コラム

2歳の成長をすくすく伸ばすモンテッソーリおもちゃ&知育玩具22選!

2025/01/08

2歳の成長をすくすく伸ばすモンテッソーリおもちゃ&知育玩具22選!

2歳になると走ったり、ジャンプしたり、話せる言葉がドンドン増えていく年齢ですよね。動物や乗り物などいろんなものに興味をもち始め、おもちゃや遊ぶものも、お子さんひとりひとりによって好きなものが変わってきていると思います。

モンテッソーリ教育では、年齢やその子の興味関心にあわせたおもちゃを選ぶことを大切にしています。どんなおもちゃが子どもに最適なのかを知ることによって、おもちゃも選びやすくなり、さらにより良い育児につながるでしょう

この記事では、2歳から3歳前までのお子さんにおすすめのモンテッソーリおもちゃと知育玩具を、厳選して22個ご紹介します。モンテッソーリ教育の基本的な考え方から具体的なおもちゃ選びのポイントまで、わかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

【2歳におすすめ!】モンテッソーリ教育ができるおもちゃ・知育玩具

世界では、Google創業者ラリー・ペイジ氏、Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏など、多くの成功者もモンテッソーリ教育を受けています。日本では棋士の藤井聡太さんが幼少期に受けていたことで、一時期とても話題となりました。モンテッソーリ教育は、子どもの自主性や主体性を重視していて、その教育方法が世界中で支持されています。

モンテッソーリ教育では「教具」という独自のものを使用しますが、実は知育玩具・おもちゃでも代用できるんです。

ここからは2歳~3歳前までのお子さんにぴったりなおもちゃ・知育玩具をご紹介していきます

2歳におすすめのパズル

恐竜パズル /PLAN TOYS

初めてのパズルにぴったりな3ピースのパズルです。パズルが初めてのお子さんにはピースが大きくて、3~10ピース程度のはめ込みパズルがオススメです。パズルとして遊べば、問題解決力や微細運動能力を。恐竜のフィギュアとして遊べば、ストーリーを作ったりして想像力を養うなど、いろんな遊び方ができるパズルです。

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

ピックアップパズル バラエティ /ボーネルンド

生活に親しみのあるもののモチーフが多い「ピックアップパズル バラエティ」には下絵がないので、パズルの難易度が少しあがります。ピースの絵柄やかたちだけを頼りに「さかな」や「ぶどう」「ヨット」など、14種類の様々なかたちのピースをはめていきます。

他にも、「動物園」や「のりもの」「フルーツ」など様々なピックアップパズルがあるので、お子さんの興味に合わせて選んでみてください。

つまむ動作を繰り返すことで、指先の筋肉が鍛えられていき、細かい作業ができるようになっていきます。これは将来、鉛筆を握ったり、ボタンを掛けたりなど、日常生活で必要な指先の巧緻性を養うことに繋がります。目で見たものを正確につまみ出すために、手と目の協応性も養われます。

つまみ遊びをたくさんさせてあげて、指先が自由に、思ったように動かせるようにサポートしてあげましょう

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

2歳におすすめの型はめパズル

ジオマッチングブロック /PLAN TOYS

5種類の幾何学形について学べる立体ブロックです。まずは積み上げたり、好きに遊んで楽しみましょう。少し余裕が出てきたら、形に合わせてはめていきます。この時に穴が開いている方はテーブルや床に固定した状態でやると、お子さんもはめ込みやすくなります。

(対象年齢:2歳~)

 

マッチングエッグ(かたち)

 

卵の形をした型はめパズルです。パカっと開けるとカラフルな色と様々なカタチが現れます。

卵を開けるのには意外と手指の力が必要。パカっという感触を楽しみながら、指の力をつけていけます。また形を合わせてはめ込むためには、今度はひねりが欠かせないので、手首の運動が必要です。

その他にも色分けや色合わせをしたり、色と形の名前を覚えたりなど、楽しく遊びながら脳の発達を後押しすることができます。

「かたち」以外にも、「数字」や「乗り物」があるので、お子さんの興味関心に合わせてあげると、より楽しく遊べるでしょう!

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

2歳におすすめの積み木

おさるのジョージ つみきセット50P /ヴィットハート

ジョージと仲間たちの楽しい積み木セットです。崩す、握る、積む、並べる遊びを通じて色々な形の積み木と合わせて、ジョージ、ニョッキ、ハンドリー、チャーキー、黄色い帽子のおじさんの積み木が各1個ずつ付いています。キャラクター積み木の醍醐味はストーリーを想像しながら遊べることです。ジョージ好きにはもちろん、ジョージを知らないお子様でもお楽しみいただけます。

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

キュービックパズルカラーモザイク /アトリエ・フィッシャー社

色や模様がぴったり合うことが、遊ぶ子どもの感性には大切だという想いから、形と色づけの正確さに特にこだわって作られています。

「図形のセンス」は0~6歳の敏感期に、いかに多くの実体験を積んだかどうかによって変わってくると言われています折り紙を折ったり、はさみで切ったり、積み木でお城を作ったりなど、手をたくさん使って実物を動かすことによって、いずれは頭の中だけで図形を思い浮かべることができるようになるのです

なので、こうしたキュービックパズルなどを使って遊びながら、たくさんの図形や立体に触れさせて、実体験を増やしていきましょう!

参考:『子どもの才能を伸ばす モンテッソーリ教具100』(2021年4月,株式会社三笠書房,藤崎達宏,伊藤あづさ)

(対象年齢:2歳~)

 

2歳におすすめの「積む」おもちゃ

レインボースタッキングタワー /GENI

トンネルのように並べたり、バランスをとりながら積み上げたり、あそびのアレンジが楽しめます。円形を二重に作って玉を転がしたり、車や電車と組み合わせて、橋やトンネルのようにしても楽しいです。バランス力と集中力、想像力が鍛えられていきます。

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

2歳におすすめの「通す」おもちゃ

スタッキングツリー /PLAN TOYS

固定された木製の棒に木のパーツを通していきます。はじめは棒に通すのがなかなか難しいですが、徐々に手指の器用さと目と手の協応が発達してスムーズにできるようになっていきます

最初は大きさは関係なく穴に通していきましょう。それぞれの木のパーツを積み重ねて、違う木を作ることができます。色のバリエーションや大きさの違いを学びながらツリーを作っていけます。

モンテッソーリ教育のお仕事で有名な「縫い差し」というものがありますが、棒差しはその前段階の大事な「お仕事」。「棒差し→紐通し→縫い差し」という順番でどんどんレベルアップしていきます。

(対象年齢:2歳~)

 

はじめてのつみき RING10つみきの王国  /WOODY PUDDY

棒通しと紐通しの両方が一気に遊べるおもちゃです。2歳では色分けや数をかぞえたり、ごっこ遊びやひも通しなど、いろいろな遊びが展開できます。成長に合わせて30種類以上の遊び方ができます。

「色分け・順番の理解・数や量の一致・指先遊び・ゲーム」などで様々な知育に役立つので、長く遊べるおもちゃとして人気です。

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

ひもとおし「どうぶつのパレード」 /ベルダック社

2歳になると手と目が連動するようになり、狙いが定まってくるようになります。固定された棒通しができるようになったら、次のステップのひも通しに挑戦してみましょう。左右それぞれの手を違う目的をもって動かしていくので、手も頭もフル回転!自ら考えて繰り返し挑戦し、達成感を味わいながら楽しく取り組めます

通す運動は、「ルーピング→棒通し→ひも通し→ビーズ通し」と進んでいきます。応用編として、藤井聡太棋士が100個以上作ったと言われている「ハートバック」があります。

(対象年齢:2歳~)

 

ジオレーシングビーズ /PLAN TOYS

3種の異なる幾何学形15個のビーズとひも2本のセット。上記の「どうぶつのパレード」よりも1段階難しいひも通しです。上手に通せるようになるまで、何度も何度もくり返し長く遊べます。

くり返すことで指先の力が付き、集中力も養われます。3,4歳になったらビーズ通しに挑戦してみましょう!

(対象年齢:2歳~)

2歳におすすめの「転がす・落とす」おもちゃ

コロコロコースターS /Toyroyal

ゆっくり落ちるボールで、はじめての「玉ころがし」に最適です。ボールは回転しながら、低年齢の子どもが目で追いやすい、ちょうど良いスピードで落ちていきます。

土台や橋、柱を組み合わせて道を作っていきます。最初は組み立てるのが難しいので、ママ・パパと協力して作りましょう。組み立て遊びのファーストステップとしてもおすすめのおもちゃです!

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

ジャラットプレート /くもん

「つまむ」「向きを合わせて入れる」「レバーをたおす」という、子どもが大好きな「出し入れ遊び」がくり返しできるおもちゃです。レバーを倒してプレートがジャラジャラと出てくると子どもは大喜び。夢中になって何度もくり返すうちに自然と、手や指の器用さや集中力が養われます。

コインが手から離れて、コトンと音がする。レバーを倒すと消えたコインが出てくる。この不思議な体験を通して、「モノの永続性」を理解していきます。数の敏感期は3歳~6歳ですが、数字が好きな子であればコインに書かれた数字を読み上げたり、数字の順番に穴に入れていくのもオススメです。

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

2歳におすすめの「ねじる・ひねる」おもちゃ

くるくるギアRINGのはな /WOODY PUDDY

さす、回す、など楽しい仕掛けがある知育玩具です。大小交互にギアをはめていき回すことで、ギア同士が連動してクルクル回ります。手首のねじる動作も促せます。

現代社会は便利になっていった分、「ねじる・ひねる」といった動作が少なくなっています。手首をねじる動作が少ないと、スープをうまく掬えなかったり、液体をうまく注げなかったりするとか…。おもちゃや日々の生活の中で「ねじる・ひねる」体験をたくさんさせてあげましょう!

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

2歳におすすめの「たたく」おもちゃ

パウンドアンドタップベンチ /Hape

手でボールを押し込んだり、ハンマーでボールを落とすと鉄琴の上をキレイな音をたてて転がっていきます。まずは手でぐいぐい押すところからはじめます。しっかり押す遊びをしていると、生活の土台となる腕力がついていきます。

1歳の頃よりも手と目の協応がより発達するので、ハンマーを使って狙ったボールを叩いたり、狙って鉄琴の音も出せるように成長しています。ボールを上手に狙って落とせるようになったら、細くて狙いにくい鉄琴にチャレンジしてみましょう!

(対象年齢:1歳~)

 

ハンマーペグ /PLAN TOYS

 

ペグの間隔はハンマーの直径より広いので、集中しないとペグを上手に叩けません。それが出来たら成長していることの証です。ペグが台座までに到達したら、本体をひっくり返してあげましょう。「あれ?」と不思議な体験をしながら、繰り返すうちに理屈を理解していきます。

力の加減の調節や色の認識にもぴったりのおもちゃです。

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

 

2歳におすすめの「音・リズム」おもちゃ

森の音楽会 /GENI

森の音楽会

ドラム・シロフォン・ギロ・ラトル・歯車の子どもが大好きな5つの音が楽しめるおもちゃです。いろんな音に触れることで聴覚が磨かれていきます。音が鳴る面とギアのようにくるくる回すことで音が鳴る仕掛けなど、いろんな音遊びを楽しめます。

バチは最初のころは片手でたたきますが、両手でたたく姿を見せていくと、成長するにしたがってお子さんも両手を使えるようになっていきます

(対象年齢:2歳~)

 

ソリッドドラム ナチュラル /PLAN TOYS

1歳でもおすすめした、シンプルなドラムです。リズムに合わせてたたくことを教えてあげると、リズム感も磨かれます。叩く場所によって音が変わるので、空間認知力や手首や腕の筋力といったことも養われていきます。

ドラムや太鼓以外にも、カスタネットや鈴、タンバリンなどもオススメの打楽器です。

(対象年齢:1歳6ヵ月~)

2歳におすすめの「つまむ」おもちゃ

ファーストピックアップてんとう虫  /ボーネルンド

小さなノブがついたはめ込みパズル。ノブをつまむのは2歳の指先動作の練習にとてもぴったりです。てんとうむしの「星」の数と土台に描かれた「数字」を一致させる遊びを通して、楽しみながら数字も学ぶことができます。

2歳になると少しずつ大きさの比較や数と色の違いがわかってきます。これが3歳になると、比較や分類をどんどんやるように変わります。モンテッソーリ教育の中では記憶の仕方が切り替わるとされていて、3歳になると「無意識的記憶」から大人と同じ「意識的記憶」に変わり、それまでに大量に吸収してきた情報を「すっきり、はっきり」と分けたいという衝動にかられるからだといいます。

無意識的記憶によって、これから生きていくのに大切な土台が出来上がっていきます2歳の時期はまだ無意識的記憶の時期です。いまのうちに様々なものを見聞きさせてあげて、土台を作っていきましょう!

 

(対象年齢:3歳~)

2歳におすすめの「平衡感覚を鍛える」おもちゃ

バランスストーン

 

運動の敏感期(生後6ヵ月~4歳)にあるお子さんは、外でも家の中でも元気いっぱいに動き回っていますよね。この時期はとにかく体を動かしたくてしかない時期。お家の中でも体を使って遊べる環境を整えてあげられるとベストです

バランスストーンは川辺で飛び石をけんけんして進む、その動きを取り入れた室内遊具です。遊びを通してバランス能力や動的柔軟性が向上し、 体幹の強化をはかります。幼児期に、怪我がしにくい姿勢や身体の使い方を習得できると、今後のあらゆるスポーツに活かせます。

2歳のときはまずはママ・パパと手をつないで一緒に歩いてみましょう。ひとつのストーンに立ち続けるのも、全身の筋肉を使って、身体を支える力を育てていきます。縁石を歩くのが好きな子にもぴったりの室内遊具です。

(対象年齢:2歳~)

 

2歳におすすめの「ごっこ遊び」

First Little Chef /GENI

 

食材9点、ナイフ2点、まな板、木箱がそろうボリューム満点の基本のおままごとセット。大きめサイズの食材と2本のナイフで2歳児でも遊びやすく、はじめてのおままごとにぴったり。ザクッザクと切る感触が楽しくて仕方ないおもちゃです。

モンテッソーリ教育では、はさみや包丁といった危ないものも「お仕事」に使っています。これは、危険なものだからこそ幼少期に教える必要があって、丁寧に教えれば子供でも使えて、さらに子どもの自律と自立になると考えられているからです

本物の包丁を使う前の練習として、おままごとセットを活用していきましょう!

参考:『子どもの才能を伸ばす モンテッソーリ教具100』(2021年4月,株式会社三笠書房,藤崎達宏,伊藤あづさ)

(対象年齢:2歳~)

 

調理用具セット /PLAN TOYS

初めてのごっこ遊びに最適なシンプルなフライパン、ふた付き鍋、小鍋、木べらとフライ返しがついた調理用具セットです。

野菜切りなどは1歳頃からはじまり、2歳では更に本格的なままごとへと移行しますフライパンやお鍋など、本格的な食器や調理器具などを揃えてあげるとベストです。ママのマネをしたい、お子さんの欲求を満たしてあげられます。

おままごとと並行して、料理のお手伝いもはじめていくと、お子さんの世界がぐっと広がります。

(対象年齢:2歳~)

 

2歳の子どもに最適なモンテッソーリおもちゃの選び方

2歳になると跳んだり、はねたりといった運動能力も言語能力も大きく成長しています。さらに、自我の芽生えによって「僕の」「わたしの」といった所有の意識や、「これがしたい」「あれがしたい」といった自己主張から心の成長を感じられる時期ですね

年齢や月齢に合わせたおもちゃを選びに加えて、これからはよりお子さんの個性や興味関心に合わせたおもちゃ選びが大切になっていきます。モンテッソーリ教育はお子さんに合わせた「適時教育」です。成長段階に合ったものや関心のあるおもちゃを用意してあげましょう!

おうちの環境を整えてあげることが、ママ・パパの大事な役割です。

 

“モンテッソーリ教育は(中略)わが子の成長段階をまず知り、適切な環境を整えていく。何を「いつ」与えるのか、そのタイミングをとても大切にする「適時教育」なのです。”出典:『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(2018年11月,株式会社三笠書房,藤崎達宏)

 

次の3つのポイントをを意識してみると、2歳のお子さんに最適で、かつモンテッソーリ教育に沿ったおもちゃを選んでいけますので、参考にしてみてください。

 

子どものことをよく観察してみる

モンテッソーリ教育の創始者であるマリア・モンテッソーリは、子どもたちの成長を丁寧に観察し、その観察結果に基づいて教育環境や教材を整備しました。観察することによって、「子どもがいま何をしたいのか」がわかって、おもちゃや環境をどう整えていくか、方向性が見えていきます

例えば、小さいものをつまみたがったり、水を触るのが好きだったり、本を重ねていたりなど。「何が好きで、何に関心があるのかな?」といった視点で、お子さんのことをよく観察してみましょう。

 

“子どものやりたいことを知りたいときには、いましていることをとにかく「観る」こと。それも、「どんなものを、どんなふうに体を動かして、どうしているのか」という視点で観るのがポイント。(中略)観ることで、子どもへの接し方が変わります。”出典:『世界一やさしい おうちゆるモンテッソーリ』(2023年2月,株式会社実務教育出版,菅原 陵子)

 

子どもの興味にあったモンテッソーリおもちゃを選ぶ

お子さんを観察して、興味関心がわかったらおもちゃを選んでいきます。上記に挙げた、22種類のモンテッソーリおもちゃから興味のあるものを選んだり、やりたがる行動がどんどんできるおもちゃを選んでいきましょう!

子どもは自分で選んだ活動をした時に集中して活動します。興味のあるおもちゃがあれば、お子さんも選びやすく、集中時間も長く遊ぶはずです。そしてこの繰り返しによって、自分で自分を成長させていくのです。

 

適度な難易度を選ぶ

2歳のお子さんにとってちょうど良い難易度のおもちゃを選んであげましょう。子どもにとって難しすぎず、簡単すぎないレベルのものを選びます

適度な難易度のおもちゃで遊ぶことで、「ひとりで頑張ってできた!」という満足感と達成感を味わうことができます。それは自信となって、次にチャレンジする意欲にもつながっていきます

おもちゃで遊んでみて、「ちょっと難しそうだな」と思ったら、ひとつ前の段階に戻してあげたり、逆に「簡単そうだな」と思ったら次のステップに気軽に移してあげましょう。

例えば、

  • ・型はめパズルで遊んでみたけど難しそうであれば、5ピースくらいのノブ付きパズルに変える。
  • ・ひも通しが難しそうであれば、棒通しに戻す。
  • ・ピンセットが難しそうであれば、トングに戻してあげる。

マリア・モンテッソーリも「次の段階へのステップは、その前の段階をいかに充実して経験してきたかにかかっている」といっています。焦らず、お子さんのペースでじっくりいきましょう。

2歳の子どもがやりたがる行動とオススメのおもちゃ

 

【2歳~2歳6ヵ月】やりたがる行動とオススメのおもちゃ

 

やりたがる行動

繰り返すこと

・おもちゃを色や形別に分けたり、本を順番に並べたりする。

・同じ絵本を何度も読んでもらったり、同じ遊びを何度も繰り返したりする。

・パズルを組み立てる、小さなボタンを穴に通すなど、細かい作業に集中します。

オススメのおもちゃ

マッチングエッグ(はめる)

フルーツペグパズル(パズル)

どうぶつのパレード(紐通し)

発達

・歩くのが安定し、走り回ったり、ジャンプしたりするなど、よりダイナミックな動きを楽しめるようになります。つま先立ちや後ずさり、片足立ちなどができるようになります。

・ブロックを積み上げたり、クレヨンで線を引いたりなど、手先の巧みさが増して、細かい作業も楽しめるようになります。道具を道具として使うようになります。

 

 

 

【2歳6ヵ月~3歳】やりたがる行動とオススメのおもちゃ

 

やりたがる行動

繰り返すこと

・おもちゃを大きさ、色、形など、様々な基準で並べ替えることを繰り返します。

・体を動かすことが大好きで、室内外を走り回りる。

・高いところから飛び降りたり、小さな障害物を飛び越えたりする。

・大人の言葉や動作をまねる。

・「なんで?」「どうして?」と繰り返し質問する。

オススメのおもちゃ

First Little Chef(おままごと)

ジオメトリックソーティングボード(はめる)

バランスストーン(平衡感覚)

発達

・三輪車に乗ったり、階段を上り下りしたりと、大きな動作がスムーズになります。ケンケンをしたり、片足ずつ交互に出して階段を下りられるようになります。

・手と目の協調がよくなり、ボールを投げたりキャッチしたりできるようになります。指先はさらに器用に動かせるようになります。

モンテッソーリ教育では、2歳はどんな年齢?

モンテッソーリ教育では、2歳は心身ともに大きく成長するとても重要な時期と捉えられています

自立心が強くなり、自分でやりたいという気持ちが強くなり、大人に頼らず自分の力で何かを成し遂げようとする姿が見られます。

また「秩序の敏感期」のピークがくる時期です(2歳半~3歳くらい)。「秩序の敏感期」は、周囲の環境や物事の順番にこだわりを強くもち始め、自分の世界を確立しようとしている時期です。物事を「最初はこうなって、次はこうなって、最後はこうなる」と順序付けて吸収していきます。これによって、将来「段取り」を組めるようになるのです。イヤイヤ期も、この秩序の敏感期を理解しておくと対応しやすくなります。

モンテッソーリ教育では、これら2歳の特徴をふまえて日常生活の練習(着替え、トイレなど)を通して子どもの自立心を養ったり、環境を整えて「いつもと同じ」ことをすることで、子どもの心を満たしてあげています

2歳は日常生活の練習をはじめるのにピッタリの時期!

歩くことも安定して、手先も良く動かせて、「自分でやりたい!」という自立心がでてくる2歳は、まさに日常生活の練習をはじめるのにピッタリの時期です!

日常生活の練習とは主に、食事の準備や片付け、着替え、掃除、動物のお世話やあいさつなどを指します。日々の生活の中で自然と身につくことも多いですが、少し意識してお子さんの力だけでやらせてあげたり、難しいところはサポートしてあげると良いでしょう。

日常生活の練習は、子どもが自ら成長するための土台となるものです。しっかりとした土台を作っていきましょう!

 

“日常生活の練習は、わが子が、この先一生涯生き抜くために必要な能力ばかりです。(中略)そのために一番簡単で、効果的なことは、「すべての家事に子どもを引き入れる」ことです。子どもはお父さんや、お母さんのやることに興味津々です。(中略)ゆっくり、丁寧に、楽しそうに見せてあげてください。”出典:『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(2018年11月,株式会社三笠書房,藤崎達宏)

 

日常生活の練習の「5つの分野」を伸ばしていこう!

日常生活の練習には5つの分野があります。これらの動作やふるまいは、生きていくために必要なものばかりです。日々の生活や遊び、お手伝いを通してどんどん身につけていきましょう!

 

日常生活の5つの分野内容
基本の運動「つまむ、入れる、刺す、引っ張る、ねじる」といった、基本的な動作を2歳頃までに獲得します。
環境への配慮自分以外の存在に気づき始めるのも2歳頃から。生き物のお世話や部屋の片づけ、お手伝いなど、自分以外の人や物に対して行動することに興味が出てきます。
自分への配慮「自分のことは自分でしたい」という気持ちが強くなります。服の脱ぎ着や靴を履く、歯を磨くなど、生活習慣を身につけるのにピッタリの時期です。
社交的なふるまい集団を意識し始めます。ルールやマナーがあることに気づき始める時期です。挨拶など、大人がしていることをどんどんマネしていきます。
運動の調整動作を目的に合わせてコントロールするステップに入ります。物を丁寧に扱う、静かに歩くなどができるようになります。

 

参考:『0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!』(2018年11月,株式会社三笠書房,藤崎達宏)

モンテッソーリおもちゃでさらに成長をサポート!

5つの分野のなかの、「基本の運動」と「環境への配慮」「運動の調節」の3つのことはおもちゃでもサポートできます!

特に「つまむ、入れる、刺す、引っ張る、ねじる」といった基本的な運動は、それぞれに特化したおもちゃがあるので、楽しく遊びながら、ときには試行錯誤しながら身につけていけます。

 

基本の運動オススメのおもちゃ
つまむ
入れる
刺す
引っ張る
ねじる・ひねる

 

モンテッソーリおもちゃを使って、お子さんの成長をさらにサポートしていきましょう!

モンテッソーリ教育で2歳児が行う「お仕事」

モンテッソーリ教育で子どもたちが取組む「お仕事」も、おもちゃ選びの参考になります。同じような動作ができるおもちゃを選んでみましょう。また、おもちゃがなくても日常生活の中でできる活動を通して、お子さんの成長をどんどんサポートしていけます。

日々の生活のなかで簡単にできるものも多いので、ぜひ参考にしてやってみてください!

 

2歳児が取組む「お仕事」
      1. ・たまごをとく

      2. ・野菜や果物の皮むき
      3. ・野菜のヘタをとる
      4. ・お水のあけ移し
      5. ・ごまをする
      6. ・サラダスピナーを回す
      7. ・靴をそろえる
      8. ・植物の水やり
      9. ・洗濯物を干す、とりこむ
      10. ・洋服をハンガーにかける

 

参考:『子どもの才能を伸ばす5歳までの魔法の「おしごと」』(2022年4月,株式会社青春出版社,丘山亜未)

おうちでのモンテッソーリ教育に最適!知育玩具はレンタルがおすすめ

いざ、おうちでモンテッソーリ教育をやろうとしても何から始めて良いかわからない方も多いと思います。「具体的にどのおもちゃがいいの?」と悩んだときは、プロに選んでもらうのがオススメです。そこで便利なのが、おもちゃのサブスクです。

おもちゃのサブスク「Cha Cha Cha」では、2ヶ月に1回、ご自宅におもちゃをお届けします。保育士など、幼児教育のプロがおもちゃをプランニングし、お子様の成長・発達や、ご要望にマッチするおもちゃを選定します。申込時のヒアリングで「モンテッソーリ教育をしたい」とお伝えいただければ、教具の代用となるおもちゃをご提案します

おうちモンテをするときに、おもちゃのサブスクはメリットが大きいです。

例えば、おもちゃの購入費用の節約です。モンテッソーリ教育ではたくさんの教具を必要としますが、本物をそろえようと思うと1個数万円〜と、とても高額になってしまいます。

またせっかく購入しても我が子が遊んでくれるとは限りません。買いすぎておもちゃで溢れかえり、自宅のスペースがなくなるケースも見られます。その点「Cha Cha Cha」では、必要な時期に、適切なおもちゃをレンタルできますので、自宅のスペースを圧迫しません

もちろん、お子様が気に入ったおもちゃはレンタル期間を延長したり、買取することもできます。2ヶ月おきに新しいおもちゃを用意できるため、成長・発達にあったおもちゃを揃えておけるのが魅力です。

モンテッソーリ教育を考えている方は、是非おもちゃのサブスクを通して本格的なモンテッソーリ教育へと繋げてみてはいかがでしょうか?

まとめ

2歳児は自立心が強くなり「秩序の敏感期」がピークになる時期とされています。モンテッソーリ教育では、これら2歳の特徴をふまえて日常生活の練習(着替え、トイレなど)を通して子どもの自立心を養ったり、環境を整えて「いつもと同じ」ことをすることで、子どもの心を満たしてあげています。

ご家庭で用意してあげるおもちゃも、お子さんの自立心を養ったり、サポートしてあげるものを選んでいくと良いでしょう

おもちゃを選ぶ際には、よりお子さんの個性や興味関心に合わせたおもちゃ選びが大切になっていきます。お子さんをよく観察して、興味関心にあったおもちゃと適度な難易度のおもちゃを選ぶことを意識してみてください。成長段階や関心にぴったりハマったおもちゃは、子どもの成長をどんどん促してくれますよ。

ご家庭で「おうちモンテをしたい!」という方には、おもちゃのサブスクCha Cha Chaがオススメです!

今回ご紹介したおもちゃも取り扱っていますので、この機会にぜひ、Cha Cha Chaの利用をご検討ください。

Cha Cha Cha(チャチャチャ)は、
お子様の成長に合わせておもちゃプランニングをし、定期的にお届けする定額制サービスです。
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