コラム

新生児が快適に過ごせる室温とは?暑い・寒いのサインや調整方法をご紹介

2024/05/29

新生児が快適に過ごせる室温とは?暑い・寒いのサインや調整方法をご紹介

新生児の赤ちゃんに最適な室温は、季節によって多少の違いがあります。基本的には大人が快適に感じる温度よりもやや高めに設定するのが理想。健やかな成長と快適な睡眠のため、適切な室温管理を行いましょう。

今回は、新生児に適した室温を季節ごとにご紹介します。赤ちゃんの暑い・寒いのサイン、冷暖房器具の適切な設定方法、各時期に合わせた服装選びなど、ママ・パパが知りたい情報をまとめました。室温管理の悩みを解消して、赤ちゃんとの毎日をもっと快適にしましょう。

新生児に適した室温とは?

新生児の赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、室温の影響を受けやすいのが特徴です。室温が高すぎると体温が上昇しやすく、逆に低すぎると体温が下がり過ぎてしまう恐れがあります。そのため、赤ちゃんが快適に過ごせる室内環境を整えることが大切です。

具体的な室温・湿度の目安とは?

新生児の赤ちゃんが快適に過ごせる室温の目安は、夏場は25~28℃、冬場で20~25℃とされます。エアコンなどで室温を調整する際は、外気温との差が5℃以上にならないように気を付けましょう。

温度差が大きすぎると、赤ちゃんの体温調節が追いつかず、体調を崩してしまう可能性があります。朝晩と日中で寒暖差が大きい日もあるため、エアコンで室温を一定に保つことも大切です。

室温だけでなく、湿度も部屋の過ごしやすさに影響します。赤ちゃんが快適に過ごせる湿度は、季節を問わず50~60%が理想的といわれます。湿度が低すぎるとウイルスが活発になったり、赤ちゃんの肌や粘膜の乾燥を招いたりするため注意してください。

一方、湿度が高すぎるとカビやダニが繁殖しやすくなる他、赤ちゃんが不快感を示すことがあります。湿気の多い夏場はエアコンの除湿機能、乾燥しがちな冬場は加湿器などを使い、適切な湿度を保ちましょう。

【夏場】適切な服装選びと過ごし方のポイント

夏場の赤ちゃんの服装は、吸湿性や通気性の良い素材を選び、汗をかいたらこまめに着替えさせてあげてください。コンビ肌着など薄手の肌着を2枚重ね、その上にドレスオールを着せるのが基本です。寝ているときはスリーパーを使うなど、体温の変化に合わせて調整。気温が高い日は、半袖の肌着を選んだり、肌着の重ね着だけにしたりするのもよいでしょう。

また、夏場は熱中症予防のために、こまめな水分補給が欠かせません。母乳やミルクを十分に飲ませ、必要に応じて経口補水液も活用しましょう。外出時は日陰を歩くようにし、帽子や日傘で直射日光を避けます。抱っこ紐を使う場合は、通気性の良いメッシュタイプを選ぶとよいでしょう。

屋内・屋外問わず、夏場は赤ちゃんの様子をこまめにチェック。明らかに機嫌が悪く、ぐったりしている場合は、涼しい場所で休ませるようにしてください。

【夏場】適切な服装選びと過ごし方のポイント

冬場は保温性の高い素材を選び、肌着やウェア、カバーオールなどを組み合わせて調整します。外出時は上着を一枚多めに着せ、帽子や手袋、ブランケットで防寒対策を行いましょう。ただし、過剰な防寒は汗をかく原因にもなるため、赤ちゃんの様子を見ながら調整することが大切です。

冬は乾燥しやすく、ウイルスが活発になる季節でもあります。エアコンの暖房を付けていると空気が乾燥しやすいので、加湿器や濡れタオルを併用するとよいでしょう。乾燥対策として、保湿剤の使用がおすすめです。沐浴後やおむつ交換のタイミングで全身に塗り、肌のバリア機能を高めましょう。乾燥から肌を守ることで、赤ちゃんの肌トラブル防止につながります。

【春秋】適切な服装選びと過ごし方のポイント

春秋は気温の変化が大きい季節なので、赤ちゃんの服装選びには特に気を付けたいところです。春の新生児の服装は、基本的に肌着とウェアの組み合わせがよいでしょう。肌着は汗を吸収しやすい綿素材の短肌着やコンビ肌着で、その上に長袖のカバーオールやツーウェイオールを着せるのがおすすめ。外出時は寒暖差に備えて、薄手の羽織りものを用意しておくと安心です。

秋の服装も同様ですが、朝晩の冷え込みに備えて、やや厚手の服を用意する必要があります。重ね着で調整しやすいよう、肌着の上に長袖のロンパースやカバーオールを着させます。外出時は、さらにその上から薄手のアウターを羽織らせるとよいでしょう。急に寒くなったときのために、ベストなどの防寒アイテムを用意しておくのもポイントです。

なお、春秋ともに室内では22~25℃、湿度50~60%が新生児にとって過ごしやすい環境だといわれています。冷暖房器具で室温を設定し、服装で微調整するのが理想的です。

新生児の暑い・寒いのサインとは?

新生児は体温調節機能が未熟なので、周囲の温度変化に敏感です。そのため、大人が快適だと感じる温度でも、赤ちゃんにとっては暑すぎたり寒すぎたりすることがあるのです。ここでは、新生児の赤ちゃんが発する暑い・寒いのサインについてご紹介します。

暑がっているサインとは?

最初に赤ちゃんの背中やおなか、脇の下に触れてみましょう。眠いときや体調不良ではないときに、これらの部位が汗ばんでいたり、温かく感じられたりする場合は、赤ちゃんが暑がっているサインです。また、首のしわを広げてみると、そこが赤くなっていることも。これもまた、赤ちゃんが暑さを感じている証拠です。

この他、極端に機嫌が悪かったり、ぐずついて寝付けなかったりすることがあります。顔色が悪く、唇の色が赤みを帯びていることもあるでしょう。このような反応が見られたら、赤ちゃんが暑いと感じているサイン。室温調整や着替えなどで体温を下げてあげましょう。

寒がっているサインとは?

寒さを感じているかどうかは、赤ちゃんの背中やおなかに触れてみると分かります。そこが冷たければ、体全体が冷えている証拠です。逆に手足が冷たくても、体幹部が温かければ問題はないとされます。

また、赤ちゃんの顔色や唇の色をチェックしてみましょう。普段より顔色が悪かったり、唇が青白くなっていたりする場合は、寒がっているサインかもしれません。エアコンやストーブで室温を上げたり、薄手の上着を一枚着せたりして、体を温めてあげましょう。

冷暖房器具の使い方や注意点は?

冷暖房器具を使用する際は、適切な温度設定と風向・風量の調整を心掛けましょう。温度計・湿度計を設置し、小まめにチェックすることも大切です。ここでは、冷暖房器具の使い方や注意点をご紹介します。

冷暖房器具の適切な設定温度

エアコンを使用する場合、夏場は25~28℃、冬場は20~25℃を目安に設定します。ただし、設定温度はあくまで目安であり、赤ちゃんの服装や体調、部屋の状況などに応じて微調整が必要です。様子を小まめに観察し、暑がっている場合は設定温度を下げ、寒がっているようであれば温度を上げてください。

風向・風量の適切な調整

エアコンの風が赤ちゃんに直接当たらないよう、風向きには十分注意が必要です。特に寝ている間は、風が体に直接当たると体温が下がり過ぎてしまいます。風向きは赤ちゃんから外れた方向に向け、風量も強過ぎないよう調整しましょう。サーキュレーターを併用して部屋の空気を循環させるのもおすすめです。

使用時の注意点は?

エアコンやストーブなどの冷暖房器具は、使用していると汚れやホコリ、カビなどが溜まりやすくなります。赤ちゃんの健康を守るためにも、定期的な清掃とメンテナンスを行いましょう。特にエアコンのフィルターは、2週間に1回程度の頻度で掃除するのがおすすめ。季節を問わず換気を心掛け、空気の入れ換えも行ってください。

エアコンは赤ちゃんの体に悪い?

エアコンは新生児の赤ちゃんにとって必ずしも悪いものではありません。適切に使用すれば、赤ちゃんの健康を守り、快適な室内環境を構築できます。

そもそもエアコンが良くないといわれるのは、体の冷やしすぎによる自律神経の乱れ、カビやホコリによるアレルギー症状、乾燥による粘膜への刺激などが理由です。ただ、適切に使えばこれらは問題になりませんし、最近の機種は室温の自動調整機能が優秀です。カビが生えにくくなる空調機能も備えているので、一昔前のエアコンに比べると衛生的といえます。

むしろ近年は、夏場の猛暑が深刻な問題となっています。エアコンなしで快適な室内環境を作るのは困難なので、必ず使うようにしてください。

まとめ

新生児の赤ちゃんを育てる上で、快適な室温・湿度の維持は欠かせません。季節ごとの適切な室温・湿度の目安、服装のポイントを正しく理解し、実践してみましょう。赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えるために、エアコンや加湿器などを上手に活用してみてください。

chachacha(チャチャチャ)は、
お子様の成長に合わせておもちゃプランニングをし、定期的にお届けする定額制サービスです。
そんな選んで遊べるおもちゃのサブスクが、初月1円でお試しできます!

↓今すぐ下の画像をタップしてお申し込み↓

↓まずはどんなおもちゃがあるか見てみたい方↓

←前の記事 次の記事→

おすすめ記事

  • ホーム
  • 新生児が快適に過ごせる室温とは?暑い・寒いのサインや調整方法をご紹介