赤ちゃんの歩き始めはいつ?個人差やステップを知ろう
大切に育ててきた我が子の成長は、両親にとって喜びに満ちたかけがえのないものです。とくに自分の足で立ち、歩き始める瞬間は、一生忘れられないものです。しかし赤ちゃんの発達には個人差があり、歩き始めがいつになるか、特定の時期を予測するのは難しいといえます。
そこで本記事では、赤ちゃんの歩き始めについての一般的な情報や注意点についてご紹介します。歩き始めの時期におすすめの知育玩具も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
赤ちゃんが歩き始めるのはいつから?
赤ちゃんの歩き始める時期は個人差が大きいものの、一般的には生後12カ月前後から歩き始めることが多いといわれています。しかし、これはあくまで平均的な目安であり、歩き始める時期は赤ちゃんによって大きく異なります。お子さまのペースに合わせながら、焦らずに成長を見守りましょう。
歩き始めが早い子と遅い子がいるのは、個々の発達スピードや体格差、性格など、さまざまなことが影響しているといわれています。赤ちゃんがなかなか歩かないことを、自分のせいにして責めたり焦ったりする必要はありません。自然な個人差として受け止め、赤ちゃんの成長スピードに寄り添って気長に待ちましょう。
早く歩き始める
赤ちゃんのなかには、生後8〜9カ月頃から歩き始める子もいます。これは、とくに筋力とバランス感覚の発達が早い子に見られます。なかには、ハイハイや伝い歩きをしないまま歩き始める子もいます。
遅く歩き始める
1歳半を過ぎてから歩き始める赤ちゃんもいます。生後12カ月頃に歩き始めるというのは、あくまでも一般的な傾向です。一部の子どもたちは、よりゆっくりとしたペースで歩行スキルを獲得します。
成長のペースは人それぞれ
赤ちゃんは、みんなが同じペースで成長していくわけではありません。たとえば、体格が大きく首や筋力の発達が遅い場合や性格が怖がりで消極的な場合など、歩き始めが遅れることがあります。
大人にも得意不得意があるように、赤ちゃんにも1人ひとり異なる特性があります。歩き始めが早いか遅いかに固執するのではなく、子どもの成長ペースを理解してサポートしてあげてください。
一人で歩き始めるまでのステップ
赤ちゃんの成長は段階的で、歩き始めるまでにはさまざまなステップを踏んでいきます。これらのステップは、赤ちゃんが体力やバランス感覚を養い、歩行スキルを身につけるための基盤を築くものです。赤ちゃんが一人で歩き始めるまでのステップを段階ごとに紹介します。
STEP1. 寝返り
寝返りは、赤ちゃんが体のバランス感覚や筋力を養うために行う動作です。赤ちゃんは、腰をひねり、足を交差させた後、「足→腰→上半身」と順に体を回転させて寝返りをします。寝返りの時期は個人差がありますが、一般的には生後3〜6カ月頃にできるようになるとされています。
STEP2. ずりばい
ずりばいは、赤ちゃんがお腹をつけたまま手や足の力で這って移動する動作のことです。この動きから、移動の基本を学ぶといわれています。こちらも個人差はありますが、一般的に生後6カ月〜8カ月頃から始める赤ちゃんが多いとされています。ずりばいをすると、股関節や筋肉が発達するため、歩行の基礎を築く重要なステップとなります。
STEP3. ハイハイ
ハイハイは、手のひらと膝をついた状態で前後に移動する動作です。腰がすわり、腰と脚を使って胴を支えられるようになるとできる動作で、筋力やバランス感覚が向上します。ハイハイは、生後9カ月〜1歳ぐらいの時期に始めることが多いとされています。この動作によって手と足の筋力が発達し、立って歩ける力が徐々についていくでしょう。
STEP4. つかまり立ち
つかまり立ちは、赤ちゃんが家具や壁につかまって立ち上がることです。この動作によって、立つ力とバランス感覚が養われます。生後6〜7カ月頃から始めることもあれば、1歳頃になってから始めることもあります。
STEP5. 伝い歩き
伝い歩きは、つかまり立ちの状態から家具や壁に沿って横移動する動作のことです。この動作をしながら、歩行の基本動作を練習します。伝い歩きはつかまり立ちのタイミングにもよりますが、生後9カ月〜1歳ぐらいの時期に始めるのが一般的です。この段階で、赤ちゃんは徐々に足腰の強化と歩行のリズムを学んでいきます。
STEP6 ひとり立ち
伝い歩きに慣れてきたら、次はひとり立ちの練習を始めます。最初は家具などに捕まらなければ立ち上がれませんが、徐々に自分の腕の力だけで、身体を持ち上げるようになります。この場合、赤ちゃんが安全にひとり立ちの練習ができるよう、適切な環境を整えることが大切です。マットを敷く、家具の角にカバーをかけるなど、転倒対策を忘れずに行いましょう。
STEP7. 歩き始め
このように少しずつステップを踏みながら、最終的に赤ちゃんは自分でバランスを取りながら歩くことができるようになるのです。歩き始める時期は個人差があり、一般的には生後12カ月目頃から歩き始めますが、早い場合は8カ月頃から、遅い場合は2歳頃までかかることもあります。
歩き始めが肝心!家庭でできる転倒防止対策
赤ちゃんの歩き始めは、成長の大きな節目となるでしょう。しかし、同時に転倒や転落のリスクもともないます。とくに初めて歩き始める際は、バランスを取ることが難しく、転びやすいといえるでしょう。ここでは、家庭でできる転倒防止対策をご紹介します。
家具の角にクッション材を取りつける
赤ちゃんが転んだ際に頭や顔をぶつけることを防ぐため、家具の角にクッション材(コーナーガード)を取りつけましょう。コーナーガードには、透明なものやカラフルなものなど、さまざまなデザインがあります。こうした対策をしておけば、家具の鋭い角で赤ちゃんがケガをさせるリスクを減らせます。
ジョイントマットを敷く
床にジョイントマットを敷くことで、転倒や転落時の衝撃を和らげるだけでなく、防音効果も期待できるでしょう。また、ジョイントマットは床面を保護し、フローリングにキズがつくのを防ぐ効果もあります。赤ちゃんが安心して床で遊ぶことができる環境を整えましょう。
ヘッドガードを使用する
赤ちゃんの頭部への衝撃を吸収し、ケガを防止するために、ヘッドガード(リュックタイプ・ヘルメットタイプ)の使用もおすすめです。とくに、歩き始めの初期段階ではバランスを崩しやすいため、頭部の保護は重要です。ヘッドガードを選ぶ際には、快適さと保護性をバランスよく考慮しましょう。
家具の配置を工夫する
家具を配置する際には、赤ちゃんがつかまり立ちや伝い歩きをしやすいように、安全性を意識して配置することが大切です。また、家具をしっかりと固定することで、赤ちゃんが引っ張ったり押したりしても倒れないようにすることも意識します。安全な環境を作り、けがのリスクを減らすことで赤ちゃんの歩行スキルの向上をサポートしましょう。
歩き始めの赤ちゃんにぴったりな知育玩具とは?
赤ちゃんの好奇心を刺激しながら歩行スキルを向上させるための適切な知育玩具があります。これらの玩具は、赤ちゃんが楽しみながら成長の一歩を踏み出す手助けとなるでしょう。ここでは、歩き始めの赤ちゃんにぴったりな知育玩具を紹介します。
手押し車
手押し車は、つかまり立ちやよちよち歩きを始めた赤ちゃんのサポートをする知育玩具です。赤ちゃんは手押し車につかまりながら歩くことで、バランス感覚を養い、歩行の練習ができます。手押し車は安定感があり、赤ちゃんが安心して歩ける環境を提供してくれます。
ベビーウォーカー
ベビーウォーカーは、赤ちゃんが歩行練習をしながら遊べるおもちゃがついた歩行器です。赤ちゃんは手をついて押すことで歩行練習を行い、同時におもちゃで遊ぶことができます。楽しい遊びと歩行の練習が組み合わせてあるベビーウォーカーは、赤ちゃんの歩き始めをサポートしてくれる、優れものの知育玩具といえるでしょう。
プルトイ
プルトイは、赤ちゃんが引っ張って遊ぶ知育性の高いおもちゃで、歩行練習にも役立ちます。赤ちゃんはおもちゃを引っ張りながら歩くことで、バランスを保ちながら歩行練習ができます。また、引っ張ることでおもちゃが動くため、赤ちゃんの好奇心を刺激してくれるでしょう。
知育玩具は「ChaChaCha」でレンタルしよう
知育玩具を用いた知育は、子どもの成長・発達を促すとされています。おもちゃのサブスクとは、お子さまの年齢や好み、成長に合わせたおもちゃを定期的にお届け・交換するサービスです。定額で楽しめるため、お子さまの成長に合わせて買い替える必要がありません。
知育玩具は高価なものが多いため、子どもが成長するたびに買い足していくとコストがかさみます。また、おもちゃが増えれば増えるほど、収納スペースが圧迫されていくでしょう。このようなお悩みを解決するためにも、おもちゃはレンタルするのがおすすめです。
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まとめ
赤ちゃんの歩き始めの時期や歩き始めるまでの過程、おすすめのおもちゃなどをご紹介しました。歩き始めには個人差があるため、お子さまの成長に寄り添いながら、焦らずに見守ることが大切です。知育玩具は、赤ちゃんの成長段階に合わせて設計されており、歩行スキルの向上だけでなく、遊びを通じて学びも促します。赤ちゃんの興味や好みに合った玩具を選ぶことで、歩く楽しみや興味を引き出せるかもしれません。
「ChaChaCha」では、定額で知育玩具のサブスクリプションサービスがご利用いただけます。気になるプランの詳細やご質問等ございましたら、お気軽に公式サイトよりお問い合わせください。
この記事の監修者
五十嵐 麻弥子
フリーライター/上級心理カウンセラー/不登校支援カウンセラー。
出版社勤務を経てフリー編集ライターに。子育て・教育・医療・健康を中心に、さまざまな媒体で執筆多数。
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