作業療法士が厳選!子供の体幹トレーニングにおすすめのおもちゃ12選
「うちの子、姿勢が悪くて集中力が続かない」
「すぐに転んでしまうので心配」
そんな悩みを抱えていませんか。
実はこれらの問題は、体幹の弱さが原因のひとつかもしれません。
体幹は運動神経や学習能力の土台となる大切な要素であり、トレーニングによって鍛えられます。
「体幹トレーニング」と聞くと、大人のような筋トレをイメージするかもしれませんが、子どもにとって一番のトレーニングは「遊び」です。
この記事では、作業療法士の視点から、遊びながら楽しく体幹を鍛えられるおもちゃを厳選して12個ご紹介します。子どもの発達段階に合わせた選び方や、効果的な取り組み方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜ子供に「体幹」が必要なの?遊びで鍛えるメリット

体幹とは、胴体部分を支える筋肉群のことです。子どもの成長において体幹を鍛えることは、単に運動能力を高めるだけでなく、日常生活のあらゆる場面でプラスの効果をもたらします。
運動神経の土台ができる
体幹が安定すると、手足が自由に動かせるようになり、運動神経を伸ばすための土台ができます。
また、体幹の安定性は、将来スポーツをする際のパフォーマンス向上だけでなく、転倒時の怪我の予防にもつながります。
作業療法士のアドバイスとしては、「筋肉を鍛えるだけでなく、感覚入力が大事」ということです。
感覚入力とは、様々な感覚を通して体から脳へ送られる「今、体はこうなってるよ!」というお知らせのことです。このメッセージが脳にたくさん届くことで、脳は正しく体を動かせるようになります。
体の傾きや揺れを感じる「前庭覚(ぜんていかく)」や、筋肉の張りを感じる「固有受容覚(こゆうじゅようかく)」といった感覚を感じることで、脳は姿勢をコントロールし、「まっすぐな姿勢」を学習します。
おもちゃ遊びは、この感覚統合を促すのに最適なツールになります。
手先の器用さにつながる
意外に思われるかもしれませんが、体幹の強さと、お箸や鉛筆の上手さは深く関係しています。
体幹が弱いと、座っている姿勢を保つことに力を使ってしまい、手先の細かい作業に集中できません。反対に体幹が安定していれば、肩や腕、手首がリラックスした状態で自由に動かせるようになり、文字を書く、ボタンをかける、折り紙を折るといった細かい動作がスムーズになります。
体幹という土台がどっしりと安定することで、繊細なコントロールが可能になるのです。
よい姿勢を保てるため集中力が続く
体幹がしっかりしていると、椅子に座っている時の姿勢を楽に保てるようになります。
姿勢が安定すると、勉強や食事の際に体を支えることに無駄なエネルギーを使わずに済むため、学習内容や目の前のことに集中できるのです。
逆に体幹が弱いと、すぐに疲れて頬杖をついたり、机に伏せたりしてしまいます。姿勢が崩れると呼吸も浅くなり、脳への酸素供給も不十分になるため、さらに集中力が低下するという悪循環が起きます。
よい姿勢を保てることは、学習効果を高める上でもとても大切です。
子供の体幹トレーニングにおすすめのおもちゃ12選

ここからは、楽しく遊びながら体幹を鍛えられるおもちゃを、目的別に12個ご紹介します。それぞれの特徴や効果、選び方のポイントも解説しますので、お子さんに合ったものを見つけてください。
バランス感覚を鍛えるおもちゃ
■バランスボード

上に乗ってゆらゆらするだけで、インナーマッスルが鍛えられるバランスボード!
不安定な板の上で体勢を保とうとすることで、体幹が効果的に鍛えられます。
コンパクトで場所を取らず、リビングに置いておけば気軽に遊べるのも魅力です。
最初は壁や大人の手を支えにして乗り、慣れてきたら手を離して10秒、30秒とバランスを保つ時間を伸ばしていくとよいでしょう。
木製のシンプルなデザインのものなら、インテリアにも馴染みます。
【こんな人におすすめ】
- ・毎日短時間でも継続的に運動させたい
- ・省スペースで体幹トレーニングを始めたい
- ・インテリアに馴染むおしゃれなおもちゃが欲しい
■バランスストーン

床に並べて飛び石のように渡って遊ぶバランスストーン!
それぞれの石の高さや傾きが異なるため、一歩一歩バランスを取りながら進む必要があり、体幹とバランス感覚が同時に鍛えられます。
配置を変えることで難易度を調整できるため、年齢や発達段階に合わせて長く使える点も魅力です。
兄弟で競争したり、コースを作ったりと遊び方も自由自在。カラフルな見た目も子供心をくすぐります。
【こんな人におすすめ】
- ・豊富な遊び方で楽しみたい
- ・兄弟姉妹で一緒に遊べるおもちゃが欲しい
- ・長期間使えるコスパの良いおもちゃを求めている
■バランスボール

座るだけでも体幹トレーニングになるバランスボール!
不安定なボールの上で姿勢を保とうとすることで、無意識に体幹の筋肉が働きます。
子ども用には30㎝~45㎝サイズがおすすめです。空気の量で多少大きさが変わるため、座ったときに股関節や膝関節が90度くらいになるように調整してください。
座る以外にも、腹ばいになって前後に揺れたり、背中に乗せて体を反らせたりと、さまざまな使い方ができます。
テレビを見ながら座るだけでもトレーニングになるので、リビングに置いて日常に取り入れていきましょう。
【こんな人におすすめ】
- ・子どもの座る姿勢が気になる
- ・日常生活の中で自然に体幹を鍛えたい
- ・長遊び以外の時間も活用できるアイテムが欲しい
■キックバイク

バランス感覚を養うのに最適な、ペダルのない二輪のキックバイク!
足で地面を蹴って進みながら体のバランスを取る動作は、体幹を中心とした全身の協調性を高めます。
2歳頃から乗れるモデルもあり、自転車に乗る前の練習としても効果的です。キックバイクでバランス感覚を身につけた子は、補助輪なしの自転車にもスムーズに移行できることが多いです。
キックバイクは慣れてくるとスピードが出やすいため、坂道や道路などでは使用が禁止されています。遊ぶ際は、ヘルメットを着用し、十分に安全を確認できる場所で乗るようにしてください。
参考:国民生活センター坂道や道路でのペダルなし二輪遊具の事故に注意!(発表情報)_国民生活センター
【こんな人におすすめ】
- ・自転車に乗る練習を兼ねたい
- ・バランス感覚と体幹を同時に鍛えたい
- ・屋外で思い切り体を動かす機会を作りたい
全身を使って飛び跳ねるおもちゃ
■トランポリン

子どもが夢中になって飛び跳ねられるトランポリン!
跳ねるという単純な動作の中に、着地時のバランス調整や体幹の安定化といったトレーニング要素が詰まっている遊びです。
3歳から使えるものが一般的ですが、手すりやセーフティネット付きなら2歳頃から使える製品もあります。
子どもの年齢に合わせて選んでください。
上下運動を繰り返すことで、体幹周りの筋肉が効率よく鍛えられます。一定のリズムで跳ぶと、リラックス効果や集中力の向上も期待できるでしょう。
室内でも運動量が確保できる遊びなので、天候の悪い日や暑い日、寒い日のエネルギー発散にもぴったりです。
【こんな人におすすめ】
- ・全身運動を効率的に取り入れたい
- ・天候に左右されず室内で運動させたい
- ・子どものエネルギーが有り余っている
■ロディ

馬の形をしたかわいい乗用玩具ロディ!
倒れないようにバランスを取りながら跳ねることで、体幹の安定性と下半身の筋力を同時に高めます。
カラフルでかわいらしい見た目も人気の理由で、インテリアとしても写真映えするでしょう。
2歳頃から使用でき、耐荷重も200㎏なので小学生や大人まで一緒に遊べます。前後左右に跳ねたり、回転したりと、子どもが自由に体を動かせる点も魅力です。
【こんな人におすすめ】
- ・かわいいおもちゃでインテリアも楽しみたい
- ・長期間使える耐久性の高いおもちゃが欲しい
- ・小さなお子さんでも安全に遊べるものを探している
■ホッピング

バネの力で跳ねながら進むホッピング!バランス感覚と体幹を同時に鍛えられる遊具です。
跳ねながら体勢を保つには、体幹の筋肉を常に使い続ける必要があり、遊んでいるうちに自然と体幹が強化されます。
最初は数回跳ぶだけでも難しいかもしれませんが、練習することで連続で跳べるようになります。
その過程で達成感も得られるため、子供のやる気を引き出しやすいおもちゃです。屋外での使用が基本ですが、静音タイプなら室内でも使えます。
【こんな人におすすめ】
- ・バランス感覚を集中的に鍛えたい
- ・屋外遊びのレパートリーを増やしたい
- ・目標を持って挑戦する楽しさを知って欲しい
全身の筋力を鍛えるおもちゃ
■室内ジャングルジム

登る、くぐる、滑るといった複合的な動きができるジャングルジム!
登る動作では体を引き上げる力と体幹の安定性が、滑る動作では姿勢を保つ力が必要になり、遊びながら全身をバランスよく鍛えられます。
キャラクターのものや、滑り台やブランコが付いたものなど種類も豊富です。
設置スペースは必要ですが、天候に左右されず毎日体を動かせる環境を作れるのは大きなメリットです。
【こんな人におすすめ】
- ・室内で十分に運動させたい
- ・大型遊具を置くスペースがある
- ・体を動かす習慣を日常的に身につけさせたい
■鉄棒

体幹と腕の筋力を強化するアイテム!
はじめはぶら下がってゆらゆらと揺れることで、自分の体重を手で支える練習から始めます。年齢が上がるにつれ、前回りや逆上がりなどの技に挑戦でき、体幹を使って体をコントロールする力が身についていくでしょう。
高さ調節ができる室内用鉄棒なら、年齢や身長に合わせて長く使えます。外遊びができない日の運動にもおすすめです。
【こんな人におすすめ】
- ・上半身の筋力も同時に鍛えたい
- ・学校の体育に向けて鉄棒の練習をさせたい
- ・小学生以降まで長く使えるおもちゃが欲しい
■ボルダリング

全身の筋力と体幹、そして考える力も同時に養えるボルダリング!
次にどこに手足を置くか考えながら、体のバランスを取って壁を登る動作は、体幹の安定性と全身の協調性を高めます。
自宅ではボルダリングパネルを壁に設置したり、自立式のボードを使ったりして楽しめます。ホールドの配置を変えることで難易度を調整できるため、飽きずに長く楽しめます。達成感も大きく、子どもの挑戦する気持ちを育ててくれるでしょう。
【こんな人におすすめ】
- ・体と頭を同時に使う遊びをさせたい
- ・壁面を有効活用して遊び場を作りたい
- ・チャレンジ精神や問題解決能力も育てたい
ゲーム感覚で楽しめるおもちゃ
■ツイスター

色とりどりのマットの上で、手足を指定された色に置いていくゲーム!
体を伸ばしたりひねったりしながら姿勢を保つ必要があり、楽しみながら体幹とバランス感覚が鍛えられます。
家族や友達と一緒に遊べるため、コミュニケーションを取りながら体を動かせるのも魅力です。
ゲーム性が高いため、運動が苦手な子供でも抵抗なく取り組めます。
【こんな人におすすめ】
- ・家族みんなで楽しめるおもちゃが欲しい
- ・コミュニケーションを取りながら遊ばせたい
- ・運動が苦手なお子さんでも楽しめるものを探している
■ケンケンパリング

ケンケンパを気軽に楽しむためのアイテム!
片足でバランスを取りながら跳ぶ動作は、体幹の安定性と下半身の筋力を効果的に鍛えます。小さな子は両足跳びで進んでいくことから始めましょう。
リングの配置を変えることでコースが無限に作れるため、バリエーションが豊富で飽きずに遊べます。兄弟で競争したり、タイムを計ったりすることで、ゲーム感覚で体幹トレーニングを継続できます。
【こんな人におすすめ】
- ・手軽に始められるおもちゃが欲しい
- ・昔ながらの遊びを現代風に取り入れたい
- ・コンパクトで収納しやすいおもちゃを探している
子供の体幹を鍛えるおもちゃの選び方

たくさんの選択肢がある中で、お子さんに最適なおもちゃを選ぶためのポイントを解説します。
年齢と発達段階に合わせる
おもちゃを選ぶ際は、対象年齢を確認しましょう。
年齢に合わないおもちゃは、簡単すぎて飽きてしまったり、難しすぎて挫折してしまったりする原因になります。
理想的は「少しがんばればできる」レベルの遊びを提供することです。子どもが今できることより少しだけ難しい課題に挑戦することで、最も効果的に能力が伸びていきます。
また、同じ年齢でも運動能力には個人差があります。
現在の発達段階をよく観察し、興味を持って取り組めそうなものを選んであげてください。
設置スペースと収納のしやすさを考慮する
ジャングルジムや鉄棒などの大型遊具は効果的ですが、設置スペースが必要です。購入前に設置場所の寸法を測り、実際に置けるかどうか確認しましょう。
リビングに常設するのか、遊ぶ時だけ出すのかも考慮すると良いでしょう。
一方、バランスボードやバランスストーンなどのコンパクトなアイテムは、収納しやすく手軽に遊べるのが魅力です。折りたたみ式や分解できるタイプなら、使わない時は収納しておけるため、限られたスペースでも導入しやすくなります。
住環境に合わせて、大型のものとコンパクトなものを組み合わせるのもおすすめです。
安全性・防音性に配慮する
子どもが使うおもちゃは、安全性が最優先です。
角が丸く加工されているか、安定性があるか、耐荷重は十分かなどをチェックしましょう。
特に高さのあるものや、激しく動くおもちゃの場合は、転倒や落下時の安全対策も考える必要があります。小さなお子さんがいる場合は、口に入れても安全な素材か、舐めても害のない塗料が使われているかなど、素材にも注意してください。
また、マンションなどの集合住宅にお住まいの場合は、防音性も重要なポイントです。トランポリンやホッピングなど、跳ねる動作を伴うおもちゃは、下の階への音が気になります。静音設計のものを選んだり、厚手のプレイマットを敷いたりすることで、騒音トラブルを防げます。
効率よく体幹を鍛えるために親ができるサポート

おもちゃを用意するだけでなく、親のサポートがあることで、体幹トレーニングの効果はさらに高まります。
足の裏を意識させる
体幹を鍛える上で見落とされがちなのが、足の裏の感覚です。足の指がしっかり床を掴んでいることは、体幹の安定性を高める上で非常に重要です。
そのため、家の中で遊ぶ時は裸足をおすすめします。裸足で過ごすと、足裏からの感覚入力が増加し、足の指で床を掴む力が養われ、バランス感覚向上につながるのです。
バランスボードやバランスストーンなどは、特に裸足で遊ぶことでより効果が高まります。
「足の指で床をぎゅっと掴んでみて」と声をかけたり、「足の裏のどこに体重がかかっているかな」と問いかけたりすることで、子ども自身が足の裏を意識するようになります。
楽しむことを最優先にする
体幹トレーニングで最も大切なのは、子どもが楽しんで取り組むことです。「体幹を鍛えなさい」と強要してしまうと、運動自体が嫌いになってしまう可能性があります。
ママやパパも一緒に遊んで競争したり、できたことを大げさに褒めたりすることで、ポジティブな雰囲気を作りましょう。「ママと競争しよう」「昨日より3秒長くできたね」など、楽しさや達成感を感じられる声かけが効果的です。
また、できないことを責めるのではなく、小さな進歩を一緒に喜ぶ姿勢が大切です。子どもは楽しいと感じることは自ら繰り返し行うため、結果的に継続的なトレーニングにつながります。
安全な環境を提供する
おもちゃ自体の安全性を確かめた上で、おもちゃの周囲の安全な環境も確保しましょう。尖った家具の角にはコーナーガードを付ける、ガラスの扉やテーブルからは離れた場所で遊ばせるなど、万が一の事故を防ぐ配慮が必要です。
特にバランス系のおもちゃで遊ぶ際は、最初は必ず大人が近くで見守り、必要に応じて手を添えてサポートしましょう。恐怖心は楽しいトレーニングの妨げになってしまいます。子どもが自信を持って一人でできるようになるまでは、安全確保を最優先にしてください。
幼児期は1日60分、体を動かして遊ぶことを推奨されていますが、近年は外遊びが安全にできる場所が減ってきています。自宅内でも安心して運動できる環境を整えることが子どもの運動発達につながります。(参考:文部科学省 幼児期運動指針ガイドブック )
まとめ

子どもの体幹を鍛えることは、運動能力の向上だけでなく、姿勢の改善や集中力アップなど、日常生活のさまざまな場面で良い影響をもたらします。
そして何より、遊びながら体幹が鍛えられるおもちゃを使うことで、子どもは運動を好きになり、継続的に体を動かす習慣が身につきます。
今回ご紹介した12個のおもちゃの中から、お子さんの年齢や興味、住環境に合ったものを選んで、ぜひ体幹トレーニングを始めてみてください。
親子で一緒に楽しみながら取り組むことで、体幹だけでなく親子の絆も深まるはずです。
「いきなり購入するのは不安」「子どもに合うか試してみたい」という方には、おもちゃのサブスクCha Cha Chaがおすすめです。
今回ご紹介したケンケンパリングやホッピングなどもレンタル可能なので、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。
成長に合わせておもちゃを交換できるため、常に最適な遊びを提供できます。
お子さんの健やかな成長のために、今日から楽しい体幹トレーニングを始めましょう。
すみこ
作業療法士として13年間勤務、現在は医療・教育・育児関連記事を中心にWebライターとして活動中。3児の母(小学生2人&幼稚園児1人)。
作業療法士としての専門知識、母としての育児経験を活かして、具体的でわかりやすい文章を心がけています。
読んでくださる方が前向きな気持ちになれるようなお手伝いができれば幸いです。
主な運営サイト:sumiko-kurashi.com
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