先の知育は、以前よりも重要性が増しているといわれています。

指先の知育に役立つおもちゃの選び方

指先の知育において、手を使って遊ぶ知育玩具は欠かせません。知育玩具選びは、対象年齢の確認から始まります。同時に、どれほどそのおもちゃに子どもが興味・関心を示すかのチェックも大切です。ここでは、指先の知育に重宝する知育玩具の選び方を解説します。

知育玩具の対象年齢の確認

知育玩具を使いながら指先の知育を行う際には、それぞれの玩具に設定された対象年齢の確認が必須です。

子どもの年齢は、脳や体の発達段階を示す目安のひとつです。専門的な見解によると、成長途中にある子どもが身につけられる手・指先の動作は年齢に応じて変わります。多くの知育玩具は、これらを踏まえて対象年齢が設定されています。

そのため、指先の知育で使うおもちゃを探すときは、対象年齢から確認しなければなりません。子どもの発達段階にマッチした知育玩具を選ぶことで、実際に子どもの手・指先の発育、あるいは思考力や創造性の向上を効果的に促進します。いずれにしても、適切な知育玩具の選択によってはじめて、何らかの知育効果が得られるのです。

おもちゃの対象年齢は外装表記などで判断できます。ただし、おもちゃ屋などで実物に触れられる場合、子どもが上手に遊べるか観察しながら検討することも大切です。

子どもの興味・関心をチェック

知育玩具の使用中に子どもの様子を確認する際は、どれくらい上手に遊べているかだけでなく、強い興味・関心を示しているかのチェックも不可欠です。

おもちゃで遊んでいる様子を見ると、パズルが好きな子、積み木が好きな子などどのようなおもちゃに好奇心を示すかは様々で、おもちゃに対する興味・関心は一人一人異なるということがわかります。そのような現状を踏まえ、近年販売される知育玩具は対象年齢が同じでも、遊び方の幅を広げた製品が多く見られます。

子どもは、気に入ったおもちゃで何度も繰り返し、遊ぶ傾向にあります。お気に入りのおもちゃは、最初から上手に遊べなくても簡単には手放しません。すぐ飽きず、長い時間にわたり遊び続けるケースが多い印象です。

手・指先の動きは、反復するほど身につきやすいと考えられています。その点を考慮した場合、知育の効果を高めるなら子どもが興味・関心を示した玩具を選ぶのが適切です。

指先の知育におすすめのおもちゃ5選

指先の知育でおすすめの手遊び系のおもちゃを挙げると、ボール、ブロック、パズル、積み木、楽器の5つです。ここでは、手遊び系おもちゃの特徴や知育効果を解説します。

ボール

 

ボールは、0~1歳頃から遊び始められる知育玩具です。基本的に投げて遊びながら、「つかむ」や「落とす」さらに「追いかける」などの動作を学べます。

サイズや柔らかさに配慮すれば、子どもの小さな手でも十分に遊べます。最近は色合いがカラフルであり音が出るタイプも見られ、子どもの好奇心を引き出すのに適したおもちゃです。同時に、弾力や手触りを楽しめるメリットもあります。

1人でも遊べますが、親と一緒なら楽しみ方のバリエーションが広がり、知育の効果の向上が期待できます。

ブロック

 

ブロックは、1歳頃から遊べるものが多い知育玩具の代表例です。さまざまな形のパーツを組み上げる中で、イメージしたものを作成する楽しさを経験できます。

それぞれのパーツは形状とともに色合いも豊富で、アイデア次第で作成できるもモノのバリエーションが広がります。また、ブロックの組み合わせ方に制限はありません。手・指先の細かい動きを身につけるだけでなく、柔軟な発想力を養うにも効果的なおもちゃです。

子ども向けのタイプは各パーツが大きめのサイズに設計されているため、小さな手でも扱いやすく、誤飲リスクが軽減されています。

パズル

 

ブロックとともにパズルも、1歳頃から楽しめる知育玩具のひとつです。自由にピースを並べる遊びで、手の動きや想像力・思考力の向上が見込めます。

近年、その高い知育効果から注目を集めているパズルがタングラムです。タングラムの対象年齢は3~4歳頃で、簡単なレベルならば2歳頃から遊べます。イメージ通りに完成できたときに達成感を得られる効果もある、優れたパズルです。

タングラムの遊び方は、ガイドに沿って正解となる完成図を目指すか、自由にピースを組み合わせるかの2パターンにわかれます。遊び方の幅が広い知育玩具なので、興味のある方は一度買い与えてみることをおすすめします。

積み木

 

ブロックなど立体物の作成を好む子どもには、積み木もおすすめです。さまざまな形のパーツを使いながら、「並べる」「積む」「崩す」などの動きを覚えていきます。

製品によりますが、対象年齢は1歳前後より設定されています。色合いはカラフルなタイプが中心で、最近は表裏にイラストや文字が印刷されているタイプも少なくありません。表にイラスト、裏に文字が記されているタイプは、イラストの名前を覚える学習にも使えます。

木は耐久性に優れた素材であり手軽に洗えるので、清潔な状態を保ちながら遊べるところに安心感もあります。

楽器

 

子どもが音に強い興味・関心を示しているなら、楽器のおもちゃがおすすめです。「たたく」動きを鍛えられるとともに、音に対する好奇心を刺激できます。すなわち、五感における聴覚を刺激する知育玩具といえます。

楽器のおもちゃは、対象年齢が1歳頃の木琴タイプが主流です。デザインや色合いはバリエーションが豊富であり、メロディに合わせ演奏するモードがあれば音感と一緒にリズム感も磨くことができます。

専門的な見解では1歳頃から音程への興味・関心は生まれるといわれるため、楽器に好奇心を示すか確認しても良いでしょう。

知育玩具はおもちゃのサブスクでレンタルしよう

知育玩具は、意外に高価なアイテムです。対象年齢を過ぎると知育の効果は下がる可能性があり、その都度購入するとなると、経済負担が無視できなくなります。

知育玩具は「買う」より「借りる」方が、コストパフォーマンスの面で優れます。おもちゃの量が子どもの年齢とともに増えなければ、すっきりした室内を維持できるメリットもあるでしょう。そこでおすすめなのが、「おもちゃのサブスク(サブスクリプションサービス)」です。

おもちゃのサブスクとは、知育玩具のレンタルサービスです。毎月、月額料金を支払うと5~6点の知育玩具が手元に届きます。中でも「chachacha」は、価格面やサービス品質、利用実績など、総合的に評価されているおもちゃのサブスクです。

たとえば、「chachacha」では、保育士など幼児教育のプロがおもちゃを選定します。初回ヒアリングで「指先の知育を重視したい」と伝えておくと、その後の選定作業に反映してもらえます。

利用手順もシンプルです。まずは希望プランを選択し、仮注文を済ませて自動返信メールを受信します。次に指定のヒアリングフォームに必要事項を入力します。一通りの手続きが完了すると、入力情報にもとづき、適切な知育玩具が配送されてくる仕組みです。

不要になった玩具などは、申請すれば簡単に返却できます。いつでも手間なく利用できる、大変おすすめのサブスクです。

まとめ

手は、身体の中で「第二の脳」と称される重要な部位です。指先の遊びは脳の発達と密接な関わりがあり、子どもの心身の成長にとって重要な役割を担います。知育玩具には手先の巧緻性を向上するとともに手の発達を促す効果があり、手や指先で遊ぶとき活用したいアイテムです。しかし、おもちゃ自体の購入費は無視できません。出費を抑えるなら、知育玩具をレンタルできるおもちゃのサブスクを利用してみましょう。

 

 

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