非認知能力を鍛える遊び14選を紹介!効果的に取り入れるポイントも提案
近年、注目を集めている非認知能力は、幼少期から遊びを通して鍛える事ができると言われています。この記事では、非認知能力を鍛える遊びや効果的に行うポイントを解説します。ぜひ、参考にしてみてください。
コミュニケーション能力や協調性など、数値で表すことはできないけれど社会生活において必要とされる能力は多々あります。これらの能力を「非認知能力」と呼び、注目が集まっていることをご存知でしょうか。
非認知能力は、遊びを通して子供の頃から鍛えることができます。そこで今回は、非認知能力を鍛える遊びについて徹底解説します。
以下の疑問やお悩みを持っているママ、パパにおすすめの内容です。
・非認知能力って何?
・子供が社会に出たときに困らないような能力を身に付けさせたい
・非認知能力を鍛える遊びを知りたい
・非認知能力を効率的に鍛えるポイントを知りたい
日常的な遊びを通して、子供の非認知能力を高めたい・伸ばしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
非認知能力とは
近年、注目度が高まっている「非認知能力」をご存知でしょうか。非認知能力とは、数値で表すことのできない能力を指す言葉です。「生きる土台になる力」「社会で生き抜くための力」などと呼ばれることもあり、幼少期から非認知能力を伸ばすことに関心をもつママやパパも増えています。
最初に、非認知能力とは具体的にどのような能力を指すのかを解説し、非認知能力が注目されている理由についてもみていきましょう。
非認知能力と認知能力はどう違うの?
非認知能力が数値で表せない能力であるのに対して、認知能力は数値で表せる能力を指します。認知能力は学力、偏差値、IQなどの言葉に言い換えることもできるでしょう。
目に見えて数値化できる認知能力に対して、非認知能力の代表的なものであるコミュニケーション能力や協調性などの能力は数値化できません。これが非認知能力と認知能力の大きな違いです。
非認知能力の例
非認知能力の例として、以下のものが挙げられます。
・好奇心
・向上心
・コミュニケーション能力
・協調力
・忍耐力
・社交力
・自己肯定力
・集中力
・自制力
・計画力など
このように一覧で見てみると非認知能力は、他人と関わり、集団のなかで社会生活を送るうえで、求められる力ばかりですよね。ここで例に挙げたもの以外にも、たくさんの非認知能力があります。
非認知能力が注目される理由
非認知能力は、アメリカの経済学者ジェームズ・ヘックマン教授が提唱したことで世界に広まりました。ジェームズ・ヘックマン教授は幼児教育が非認知能力に与える影響を指摘しています。
指摘の裏付けとなる研究として挙げられた「ペリー就学前計画」は、幼少期に質の高い教育を受けた子供は教育を受けていない子供に比べ、高い学力を身につけ、高い収入を得られる職についているという結果を報告したものです。ジェームズ・ヘックマン教授は、これらの結果が、幼少期の教育によって非認知能力が向上したことによるものだと主張しています。
非認知能力を鍛えることで、子供の将来に大きな影響を与える可能性があると知られ、学校関係者や保育関係者、一般の保護者などに注目されるようになりました。
参考資料:CS2016seducation.pdf (u-tokyo.ac.jp)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/youji/dai1/siryou3-2.pdf
幼児期から非認知能力を鍛えることで期待できる3つのメリット
非認知能力は、幼児期から鍛えることで、さまざまなメリットが期待できます。今回は、そのなかでも特に子供にとって大きなメリットとなる3つの効果を紹介しましょう。
メリット1.集団生活に馴染む力が身につく
幼少期から非認知能力を鍛えることで、協調性やコミュニケーション能力を伸ばす効果が期待できます。これらの非認知能力は、保育園や幼稚園など集団生活を送るうえでも非常に重要な能力といえるでしょう。
メリット2.学習や習い事に向き合う力が身につく
集中力、計画性、向上心などの非認知能力は、認知能力(学力やIQなど)を高めるうえでも重要な能力です。勉強や習い事に集中して取り組む力や計画的に課題を完遂する力、向上しようと努力する力を伸ばすことで、就学後の学習に大きな影響を与えるでしょう。
メリット3.時と場所に応じた行動を考える力が身につく
判断力、予測能力、自制力、忍耐力などは、時や場所に応じた振る舞いをする上でも求められます。時と場所に応じたマナーを守ることや、予測を立てて行動を計画すること、感情のままに行動せず自制し適切な行動をとることなど、社会のなかで理性的に行動するために必要な力です。
【0歳・1歳から始められる】非認知能力を鍛えるおすすめの遊び7つ
非認知能力は0歳や1歳の幼児でも、遊びを通して伸ばすことが可能だといわれています。家庭での遊びの時間を通して、非認知能力を鍛えましょう。
ここでは、0歳や1歳から始められる非認知能力を鍛える遊びを7つ紹介します。
1.絵本
絵本の読み聞かせは、集中力、想像力、共感力、倫理観などの非認知能力を鍛える効果が期待できます。
0歳や1歳の幼児に絵本のストーリーは理解できないと思われがちです。しかし、カラフルな絵を見て集中することや、読み聞かせの声色や絵の雰囲気から登場人物の感情を想像・共感することは非認知能力の向上に大きな効果が期待できます。
毎日寝る前に絵本の読み聞かせをするなど、生活のなかで上手に習慣化して取り入れてみてください。
2.お絵描き
お絵描きは、想像力、表現力、集中力などを鍛える効果が期待できるでしょう。
また、描いた絵を褒められることで、自己肯定感も高まります。描き方や配色など、常識に囚われずに伸び伸びとお絵描きを楽しめる状況を準備し、見守ってあげることが大切です。
3.工作
工作では思考力、創造力、効率性、応用力などを鍛える効果が期待できます。
0歳や1歳の場合、誤飲に気を付けながら粘度遊びをしたり、ちぎり絵を作ったりするのもおすすめです。危険なことがない限り、親は手を出さずに見守り、子供の好きなように工作遊びを楽しませてあげてください。
4.おもちゃ遊び
おもちゃを使った遊びは、思考力、創造力、効率性、応用力、向上心、計画性など、さまざまな非認知能力を高める効果が期待できます。
なかでも、ブロックや積み木のような、おもちゃは創造力や応用力、表現力、思考力を伸ばしたい方におすすめです。非認知能力の分野に特化した知育玩具などもあるため、子供に合ったおもちゃを選んであげましょう。
5.ごっこ遊び
おままごとやお店屋さんごっこなど、役になりきって遊ぶごっこ遊び。これらの遊びでは想像力、共感力などを鍛える効果が期待できます。
ぬいぐるみなどを使って1人で遊ぶのもよいですが、ママやパパ、お友だちと一緒にごっこ遊びができれば協調性やコミュニケーション能力の向上も期待できるでしょう。
6.水遊び
水遊びは体を動かしながら、非認知能力を鍛える効果が期待できる遊びです。容器などに水を掬って違う入れ物に移すなど、応用力を伸ばす遊びとして幼児教育などでも積極的に取り入れられています。
水車のようなおもちゃを併用することで、水を流すとおもちゃがどう動くのか考える思考力や「ここに水を入れたらどうなるんだろう?」といった好奇心を養うことにも繋がるでしょう。
7.音楽遊び
音楽遊びでは、リズム感覚、想像力、表現力などを鍛える効果が期待できます。
ただし、音楽遊びで非認知能力を鍛える際には、道具選びが重要です。非認知能力を鍛える目的で音楽遊びを取り入れるのであれば、能動的に音を作る体験が可能な楽器やおもちゃを選びましょう。ボタンを押したら音楽が流れるようなものではなく、自分自身の行動で音を発するような楽器、おもちゃがおすすめです。
【3歳・5歳から始められる】非認知能力を鍛えるおすすめの遊び7つ
続いては、3歳や5歳など幼稚園就園前、小学校就学前などから取り組める非認知能力を鍛える遊びを紹介します。
1.泥遊び
お外で遊ぶのが好きな子どもには、泥遊びがおすすめです。水の量によって固さが変わる泥は、山を作ったり、溝を掘って水を流したりとさまざまな遊び方ができます。
思考力や創造力、応用力、計画性などの非認知能力を鍛える効果が期待できるでしょう。
2.自然観察
公園や山、海、川など、自然のなかで行う観察行動は、思考力を高める効果が期待できます。その他にも、「この虫は何だろう?」「どうして海は青いんだろう?」といった自然のなかで感じる疑問から、好奇心を伸ばすことにも繋がりやすいです。
図鑑などを活用して疑問を解消することで、問題解決能力を高める効果も期待できるでしょう。
3.共通点探し
共通点探しとは、複数の物が持つ共通点を探す遊びです。バナナとリンゴの共通点なら「果物」、バナナとレモンの共通点なら「果物・色」など、共通点を探します。
共通点探しは、抽象的思考力を高める効果が期待できるといわれている遊びです。抽象的思考力とは、物事を抽象的に広い視野で捉える力のことを言います。抽象的思考力が発達することで、実態のないものを頭のなかでイメージして理解する力や応用力が身につきやすくなるでしょう。
4.ボール遊び
ボール遊びは、協調性やコミュニケーション能力を鍛える効果が期待できる遊びです。
順番にボールをパスし合うことで「ルールを守る」といったモラルや自制心を養い、どう投げたら相手にボールをパスできるのかという思考力を鍛え、パスを求めて声をかけるコミュニケーション力を使うなど、さまざまな非認知能力が活用されています。
体も鍛えられるため、非認知能力を高める遊びとして特におすすめです。
5.クッキング
クッキングでは、計画性、効率性、想像力、アレンジ力、協調性などの非認知能力を鍛える効果が期待できます。
目的のものを作るには、どのような手順で作るのか、どのような道具を使うのか、など思考力や問題解決能力を高めたい場合にもおすすめです。
大人と協力してクッキングに取り組むことでコミュニケーション能力や協調性も高まりますし、出来上がった料理を食べて喜んでもらうことで自己肯定感の向上効果も期待できるでしょう。
6.読書
自分で文字を読めるようになってきたら、読書もおすすめです。読書をすることで、思考力や共感性、倫理観、好奇心などを鍛える効果が期待できます。
その他、読み聞かせではなく自分自身で読書に取り組むことで、向上心や知識欲の向上、最後まで読み切った時の達成感から自己肯定感を高める効果も期待できるでしょう。
ただし、読書はあくまで自発的に取り組むことが大切です。好きなジャンルの本を好きなだけ読み、大人に強制されず取り組めるよう、環境を整えてみてください。
7.ボードゲーム
オセロやチェス、将棋、囲碁などのボードゲームは、思考力や集中力、問題解決能力を高める遊びとして注目を集めています。細かなルールを覚えることや、ルールを守ること、定められたルールのなかで勝利条件を満たすことなど、子どもはさまざまなことを考えながら遊びに取り組むでしょう。
ボードゲームは遊び方にアレンジがきくものも多いので、将棋崩し(山崩し)など、年齢に合わせた遊び方から徐々に難易度を上げていくのがおすすめです。
非認知能力を効果的に鍛える遊びのポイント
非認知能力を鍛える遊びを紹介してきましたが、遊びを通してさまざまな能力を高めていくためにはいくつかのポイントがあります。遊びのなかで非認知能力を伸ばしたいと考えている方は以下のポイントを押さえて、遊びを取り入れてみてください。
安全性に配慮する
遊びを提供する際には、安全に遊べる道具や空間を用意し、怪我や事故を未然に防ぐことが大切です。
遊びをとおして非認知能力を鍛える際は、できる限り子どもに主体性を持たせ、自由に伸び伸びと遊ばせる必要があります。安全な環境を確保したうえで、危険がない限り保護者は見守りに徹するのが効果的に非認知能力を鍛えるポイントです。
強制しない
非認知能力を遊びのなかで鍛えるためには、前提として自主的であることが求められます。「お絵描きをしなさい」「おままごとをしなさい」など、強制されてしまうと想像力や向上心、自己肯定感などは伸びず、子どもがその遊びが嫌いになってしまう可能性すらあるでしょう。
どうしても意図した遊びをさせたい時には、さり気無く遊びに誘ったり、おもちゃを目に入る場所に置いておくなど、子どもが自主的に遊びを始める仕組みを作ってみてください。
大人がお手本になる
子供は大人のふるまいをよく見ています。非認知能力の多くを、身近な大人のふるまいから学ぶことも少なくありません。
大人がさまざまなものに興味を持っていれば、子供の探求心や好奇心も育ちやすいですし、コミュニケーションの上手な大人と関われば子供のコミュニケーション能力も向上しやすいでしょう。
子供の非認知能力を高めることは大切ですが、まずは大人が日頃から非認知能力を意識し、お手本となる行動を示すことが大切です。
子供なりの成果を認めて褒める
近年、子供の自己肯定感の低さは社会的にも問題視されています。非認知能力を鍛える遊びのなかでも、自己肯定感の高まる遊びを紹介しましたが、最も大切なのは身近な大人が子供の成果を認めて褒めてあげることです。
大人の価値観で物事を考えず、子供なりの成果を認め、存分に褒めてあげましょう。アドバイスをしたい時には、否定的な言葉にならないよう注意してください。
家族以外と交流できる状況を作る
家庭のなかで非認知能力を鍛える遊びをするのもよいですが、より効果的に行いたいなら家族以外の他人と交流できる状況を作ってあげてください。
他人との交流で鍛えられる社会性やコミュニケーション能力、表現力は、人生において必要不可欠なものです。子供が自発的に他人と交流できる状況を用意してあげて、大人はサポートや見守りに徹しましょう。
子供が選べる環境を作る
興味を引くものや取り組めるものは子供によって違います。そのため、親の推奨する非認知能力を鍛える遊びが、必ずしもその子の能力を最大限に引き上げるとは限りません。
たくさんの選択肢のなかから、子供自身が選んで遊べたものこそ、さまざまな非認知能力を高める効果が期待できます。常に、選択肢や主導権を子供に与え、そのなかで親の勧めたい遊びなどを選んでもらえる工夫が必要です。
興味が湧くものを与える
日頃、子供と一緒に過ごしていると好みの傾向が分かり、ついつい「子供が気に入りそう」と同じ系統のおもちゃや遊びばかりを勧めてしまいがちです。
しかし、子供の興味は予想外のものに向けられることも珍しくありません。さまざまなものに触れさせ、子供が自発的に非認知能力を鍛えるきっかけを与えることも大切です。
好みそうなおもちゃや遊びのなかに、全く違う系統のものを混ぜてみましょう。意外な反応が見られるかもしれませんよ。
非認知能力を鍛える遊びなら Cha Cha Chaがおすすめ!
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最後に、子供の非認知能力を鍛える遊びをする際に、Cha Cha Chaをおすすめする理由を紹介しましょう。
豊富な知育玩具を取り扱っている
Cha Cha Chaでは0歳から6歳に向けた、多種多様なおもちゃを取り扱っています。非認知能力を鍛えるのに最適な知育玩具も充実しているのが特徴です。世界中の保育機関や教育機関でも広く扱われているボーネルンドのおもちゃや、アメリカで大人気の知育玩具メーカーFat Brain Toysなどのおもちゃがレンタルできます。
その他にも国内、国外で多くの親と子供に支持されているさまざまな知育玩具がリーズナブルなサブスクでレンタル可能です。
定期的にさまざまな玩具が届く
Cha Cha Chaでは、2ヶ月ごとに6~7点のおもちゃが自宅に届きます。送られてくるおもちゃは、年齢や発達に合わせたものや、お客様がカタログから選んだおもちゃです。2ヶ月ごとにさまざまなおもちゃが届くため、子供は飽きることなく非認知能力を鍛える遊びに取り組めるでしょう。
自分でおもちゃを選べる
Cha Cha Chaでは、500種類以上のおもちゃが掲載されているカタログから、自分でおもちゃを選んでレンタルすることもできます。重点的に伸ばしたい非認知能力に適したおもちゃを選ぶことも可能です。
気に入ったおもちゃを指定して何度もレンタルするのもよいでしょう。子供にとって本当に必要なおもちゃを選んでレンタルできるのも嬉しいポイントですね。
【まとめ】非認知能力を鍛える遊びで健やかな成長を促そう
数値で測ることのできない非認知能力ですが、その注目度は年々増していき、集団生活や学校生活、社会生活のなかでも求められるシーンが増えています。
非認知能力は、学力や偏差値、IQのように勉強で鍛えることが難しいからこそ、幼い事から遊びを通して伸ばしあげるとよいでしょう。今回紹介した内容を参考に、親子で楽しい時間をすごしながら非認知能力を鍛える遊びに取り組んでみてください。
おもちゃのサブスクCha Cha Chaは、非認知能力の向上に効果が期待できるさまざまなおもちゃを取り扱っています。「非認知能力を伸ばしたいけど、どんなおもちゃを選べばいいのか分からない」「非認知能力を鍛えるおもちゃを買ったけど、全然遊んでくれない」など、子供の能力を普段の遊びのなかで伸ばしてあげたいと考えているママやパパにピッタリのサービスです。
Cha Cha Chaでは、知育専門スタッフが子供の年齢や発達に合わせておもちゃをプランニングしてくれます。また、おもちゃは2ヶ月ごとに交換されるため、きっと子供の興味を引くおもちゃが見つかるでしょう。
子供の非認知能力を鍛える遊びを、自宅でも取り入れたいと考えているママやパパは、ぜひおもちゃのサブスクCha Cha Cha公式サイトをチェックしてみてください。
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