
赤ちゃんのお座り練習はいつから?前兆は何ヶ月?腰すわり前がだめな理由と安全方法
赤ちゃんのお座りは、成長の大切な節目の一つです。「うちの子はまだ座れない」「いつから練習すればいいの?」「このやり方で合ってる?」など、お座りについて心配や疑問を感じているママ・パパは多いのではないでしょうか。
お座りができるようになると、赤ちゃんの世界がぐっと広がります。今まで見えなかった景色が見えるようになり、両手を使って自由におもちゃで遊べるようになります。でも、正しい時期や方法を知らないまま練習を始めてしまうと、赤ちゃんに負担をかけてしまうこともあります。
この記事では、赤ちゃんのお座りが何ヵ月から始まるのか、どのように練習すればいいのか、やってはいけないことダメなことなど、お座りに関する大切なポイントを分かりやすくお伝えします。赤ちゃんが安全に楽しくお座りできるようにぜひ参考にしてみてください!
目次
赤ちゃんがお座りを始める時期と発達の目安
赤ちゃんがお座りを始める時期は、一般的に生後6〜8ヶ月頃から始まり、10ヶ月頃までに習得します。しかし、お座りには複数の段階があり、完全に安定したお座りができるようになるまでには、もう少し時間がかかります。
赤ちゃんの一般的なお座りの時期は生後6〜10ヶ月
お座り発達段階
【生後6〜7ヶ月】支えありお座り期
ママやパパが腰を支えてあげることで、短時間座ることができるようになります。この時期はまだ一人では座れませんが、お座りの準備段階として重要な時期です。
【生後8〜9ヶ月】手つきお座り期
両手を前について背中を丸めた状態で、短時間のお座りが可能になります。まだバランスが不安定で、手を離すと倒れてしまうことが多い時期です。
【生後9〜10ヶ月】一人座り完成期
手を前につかなくても、ひとりで背筋を伸ばして座ることができるようになります。この頃になると、座ったまま振り返ったり、おもちゃで遊んだりできるようになります。
厚生労働省データから見るお座り習得率
厚生労働省が実施した「平成22年乳幼児身体発育調査」の運動機能通過率データによると、ひとりすわりができるようになる赤ちゃんの割合は以下の通りです。
月齢別お座り習得率
お座りの習得時期には非常に大きな個人差があります。最も早い赤ちゃんと遅い赤ちゃんでは数ヶ月の差があり、これは決して異常なことではありません。
生後7〜8ヶ月が大きな節目となり、この時期に約半数の赤ちゃんがお座りを習得しますが、逆に言えば半数の赤ちゃんはまだ習得していないということでもあります。そのため、8ヶ月でお座りが完璧でなくても、全く心配する必要はありません。
生後9〜10ヶ月になると約9割以上の赤ちゃんがお座りできるようになります。この時期までには、ほとんどの赤ちゃんが安定したお座りを習得するため、この頃を一つの目安として考えると良いでしょう。
出典:厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書」図1 一般調査による乳幼児の運動機能通過率
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tmct-att/2r9852000001tmea.pdf
お座りの開始時期は個人差がある
「うちの子、もう8ヶ月なのにまだフラフラして…」
このような心配を抱えるママ・パパは少なくありませんが、お座りの習得時期には大きな個人差があるため、焦る必要はありません。
お座りの習得時期に個人差が生まれる理由は、主に身体的な成長速度の違いにあります。赤ちゃんによって筋力の発達スピードは異なり、特に体幹を支える筋肉の発達には大きな差があります。体重と筋力のバランスも重要で、体重が重めの赤ちゃんは筋力が追いつくまで時間がかかることがあります。
性格や興味の違いも大きな要因です。慎重な性格の赤ちゃんは完全にバランスが取れるまで座ろうとしない一方で、活発な赤ちゃんはハイハイを先に習得し、お座りは後回しになることも珍しくありません。また、環境的な要因もあります。うつぶせ遊びの頻度や床で自由に動く時間の長さが影響し、ベビーチェアで過ごす時間が長いと自然な筋力の発達が妨げられることがあります。
赤ちゃんのお座りの前兆と適切な時期の見極め方
以下のサインが見られるまでは、無理にお座りの練習をする必要はありません。
お座りの前兆チェックリスト
これらの前兆が揃っていれば、赤ちゃんの体は自然にお座りの準備ができている可能性があります。発達は個人差があるため、焦らずに赤ちゃんのペースを尊重し、これらのサインが現れてからお座りの練習を始めましょう。
注意すべき早期お座りの例
「生後4ヶ月でお座りができている」「首すわり前なのに座らせている」
このような場合は、長時間の練習は避け、赤ちゃんの自然な発達を待つことが大切です。
お座りは無理に練習をする必要はありませんが、腰がすわってきたと感じたら、遊びの中で短時間サポートしてあげる程度で十分です。
お座り練習で絶対にやってはいけないダメな行為
お座り練習は赤ちゃんの成長を促す大切な時期ですが、間違った方法は発達に悪影響を与える可能性があります。以下のNG行為は絶対に避けましょう。
腰が座る前の早期お座り練習の問題点
生後4〜5ヶ月など腰座り前の時期に無理にお座り練習をさせることは危険です。
⚠️ 早期お座り練習の問題点
背中の筋肉疲労と痛み
体を支える組織が未発達な状態で強制的におすわりをさせると、背中の筋肉に過度な負担がかかります。長く座らせておくと、赤ちゃんの背中も筋肉疲労を起こし、痛みが出ることがあります。
バランス感覚の発達阻害
段階的な発達(ねんね→うつぶせ→お座り→立っち)を飛ばすことで、正しいバランス感覚が身につかなくなることがあります。
意欲の低下
無理なおすわりを続けると、『動けない→動く気持ちが起こらない→自発的に動くことを断念する』といったように、好奇心が失われてしまう恐れがあります。
長時間のお座り強要が発達に与える悪影響
お座りができるようになった後も、長時間座らせ続けることは赤ちゃんの負担になることがあります。
⚠️ 長時間お座りの注意点
筋肉の疲労と硬直
完璧に腰がすわっていない状態で長時間座ると、背中や首の筋肉が緊張して硬くなってしまいます。
適切な時間の目安
赤ちゃんが嫌がったらすぐに中止しましょう。
前のめり・後ろ倒れする時の対処法
お座り期の赤ちゃんは姿勢が不安定で、前のめりになったり後ろに倒れたりすることがよくあります。前のめりの姿勢や後ろに倒れてしまうのは発達上自然なことです。安全な環境で見守りながら、赤ちゃんのペースに合わせてサポートしましょう。
⚠️ 前のめりの対処法
基本的な対処法:環境を整える
段階的なサポート
お座り練習は、腰が座る前の早期練習や長時間の強要は避け、適切な時期と時間を守りましょう。前のめりや後ろ倒れは正常な発達過程なので、安全な環境を整えて見守ることが重要です。赤ちゃんが嫌がったらすぐに中止し、焦らずペースを尊重しながら進めていきましょう。
月齢別!お座り練習の正しい方法とコツ
赤ちゃんのお座りは自然な発達過程ですが、月齢に応じた適切なサポートをすることで、安全に楽しく習得を促すことができます。ここでは、無理をせず赤ちゃんのペースに合わせた練習方法を月齢別に詳しく解説します。
【生後6〜7ヶ月】初めてのお座り練習法とサポート方法
この時期はお座り練習の開始時期です。ママやパパのサポートがあれば座れるようになります。
生後6〜7ヶ月のお座りサポート方法
基本的なサポート方法
効果的な練習方法
ママやパパの膝の上に座らせ、後ろから腰を優しく支えます。この方法なら赤ちゃんが倒れそうになってもすぐにサポートできます。前方におもちゃを置くことで赤ちゃんの注意を引き、自然と手を前に伸ばす動作が生まれます。
注意点
【生後7〜8ヶ月】手つきお座りから両手離しへの練習
両手を前についた状態から、徐々に手を離して短時間座れるようになる段階です。
生後7〜8ヶ月のお座りサポート方法
基本的なサポート方法
効果的な練習方法
注意点
家具のない広い場所で練習し、床にクッションを敷きます。高さがあるソファーやベッドの上は転落の危険があるため避けましょう。
【生後8〜9ヶ月】一人座りの安定性を高める練習
手を使わずに短時間の一人座りが可能になります。安定性を高めることが目標です。
生後8〜9ヶ月のお座りサポート方法
安定性をアップさせるための練習
おもちゃでの遊びを通じた発達促進
座った状態でボール遊びや積み木など、両手を使う遊びを取り入れます。背骨に悪影響はないので、少し不安定でも遊ばせてみましょう。
【生後9〜10ヶ月~】お座りを長く楽しむ練習
安定してお座りができるようになったら、今度はもっと上手に、もっと長く座れるように練習していきます。
生後9〜10ヶ月~のお座りサポート方法
お座りがもっと上手になる遊び方
手遊びを取り入れた練習
大人が後ろに座り、赤ちゃんの手を取ってお歌を歌う練習が効果的です。日常の遊びに取り入れることで自然に上手にお座り練習ができます。
お座り練習は生後6〜7ヶ月から月齢に合わせて段階的に進めることが効果的です。サポート付きから始まり、手つき、一人座り、そして徐々に時間を伸ばしていきましょう。どの段階でも赤ちゃんが嫌がったらすぐに止め、無理をせず楽しい遊びの中で身につけることが大切です。個人差があるので焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて見守りましょう。
おもちゃを活用した楽しいお座り練習
おもちゃを活用した練習も効果的です。赤ちゃんの前に、少し手を伸ばさないと届かない位置におもちゃを置くことで、おもちゃを取ろうと前かがみになる動作が自然と生まれ、お座りの安定性を高めるのに役立ちます。ただし、どんなおもちゃでも良いわけではありません。
お座り期の赤ちゃんには発達段階に適した以下のような特徴が必要です。
✅ 軽くて安全(転倒時にケガしない)
✅ 適度な大きさ(誤飲防止)
✅ 興味を引く仕掛け(集中して座れる)
✅ 両手を使う要素(バランス感覚向上)
このようなおもちゃを毎回購入するのは大変ですが、おもちゃのサブスク「Cha Cha Cha」なら、保育士が発達段階に合わせて厳選したお座り練習に最適なおもちゃが届きます。実際にどんなおもちゃがお座り練習に効果的なのか、具体例をご紹介します。
お座り練習におすすめ!Cha Cha Chaで取り扱っているおもちゃ5選
1. くまのヒーリングポロン(Toyroyal)
対象年齢:0歳〜
くまとかわいいなかまたちがゆらゆら。ねんね期のお子様の聴覚を刺激するのにぴったりな玩具です。軽く触れただけで揺れやすくなっているので、赤ちゃんが触れるだけで反応が楽しめます。付属のクマさんは取り外してラトルとしても使え、布製で洗濯もできるため清潔にお使いいただけます。
お座り練習にいい理由:
- リーチングを促進: うつ伏せやお座り期に自分で手を伸ばして揺らすことで、目と手の協応が身につく
- 軽いタッチで反応: 軽く触れただけで揺れるので、お座りが不安定でも楽しく遊べる
- 集中して座れる: 心地よい音色に夢中になって、自然と座る時間が長くなる
- ラトル遊びで安定: 上部のクマを外してラトルとして遊ぶことで、お座りの姿勢で両手を使う練習ができる
2. バイリンガルでドライブ(Fisher Price)
対象年齢:6ヶ月〜
わんわんと楽しくバイリンガルでおしゃべりドライブ!ハンドルを回したり鍵を回したり、シフトノブを動かしたりと色々な仕掛けがあり、本当に運転しているような楽しさが味わえます。バイリンガルの歌やメロディ、おしゃべりが計90以上も登録されています。
お座り練習にいい理由:
- お座りの体勢維持: 車に興味を持ってお座りの体勢を維持して遊べるようになる
- 多様な仕掛けでバランス感覚: ハンドルやシフトノブなど様々な動作で体のバランスを取る練習ができる
- 両手の協調運動: 左右の手で違う操作をすることで、お座りでの両手使いが上手になる
- 長時間の集中: 90以上の音楽やおしゃべりで飽きずに座って遊べる
3. センサリーシェイプソーター(ベビーアインシュタイン)
対象年齢:6ヶ月〜
子どもの好きが詰まった型はめのおもちゃです。本体やパーツには鏡がついていたりビーズが入っていたりと、型はめ以外にも楽しい遊びの要素が詰まっています。転がしながら追いかけたり、お座り時期には型はめなどを通して遊ぶことが可能です。
お座り練習にいい理由:
- 型はめで集中力: 形を合わせる作業に集中することで、自然とお座りの時間が長くなる
- 両手の協調: 型はめをするときに両手を使うことで、お座りでの上半身の安定性が向上
- 前かがみの練習: パーツを拾ったり入れたりする動作で、バランス感覚が身につく
- 多様な刺激で飽きない: 鏡やビーズなど色々な要素があるので長く座って遊べる
4. はじめてのつみき 赤ちゃんと地球にやさしい松のつみき(Woody Puddy)
対象年齢:6ヶ月〜
木製の積み木でありながら軽く、乳児期でも安心な重さです。それぞれの積み木には異なる音がなるよう作られており、振る、崩す、並べる、積むといった様々な遊びでお子様の成長をサポート。FSC®️認証のサスティナブルなつみきです。
お座り練習にいい理由:
- 積み重ねでバランス感覚: 積み木を積む時に体の軸を意識するようになり、お座りの姿勢が安定
- 軽量で安全: 軽いので落としても安心で、思う存分お座りで遊ばせてあげられる
- 音の違いで集中: それぞれ異なる音が楽しくて、座ったまま長く遊べる
- 転がす動作でリーチング: 転がった積み木を取ろうとする動作で、お座りでのバランス感覚が身につく
5. つみかさねリング くま(ingenuity)
対象年齢:6ヶ月〜
安心素材(リングはBPAフリー)を使用したスタッキングトイ。小さなお子さまでも持ちやすいリング、角がない丸い形のため、安全に積み重ね遊びをお楽しみいただけます。また、それぞれのリングには立体模様がついていることで、握った際には手の感覚刺激にもつながります。握って重ねて手先の運動を行いましょう。
お座り練習にいい理由:
- 積み重ねで体幹強化: リングを重ねる動作で自然と背筋が伸び、お座りの基本姿勢が身につく
- 両手の協調運動: 一方の手でベースを支え、もう一方でリングを重ねることで、お座りでの両手使いが上達
- 集中力でバランス維持: 積み重ねに夢中になることで、無意識にお座りの姿勢を長く保てるようになる
これらのおもちゃは、ただ楽しく遊ぶだけでなく、お座りの練習に必要な筋力やバランス感覚を自然に育んでくれます。赤ちゃんが興味を持ったおもちゃで遊ばせてあげることで、無理なく楽しみながらお座りが上達していきます。
お座り練習におすすめのグッズ
お座り練習をより安全で効果的にするためのグッズをご紹介します。赤ちゃんの成長段階に合わせて適切なアイテムを選ぶことで、安心してお座りの練習ができます。ここでは、転倒防止アイテムを紹介します。
転倒対策アイテム
プレイマット・ベビーマット
厚さ3cm以上の厚手マットを選ぶことで、転倒時の衝撃を大幅に和らげることができます。防水加工されているものなら、よだれや飲み物をこぼしても安心ですし、折りたたみ式なら収納も簡単です。
後頭部保護クッション
転倒時の頭部保護に特化したアイテムとして効果的です。リュック型になっているので赤ちゃんが嫌がりにくく、後ろに倒れがちな時期に重宝します。後ろに倒れたときに後頭部がぶつからないように頭を守ります。
コーナーガード・ドアストッパー
テーブルや家具の角にはコーナーガードを取り付けましょう。扉の開閉時に指を挟む事故を防ぐため、ドアストッパーの設置もおすすめです。
お座り練習では転倒による怪我を防ぐことが最優先です。赤ちゃんがバランスを保ってお座りができるようになるまでは、前や後ろに倒れやすく、頭や顔をぶつけるおそれがあります。適切なクッションやマットで安全な環境を整えましょう。
月齢別「お座りできない」悩みの解決法
生後6ヶ月でお座りしない時の対処法
6ヶ月でお座りができなくても心配いりません。この頃は手を前について少しの間座れるようになることが目標です。うつぶせ遊びをすると、赤ちゃんの背中や首の筋肉が強くなります。赤ちゃんの前でおもちゃを見せたり音を鳴らしたりして、興味を引いてあげましょう。
お座りの練習をするときは、赤ちゃんの腰を支えてあげながら、足を前に出して両手を床につけるように座らせてみます。ただし、長い時間続けると赤ちゃんが疲れてしまうので、機嫌が良いときに短時間だけ行うことが大切です。
生後8ヶ月でお座り不安定な時の練習法
首がすわるのが遅かった赤ちゃんは、お座りも少し遅れることがよくあります。体の筋肉がやわらかい赤ちゃんも、成長がゆっくりな場合があります。
この時期は、手をついた状態で5分くらい座れることを目指します。コップを積んで崩したり、大きなボタンを押したりする遊びをすると、前かがみの動作でバランス感覚が身につきます。
生後10ヶ月以降でお座りできない場合の相談先
10~12ヶ月を過ぎてもお座りができない場合は、一度お医者さんに相談してみましょう。10ヶ月頃になると、ほとんどの赤ちゃんに「パラシュート反射」という、赤ちゃんが落ちそうになった時に、とっさに両手を前に出して身を守ろうとする本能的な動きが見られます。
相談先は、まずはいつものかかりつけの小児科で大丈夫です。もっと詳しく調べる必要があれば、小児神経科という専門の科や、療育センター、発達障害者支援センターなどを紹介してもらえます。
お座り練習に関するよくある疑問を解決
ここでは、お座り練習にまつわるよくある疑問について解説していきます。
「お座りは何ヶ月から始まりますか?」
お座りは何ヶ月から始まるかというと、一般的には生後6〜8ヶ月頃です。しかし「おすわりはいつから?」という質問に対する答えには大きな個人差があります。
厚生労働省のデータによると、6ヶ月でお座りができる赤ちゃんは約15-20%、8ヶ月では約60-65%となっています。つまり、8ヶ月でもまだ半数近くの赤ちゃんがお座りを習得していないのが実情です。生後9〜10ヶ月頃には約90-95%の赤ちゃんがお座りできるようになります。
「赤ちゃんのお座り練習はだめという話は本当?」
お座りの練習は必ずしも必要ではありません。練習をしないと運動能力が発達しないわけではありませんが、遊び感覚でサポートしてあげることで赤ちゃんの成長を応援できます。
また普段の生活の中で赤ちゃんに触れたりあやしたりすることを繰り返すことで、赤ちゃんが成長していくということが重要です。無理な練習よりも、自然な発達を待つことが大切です。
お座りの練習の前段階として特に重要なのが、うつぶせ遊びです。うつぶせの姿勢は、首や背中、腹筋を鍛えるのに最適な姿勢といえます。赤ちゃんをうつぶせに寝かせ、目の前におもちゃを置いてあげることで、おもちゃに手を伸ばそうと頭を上げ、上半身を支えようとする動きが、お座りに必要な筋力アップにつながります。
「お座りが遅いと発達に影響する?」
お座りが遅いと発達に影響するのか心配される方は多いですが、実際にはお座りの遅れが将来の発達に直接的な悪影響を与えることはほとんどありません。赤ちゃんの発達には大きな個人差があり、焦らずに見守ることが最も大切です。
お座りが遅い赤ちゃんの中には、『乳児良性筋緊張低下症』という状態の子もいます。これは筋肉がやわらかいものの発達に異常が見られない状態で、筋肉の緊張をコントロールする神経系がまだ未発達なために起こります。「良性」という名前が示すように、成長とともに必ず改善し、確実に歩けるようになるため心配は不要です。発達の進行は少しゆっくりペースになりますが、時間をかけて着実に成長していきます。
「外出先でのお座り時の注意点とは?」
外出先でベビーチェアを使用する際は、家庭とは異なる環境のため、より注意深い安全確認が必要です。
ベビーチェアの安全確認
外出先のベビーチェアを使用する際は、必ずベルトの確認と正しい装着を行いましょう。椅子に破損がないか、ガタつきがないかも事前にチェックします。ベビーチェアは、赤ちゃんの腰がすわり、1人で座れるようになってから利用することが基本です。
チェアベルトの活用
外出先ではチェアベルトを持参すると安全性が高まります。外出先のレストランや家庭の椅子に取り付ける補助ベルトは、お座りがまだ安定しない子や食事中動き回ってしまう子の食事のサポートにもなります。
まとめ:安全で自然なお座り練習のために
赤ちゃんのお座りは生後6〜10ヶ月頃に習得される自然な発達過程です。厚生労働省のデータによると、8ヶ月でも約半数の赤ちゃんがまだ習得していないため、個人差があることを理解し焦る必要はありません。
お座りの練習は必須ではありませんが、腰がすわってから月齢に応じた適切なサポートをすることで安全に成長を促せます。早すぎる練習や長時間の強要は避け、安全な環境で赤ちゃんのペースに合わせることが大切です。
普段からうつぶせ遊びや自由に動ける時間を作ってあげることで、赤ちゃんの自然な発達をサポートできます。お座りの習得時期は赤ちゃんそれぞれで異なりますが、温かく見守りながら、赤ちゃんのペースに合わせてサポートし成長を見守っていきましょう。
おもちゃのサブスク「Cha Cha Cha」でお座り練習をもっと楽しく
お座り期の赤ちゃんには適切なおもちゃが重要ですが、どれが最適か判断するのは難しく、高品質なものは価格も高いため購入に迷いがちです。
そこでおすすめなのが、おもちゃのサブスクリプションサービス「Cha Cha Cha」です。保育士等有資格者が、赤ちゃんの発達状況に合わせて最適なおもちゃを厳選してお届けします。
お座り期には、バランス感覚を養うゆらゆらおもちゃ、手先の器用さを育む型はめパズル、座位での集中力を高める音楽おもちゃなど、発達段階にぴったりの知育玩具が2ヶ月ごとに届きます。
高品質な知育おもちゃを購入せずに試せるのが大きな魅力で、衛生管理も徹底されているため安心です。お座りをはじめとした赤ちゃんの成長発達や知育のため、おもちゃのサブスク「Cha Cha Cha」をぜひ検討してみてください。
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