
知育ならぬ「木育」が人気!?木製おもちゃの選び方とは?
知育玩具の中には、木などの天然素材で作られたモノがあります。最近は安全性や環境への配慮から、木製おもちゃのみを使った「木育」に挑戦する家庭も増えているようです。そこで今回は、木製おもちゃの選び方や魅力、得られる知育効果を解説します。
木製おもちゃの特性と知育効果
木製おもちゃには、感覚運動能力の向上・創造性の向上・物の大切さの理解・高い安全性などの特性があります。それぞれが子供たちの成長と発達、知識の拡大にいい影響をもたらすでしょう。ここでは、木製おもちゃの特性や知育効果について、詳しく解説します。
感覚的な体験ができる
木製おもちゃには、子供たちの物に対する興味・関心を引き出し、感覚運動能力の発達を促す効果があります。色彩が豊かでない分、おもちゃの形状や大きさなど、基本的な特性に集中できるためです。加えて、プラスチック製のおもちゃよりも重量があります。木製おもちゃで遊ぶと、物体の重さとバランスの概念を学ぶことができます。
創造性を養う
木製のブロックやパズルは、子どもたちが自由に構築し、創造的な遊びをするのに適しています。これにより、子供たちの想像力が刺激されるほか、空間把握能力や問題解決能力の向上が期待できます。
木ならではの持続性
木製おもちゃは耐久性に優れるため、プラスティック製のおもちゃに比べて長持ちします。万が一破損しても、テープや接着剤で簡単に修理できます。これは子どもにモノを大切に扱うこと、修理して再利用する機会を与えるでしょう。近年、世界的に「SDGs(持続可能な開発目標)」の動きが活発ですが、知育玩具にもその流れが来ています。
高い安全性
一般的に木製 おもちゃは、有毒な化学物質を含まない天然素材から作られます。そのため、子供たちがこれらのおもちゃを口に入れたり、触ったりしたときの安全性が高まります。事実、高い安全性が認められた「STマーク」つきの知育玩具には、木製おもちゃが多く含まれます。
人気の木製おもちゃ5選
ここでは、子育て世帯に人気の木製おもちゃ5選をご紹介します。「天才」や「神童」と呼ばれた方々が遊んだ知育玩具にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
キュボロ
キュボロは知育が盛んなスイス生まれの木製おもちゃです。シンプルな立体パズルで、各ピースには細い溝が掘られています。その溝にビー玉を転がして遊ぶユニークな知育玩具です。
キュボロには多数の魅力と知育効果があります。まず、ピースを組み合わせてビー玉を動かすことで、物理学の原理に触れられます。さらに空間認識能力や創造力、問題解決力が育つと注目されています。
また、キュボロは史上最年少でプロ棋士になった「藤井聡太」さんが、幼少期に遊んでいたおもちゃとして知られます。そのニュースが流れた当時、キュボロは全国的に品薄状態が続きました。
おままごとセット
おままごとセットは女の子に好まれるイメージがあるかもしれません。しかし、こうした「ごっこ遊び」は性別問わず、一定の知育効果が認められます。
木製のおままごとセットには、素材独自の特徴と魅力があります。まず、木は環境と人体に優しい素材で、安全性が高く評価されています。野菜や果物などの形・色彩が再現されており、その手触りや匂い、質感が五感を刺激するでしょう。
さらに、子ども自身で調理や店舗での役割を体験することで、創造性や想像力を育むとされます。親や兄弟、友達一緒に遊ぶことで、社交性やコミュニケーション能力の向上も期待できるでしょう。
パズル・積み木
木製パズル・積み木は、遊びを通じて空間認識力や創造力、論理的思考力、問題解決能力を鍛えます。昔ながらの木製おもちゃですが、その実は多彩な知育効果が得られる画期的な知育玩具なのです。
たとえば、積み木はピースを自由に組み合わせる過程において、創造性の向上が期待されます。ピースの形や色彩が多様であったり、適度な重みがあったりするのもポイントです。五感を刺激しつつ、「第二の脳」と呼ばれる手・指先の運動を促します。
手押し車
子どもたちが手で押して遊ぶ知育玩具です。手押し車には、子どもの運動能力やバランス感覚を鍛える効果があります。最近はプラスティック製の安価な製品が主流ですが、昔ながらの「木の手押し車」も密かな人気があります。インテリアとして飾っておけるデザインであるため、あえて木製の手押し車を購入する家庭が多いのです。
ビーズコースター
ビーズコースターは立体感覚と想像力を伸ばし、手・指先の運動になる知育玩具です。色彩豊かなピースが動くことで、色・形の識別力、集中力・忍耐力など、さまざまな知育効果が期待できるのです。こちらもインテリアになるデザインが多く、子どもが大きくなった後も、部屋に飾っておけるでしょう。
木製おもちゃの選び方とお手入れ方法
ここでは、木製おもちゃの選び方を3つのポイントにわけて解説します。長く使うためのお手入れ方法にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
年齢で選ぶ
木製 おもちゃは、子どもの年齢・月例に応じて適切なモノを選びましょう。たとえば、積み木は1歳児も遊べますが、3歳児には少し簡単過ぎるでしょう。3歳以上の子どこには、複雑な構造やルールが決められている木製おもちゃが適しています。なお、年齢・月齢と発達の特性は常に一致しないため、個々の成長に応じた選択が大切です。
仕掛けで選ぶ
仕掛けの豊富な木製おもちゃは、子どもの好奇心を刺激し、飽きることなく遊び続けることができます。楽器のように叩くと音が鳴ったり、他部位と連動したりするものを選ぶといいでしょう。
デザインで選ぶ
木製おもちゃは、デザインで選ぶのもポイントです。カラフルだったり、さまざまな形状をしていたりするおもちゃは、子どもの興味を強く惹きます。また、知育玩具には対象年齢が設定されています。いずれは遊ばなくなるため、保管・処分についても考えねばなりません。たとえば、木製の可愛らしいデザインや、コンパクトなおもちゃは、お部屋のちょっとしたインテリアになるでしょう。
木製おもちゃはレンタルできる!おすすめはやっぱり「ChaChaCha」
木製おもちゃは新品価格が割高で、「欲しいけどなかなか手が出ない」という声が聞かれます。プラスティック製のおもちゃに比べ、高価なのは事実です。その都度新品を購入していると、無視できない金額になるでしょう。そこでおすすめなのが、「おもちゃのサブスク(サブスクリプションサービス)」である「ChaChaCha」です。
「ChaChaCha」では、木製のさまざまなおもちゃを隔月単位でレンタルできます。木のパズルや積み木を筆頭に、0〜5歳に最適な知育玩具を借りられるサービスです。おもちゃは細かく指定できるほか、現役保育士のスタッフに相談し、提案してもらうこともできます。欲しい知育玩具が決まっている人、決まっていない人、どちらも安心してご利用いただけるサービスです。
利用方法は簡単で、公式サイトからプランを選び、申し込みます。おすすめはスタンダードな「基本プラン」で、月額3,630円(税込)から利用可能です。合計15,000円相当の有名ブランドの知育玩具が隔月5~6点届きます。必要なときに、必要なおもちゃを借りられるのが魅力です。
まとめ
木製おもちゃには、天然素材ならではの特徴があります。毎日「自然」の素材に触れることは、子どもの成長・発達にいい影響を与えるでしょう。これから「木育」を始める方は、ぜひ木製おもちゃをレンタルしてみてください。
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