感覚遊びとは?ねらいと知育効果、自宅でできる遊び11選【保育士監修】
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Cha Cha Cha編集部
おもちゃのサブスク Cha Cha Cha の編集部です。子育て中のスタッフとライターが、おもちゃ選びや子どもの発達について調べ、編集して記事をお届けしています。
子どもたちの成長には、感覚を刺激し、探求心を促進する活動が不可欠です。その中でも、感覚遊び・感触遊びは子どもたちにとって非常に魅力的で、学びの宝庫になるといわれています。また、子どもたちの感受性を高め、認知能力や社会的スキルの向上にも役立つといわれています。
そこで今回は、感覚遊びの概要や魅力、その知育効果について解説します。
ご家庭でできる、子どもが喜ぶおすすめの感覚遊びも年齢別に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
感覚遊びとは?

感覚遊びとは、子どもたちがさまざまな素材に体全体で触れ、五感を使ってその感触の違いを楽しむ遊びのことです。なかでも、手足で触ったときの質感や心地よさを味わうものは「感触遊び」とも呼ばれ、感覚遊びの代表的な活動のひとつです。
この遊びは、子どもたちの感覚的な探求心を刺激し、新しい経験を積むよい機会となります。「トロトロしてる」「冷たくて気持ち良い」など、普段と違う感覚が子どもたちに大きな刺激と楽しみを与えます。
また、自然界の驚異や物質ごとの性質の違いを学ぶことができ、創造力も養えると考えられています。
親としては、部屋が汚れたり、片づけが大変だったりすることが気になるかもしれません。しかし、さまざまな素材と触れる体験は、子どもたちの好奇心と創造力を育むうえで、とても大切な意味を持ちます。
季節やイベントに合わせるなどして、おうち遊びに取り入れてみてくださいね。
感覚遊びの具体例
感覚遊びには、次のようなものがあります。
- ・水遊び、泥遊び
- ・絵の具遊び
- ・片栗粉を使った遊び
- ・紙粘土を使った造形遊び
- ・野菜、お花、落ち葉を使った遊び
このなかでも特に、触覚を意識する遊びは「感触遊び」と呼ばれます。
手足を使う遊びが多いですが、味覚や嗅覚、聴覚も大事な要素なので、バランスよく取り入れていくと良いでしょう。
これらの感覚遊びは、子どもたちに異なる質感や粘り気、冷たさ、温かさなどを実際に体験させ、さまざまな感覚を豊かにする効果があります。
また、知らなかったものに触って、感覚を味わうことで、身近なものに対しての知識と理解も自然と深まっていきます。
感覚遊び・感触遊びのねらいと知育効果

感覚遊び・感触遊びは、子どもの成長と発達に効果的な方法として注目されています。その理由は、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を刺激し、脳の活性化を促すと考えられているからです。
感覚遊び・感触遊びのねらいと知育効果を4つ解説します。
五感への刺激
感覚遊び・感触遊びは、子どもたちの五感を総合的に刺激します。脳の異なる領域が同時に活性化し、知覚と感覚の発達が促されるのです。
たとえば、泥遊びでは触覚だけでなく、視覚に土や泥の色や形状を認識させ、嗅覚にそのにおいを感じさせます。
小麦粉粘土やゼリー遊びでは、手触りや固さの違いを感じることに加え、握ったり落としたときの音や、口に入れたときの感触、味を感じることができます。
想像力を育む
自分で体験・経験したことがない新しいものには情報がありません。しかし、いろいろな感覚遊びを通して触ったり、ぐしゃぐしゃにしたり、音や匂いを感じた経験があると、イメージすることができるようになります。
はじめてのものや新しいものに出会ったときも、「これはどんなもの?」「どんな感触?」と想像力を働かせて接することができるでしょう。
「想像する→体験する→わかる」をくり返すことで、物事への理解も深まっていきます。
好奇心と挑戦力の育成
感覚遊びは子どもたちに新しい体験をもたらし、好奇心を刺激します。異なる材料や感触を楽しむことで、自然とほかの物質への興味や関心が生まれていきます。
さらに、遊びながら「もっとこうしてみたら面白そう!」「混ぜてみたらどうなるかな?」など、試してみようとする挑戦力が育まれるでしょう。
「疑問が浮かぶ→挑戦する」ことをくりかえすことで、問題解決能力や思考力、創造性が育っていくことも期待できます。
細かい筋肉の発達
特に感触遊びでは、指先の細かい筋肉を動かして楽しみます。「つまむ、ちぎる、丸める」など、このような指先を使った遊びは、視覚や触覚を刺激し、脳を活性化させます。
また、手先の器用さを意味する「巧緻性(こうちせい)」の向上も期待できるでしょう。巧緻性が向上すると、文字を書いたり、楽器を演奏したりするうえで大いに役立ちます。
感覚遊び・感触遊びをするときの注意点&ポイント
小麦粉や野菜、落ち葉など、身近なものを使って簡単に遊ぶことができますが、誤飲やアレルギーなどに注意が必要です。
子どもたちが安心して楽しむために、次の3点をしっかり押さえておきましょう。
アレルギーへの配慮
遊びで使用する素材や材料によっては、アレルギー反応が出てしまうものがあるので注意してください。小麦粉などは、触っただけでアレルギー反応を起こすこともあります。まだ、お子さんのアレルギーがわからない場合は、アレルギーが出やすい素材は控えるようにしましょう。
誤飲に気をつける
ちぎったり、ぐしゃぐしゃにしたりして遊ぶため、素材が小さくなって誤飲やケガのリスクが高くなります。0~1歳頃の何でも口に入れてしまう時期はもちろんのこと、それ以降の年齢であっても誤飲には十分に注意しましょう。
材料は口に入れても安全な、片栗粉やゼラチンといった食用のものを使うと安心です。
子どもの挑戦と発想、ペースを大切にする
五感を刺激されることで好奇心や自由な発想が生まれ、どんどん挑戦をしていきます。「もっとくっつけてみよう」「水を入れてみよう」など、やりたい気持ちを大切にしてあげます。
また、子どもによって好きな感覚、苦手な感覚も様々です。本人が楽しいと思える範囲で参加を促し、くれぐれも無理強いをしないようにしましょう。
【年齢別】自宅で楽しめる!おすすめの感覚遊び・感触遊び11選
感覚遊び・感触遊びは、日常生活で使っている素材で遊ぶため、自宅でも簡単に取り入れることができます。
ここでは、おすすめの感覚遊び・感触遊びのアイデアを年齢別に11個ご紹介します。
0歳におすすめの感覚遊び・感触遊び
片栗粉スライム
片栗粉と水を混ぜて作るスライムは、さまざまな触覚の違いを楽しめます。指で触れると液体のようになめらかで、力を入れると硬くなります。不思議な粘りと流れる感触が魅力で、子どもたちも夢中になって遊べるでしょう。
指で触るのはもちろん、スプーンなどですくって楽しむのもおすすめです。
誤飲と汚れを防ぐために、二重にしたビニール袋のなかに入れて楽しむのも良いでしょう。
【用意するもの】
🔲 片栗粉
🔲 水
🔲 食紅
🔲 ボウルやたらい
ボウルやたらいに片栗粉を入れ、好きな色の食紅を加えます。少しずつ水を足しながらかき混ぜ、好きな硬さになったら片栗粉スライムの完成です。
寒天遊び
冷たく、滑らかな感触が特徴で、指で触れると不思議な動きを楽しめます。カラフルな寒天を作って見て楽しんだり、色を混ぜてみたりすると集中して遊べるでしょう。
ゼラチンゼリーと一緒に作り、感触の違いを楽しむのもおすすめです。
【用意するもの】
🔲 寒天
🔲 水
🔲 食紅
🔲 バットやカップ、牛乳パックなど
適量の水と寒天、食紅を鍋に入れて火にかけ、寒天を溶かします。バットやカップに入れて、冷蔵庫で冷やし固めましょう。好きな色や形で作り、重ねたりつぶしたりして楽しみます。
新聞紙遊び
新聞紙を破ったり、ちぎったりして遊ぶシンプルながら楽しい遊びです。新聞紙を丸めたり折りたたんだりして、触覚と動作を使って楽しむこともできます。
0歳の頃はちぎった新聞紙を口に入れないように十分注意しましょう。
年齢があがるにつれて、遊び方もステップアップ!細かくちぎって水を含ませると、紙粘土のようになるため、瓶に貼りつけたり好きな形にしたり、新聞紙ひとつでさまざまな遊びが楽しめます。
1歳におすすめの感覚遊び・感触遊び
小麦粉粘土
小麦粉と水で作る小麦粉粘土は、柔らかくて扱いやすいため、自由に形を作ったり指先で感触を楽しんだりすることができます。創造力を養い、楽しい造形活動ができる素材です。
ただし、アレルギーがある場合は遊べません。その場合は子どもに与えないようくれぐれもご注意ください。
【用意するもの】
🔲 小麦粉 350g
🔲 水 120g
🔲 食紅
🔲 油 適量
🔲 ボウル
ボウルに小麦粉を入れ、水を少しずつ加えながら混ぜていきましょう。ある程度まとまったら油を少し加え、柔らかくこねていきます。扱いやすい硬さになったら、お好みで食紅やココアパウダーなどを加えて色をつけていきましょう。
はるさめ遊び
はるさめ遊びは、お湯で戻したはるさめを冷まして触感を楽しむ遊びです。細長いゼリー状の食品で、手でつかむとつるつるとした感触が楽しめます。細いはるさめを、指先を使ってつまむことで巧緻性が育まれます。
食紅などで色を着け、カラフルにするのもおすすめです。
高野豆腐遊び
高野豆腐遊びは、乾燥してカチカチの状態から水に戻して柔らかくなっていく感触の変化を楽しむ遊びです。柔らかくスポンジのようになったら、水を含ませて絞ったり、ちぎったりして遊びましょう。
食材特有の香りも楽しめるので、どんな香りかお子様に聞いてみるのも面白いですよ。
口に含んでも安全なため、小さいうちから楽しめます。
2歳におすすめの感覚遊び・感触遊び
緩衝材(プチプチ)遊び
プチプチとも呼ばれる緩衝材は、指で押すと小さな気泡が プチッと音を立てて割れる感触が楽しめます。最初は難しいですが、コツをつかむと指先の感触と音の組み合わせが楽しく、子どもは夢中になって遊びます。
もし指でつぶすことが難しい場合や年齢が小さいうちに遊びたい場合は、足を使ってつぶしたり、プチプチの上を歩いたり、寝転がったりして楽しむことができます。
ゼラチンゼリー遊び
ゼラチンゼリー遊びは手作りのゼリーを使った遊びで、触れると冷たく、指先にしっとりとした感触が広がります。子どもたちは指先でくるくる動かしたりつぶしたりしながら感触の変化を体験できます。
スプーンですくう遊びを通して、手首の使い方や道具の使い方も学んでいきます。
【用意するもの】
🔲 ゼラチンパウダー
🔲 お湯
🔲 食紅
🔲 ボウル、バット・タッパーなど
ボウルにお湯と好きな色の食紅を入れ、ゼラチンを溶かし混ぜます。ゼラチンが溶けたらバットに流し、冷蔵庫で冷やし固めれば完成です。好きな形のカップで冷やしたり、冷やした後に好きな形にカットするのもおすすめです。
3歳以降におすすめの感覚遊び・感触遊び
小麦粉風船
小麦粉風船とは、風船に小麦粉を詰め、風船を握ると小麦粉が指先に気持ちいい感触をもたらす、手作りのストレスボールです。
子どもたちは小麦粉風船を握ったりもんだりしながらその感触を楽しみます。さらに、手の筋肉を鍛えるのにも最適です。
ただし、ゴム風船はビニール袋と同様に窒息の危険がある素材です。ゴム風船は、割れた断片が窒息を起こすことがありますので、「口に入れないという約束が守れる」3歳以降が安心です。膨らませていない風船や風船の断片は、お子様の手が届かないところに片付けたり処分してください。
【用意するもの】
🔲 小麦粉 適量
🔲 風船 1個
🔲 じょうご
🔲 ペットボトル
じょうごを使って、ペットボトルに小麦粉を入れます。風船を少し膨らませて、ペットボトルの口に風船の口をかぶせます。ペットボトルを返して、風船の中に小麦粉を流し込んでいきましょう。粉が出てこないようにゆっくりと、適度に風船の空気を抜き、風船の口をふさいで完成です。ムニムニとした感触が楽しめる手軽な感触遊びです。
参考:「Injury Alert(傷害速報)」,日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会,平成26年 5 月
ソルトペインティング
ソルトペインティングとは、塩を使ったアートを楽しむ遊びです。塩に染みた絵の具の色がグラデーションのようになり、立体感のあるアートを楽しむことができます。
つぶつぶした塩の触感や絵の具が徐々に染みわたっていく情景を観察することで、感触と視覚を組み合わせて楽しむことができます。
【用意するもの】
🔲 画用紙
🔲 木工用接着剤
🔲 塩
🔲 絵具
🔲 筆
ソルトペインティングは、絵の具と塩を組み合わせたアートです。木工用の接着剤で絵を描き、塩をたっぷり振りかけて接着させましょう。乾いたら余分な塩を落とし、絵の具をつけた筆で塩に色を着けていきます。
泡スライム
泡スライムは、スライムを作る過程でシェービングフォームや泡のハンドソープを加えて作るスライムです。
目や口に入らないように注意しましょう。
【用意するもの】
🔲 洗濯のり 100ml
🔲 水 100ml
🔲 木工用ボンド 50g
🔲 シェービングフォームか泡のハンドソープ 2カップ
🔲 ホウ砂(ほうしゃ) 4g(水50mlで溶かす)
🔲 好みの絵具 適量
ボウルやたらいに洗濯のりと水を入れて混ぜたら、絵の具とボンドを入れ好みの色に仕上げましょう。シェービングフォームか泡のハンドソープを加えさらに混ぜ、水に溶かしたホウ砂を少しずつ加えて固まったら完成です。
五感を刺激する!感覚遊びにおすすめのおもちゃ5選
触覚・視覚・聴覚・味覚・嗅覚を刺激する感覚遊び・感触遊びは、子どもの成長と発達を効果的に促します。
同じように五感を活用するおもちゃは、子どもたちに新しい経験をもたらし、さまざまな非認知能力を育みます。
ここでは、五感を刺激するおすすめのおもちゃをご紹介します。
感覚を育てよう!ひねってワニ│Fisher Price
ワニの体をひねると、軽快なカチカチという音が鳴り、赤ちゃんの好奇心を刺激します。振ったり回したりすることでも音が出るため、さまざまな遊び方が楽しめます。カラフルな色で赤ちゃんも認識しやすく、ボコボコ・つぶつぶなどさまざまな手触りで指先の発達をサポートしてくれます。
(対象年齢:6ヶ月~)
にこにこごあいさつ│ファインモータートイ
にこにこごあいさつは、指先を使った動きで知育をサポートする布絵本です。五感を刺激する仕掛けや工夫が満載で、つかむ・にぎる・つまむなどの動きが鍛えられます。成長に合わせて遊び方をステップアップさせれば、あいさつをしたり時間の感覚を育てたりするのにも役立ちます。
(対象年齢:6ヶ月~)
センソリーローラーズ│Fat Brain Toys
センソリーローラーズとは、アメリカ発のさまざまな触感が楽しめるシリコン製のボールです。オレンジ・ブルー・グリーンの3個入りで、それぞれ異なる手触りが楽しめます。音が鳴る仕様のため、振ったり転がしたりしながら、さまざまな遊びを楽しんでみてください。
(対象年齢:6ヶ月~)
森の音楽会│Ed Inter
森の音楽会は、シロフォン・ドラム・ギロ・ラトル・歯車など、さまざまな楽器が1つになった音を楽しむおもちゃです。叩いたり回したりしながら、五感を刺激する遊びが楽しめます。楽しく音と触れ合うことで、リズム感や集中力を養うのにも有効です。
また、木のおもちゃは手触りやにおいが違ったり、音を楽しんだりすることができ、感覚遊びに最適なおもちゃです。
(対象年齢:2歳~)
チーズくんとおいしいスープ│ Ed Inter
チーズくんとおいしいスープは、絵本と木製のおままごとグッズがセットになったおもちゃです。子どもは楽しみながら料理に必要な知識や技術を学べます。
セットには、絵本1冊と、かぼちゃ・じゃがいも・たまねぎ・にんじん・トマト・おたま・包丁・まな板・おなべが付属します。食育の入門としても、人気の高いおもちゃです。
(対象年齢:3歳~)
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忙しくてなかなか感覚遊びができないときも、プロが選んだおもちゃを活用すれば、手軽で安全にお子様の五感を育むことができますよ。
まとめ
感覚遊び・感触遊びは、子どもたちに楽しさと学びを与える優れた遊びです。五感への刺激、知的好奇心の刺激、細かい筋肉の発達といった効果が期待できます。子どもたちの成長・発達をサポートするため、日々の遊びにぜひ取り入れてみてください。
なお、さまざまなおもちゃに触れさせたい場合はおもちゃのサブスクを活用してみましょう。「Cha Cha Cha」では、お子様の成長・発達に合わせた知育玩具を選定し、ご自宅までお届けします。おもちゃ選びに悩んだときは、ぜひ一度おもちゃのサブスクをご利用ください。
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