赤ちゃんとの添い寝はいつから?月齢別の目安と一緒に寝るときの安全対策
「ベビーベッドだとすぐ起きちゃうけど、隣で寝るとぐっすり…」「そろそろ一緒に寝てもいいのかな?でも安全面が心配…」赤ちゃんとの寝方について、悩むママ・パパは少なくありません。
赤ちゃんと一緒に寝始める時期は、布団なら生後1ヶ月以降、大人用ベッドで朝まで一緒に寝るのは2歳以降が目安です。寝具や月齢によって、安全に始められるタイミングが少しずつ変わってきます。
この記事では、月齢別の添い寝開始時期から、先輩ママ・パパのリアルな体験談、一緒に寝る時の安全対策まで、添い寝に関する疑問をまるごと解説します。これから添い寝を始めたい方も、すでに一緒に寝ている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
赤ちゃんと一緒に寝るのはいつから?月齢別の目安

赤ちゃんと一緒に寝ること(添い寝)は、布団なら生後1ヶ月以降、大人用ベッドでの寝かしつけは首がすわる生後3〜5ヶ月以降、大人と同じベッドで朝まで一緒に寝るのは満2歳以降が目安です。「〇〇ヶ月から!」というはっきりした決まりはなく、寝具の種類や赤ちゃんの成長段階によって、始められる時期がちょっとずつ変わってきます。
ここから、月齢別の目安をくわしく見ていきましょう。
結論:生後1ヶ月以降が目安、大人ベッドは2歳以降が安心
赤ちゃんと一緒に寝始める時期は、寝具によっても変わってきます。
布団とベッドで目安が違うのは、転落リスクの差があるからです。床に敷いたお布団なら落ちる心配がほとんどないので比較的早めから始められますが、大人用ベッドは転落の不安があるので、もう少し赤ちゃんが大きくなるのを待ったほうが安心です。
生後0〜1ヶ月:同じ部屋・別の寝床で
赤ちゃんはまだ首がすわっておらず、自分で身を守ることができません。SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが一番高い時期でもあるので、ベビーベッドや赤ちゃん専用のお布団に寝かせてあげると安心です。
寝室は同じにして、すぐに様子を見られるようにしておきましょう。授乳や夜泣きへの対応もぐっと楽になりますよ。
生後1〜3ヶ月:布団での添い寝はOK
1ヶ月健診で母子ともに問題がなければ、赤ちゃん用の硬めのお布団を大人のお布団と並べる形で一緒に寝ることができます。
ただ、首はまだしっかりすわっていない時期です。大人用ベッドでの添い寝は、転落や圧迫の不安が大きいので、もう少し控えておきましょう。
生後3〜5ヶ月:首すわり後は選択肢が増える
首がしっかりすわってくる時期です。大人用ベッドで添い寝しながら寝かしつけて、赤ちゃんが寝たらベビーベッドへ移すというスタイルもあります。寝かしつけのまま朝まで大人用ベッドで一緒に寝てしまうと、転落や圧迫の事故につながりやすいので注意しましょう。
とはいえ、産後の寝不足が続くなかで、寝落ちせずに毎回ベビーベッドへ移すのって、現実的にはなかなか大変ですよね。そんなときは、床に敷いた赤ちゃん用の硬めのお布団、または囲いつきのハイタイプベビーベッドが安心です。床なら転落の心配がありませんし、囲いつきベビーベッドなら寝かしつけのままでも事故リスクがぐっと下がります。
生後6ヶ月〜1歳:寝返り期は環境づくりが大切
生後5〜6ヶ月頃から寝返りを始める赤ちゃんが増えてきます。寝返り・ハイハイなど動きが活発になるので、お布団で一緒に寝るスタイルなら、より安心して続けられます。
ただ、寝返りの範囲が広がってくると、ママ・パパのお布団まで転がってくることも増えます。大人の重い掛け布団が赤ちゃんにかぶさらないよう距離を取ったり、赤ちゃん用の軽いお布団やスリーパーを使ったりして、安心して眠れる環境を整えてあげましょう。
1歳〜1歳半:川の字スタイルもOK
ある程度自分で身体を動かせるようになって、窒息の心配は少しずつ減ってきます。お布団を並べて川の字で一緒に寝るスタイルに切り替えるご家庭も増える時期です。
ただし、大人用ベッドのベッドガードはまだ使えません(生後18ヶ月=1歳半未満は使用禁止)。
1歳半〜2歳:ベッドガードが使えるように
1歳半を過ぎると、大人用ベッド用のベッドガードが使えるようになります。これより前の月齢で使うと、ベッドとガードの隙間に赤ちゃんが挟まる事故が起きやすく、過去には死亡事故も報告されているからです。
1歳半以降になると体格的にも隙間に入り込みにくくなり、ベッドガードを安全に使える時期に入ります。それでも、ベッドとガードの間に隙間ができていないかは設置時にしっかりチェックしましょう。
2歳以降:大人ベッドでの添い寝もOK
2歳を過ぎたあたりから、大人用ベッドで朝まで一緒に寝るスタイルに切り替えても安心な時期に入ります。理由は大きく2つあります。
1つ目は、転落事故のリスクが下がることです。消費者庁のデータでは、6歳以下のベッド転落事故のうち、0歳と1歳児で全体の約76%を占めています。2歳以降になると、自分でベッドの端を認識して寝返りをコントロールできるようになるため、事故が大きく減ります。
2つ目は、窒息リスクが下がることです。2歳頃には、重い大人用の掛け布団を自分で払いのける筋力もついてきます。万が一布団が顔にかかっても、自力で対応できる力が育っているので安心です。
それでも、転落防止のベッドガードを設置したり、寝返りで落ちにくいベッド配置を工夫したりと、引き続き安全には気を配ってあげましょう。
出典:消費者庁「0〜1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!」(平成29年11月8日)
厚生労働省「平成22年乳幼児身体発育調査報告書」
みんないつから始めた?先輩ママ・パパの添い寝体験談

「他のご家庭ではどうしているの?」と気になりますよね。添い寝のスタイルは本当にさまざまで、住まいや赤ちゃんの月齢、上の子の有無などによって工夫は変わります。先輩ママ・パパたちのリアルな体験を5つのパターンに分けて紹介します。
「ベビーベッド横付けからスタート」しっかり安全対策派
自分たちのベッドの横にベビーベッドをくっつけて使う、もっとも多いスタイルです。赤ちゃんは独立した寝床にいるので圧迫の心配がなく、夜中の授乳もすぐに対応できます。注意点は、ベビーベッドと大人用ベッドの間に隙間ができないようしっかり固定することです。
新生児期ママ
第一子
パパが寝相悪くて怖かったので、生後すぐから大人ベッドの横に囲い付きのベビーベッドを横付けしました🛏️ 高さ調整できるタイプにしたら、夜中の授乳もすぐできて便利でした👶
「ベビーベッドが手狭になり添い寝へ移行」サイズアウト派
「寝返りで柵に頭をぶつけるようになった」「柵を乗り越えそう」など、成長に合わせてベビーベッドの卒業を決めるご家庭が多いです。
ベビーベッドを卒業したあとの寝床は、床に敷いた赤ちゃん用布団がもっとも安全です。大人用ベッドに一緒に寝かせるのは転落リスクがあるので、できれば2歳までは控えたほうが安心です。
ハイハイ期ママ
第一子
ミニサイズのベビーベッドだったので、生後10ヶ月頃から寝返りで柵にあたってしまって💦 床にベビー布団を敷いて添い寝に切り替えたら、ぐっすり寝てくれるようになりました🌙
「お布団をベビーサークルで囲う」しっかり囲い派
サークル内に赤ちゃん用布団を敷き、ママとパパはサークルの外で寝るスタイルです。上の子の寝相から赤ちゃんを守る目的で選ぶご家庭も多いです。
ポイントは、サークルと布団の間に隙間ができないようにクッションやタオルでしっかり埋めることです。隙間に頭や手足が挟まると窒息やケガにつながるので、毎晩寝る前にチェックしておくと安心です。
寝返り期ママ
第二子
上の子の寝相が激しすぎて😅 ベビーサークルでガッチリ囲って、隙間を全部埋めて中にベビー布団を敷いてます。これがあると夜中も安心して眠れて、私自身もちゃんと休めるようになりました✨
「ヒヤリ…」一緒に寝ているときに起きた小さな失敗談
「うちは大丈夫」と思っていても、添い寝中のヒヤリハットは決して珍しくありません。よく聞かれるのは次のような体験です。
添い寝でヒヤッとした体験談
家族の寝相が悪く、夜中に手や足が赤ちゃん側に伸びてきてヒヤッとした
添い乳しながら寝落ちして、目覚めたら朝になっていた
大人用ベッドで寝かしつけたまま自分も寝落ちし、朝には赤ちゃんが足元まで移動していた
寝ている間にも赤ちゃんは想像以上に動いています。「自分は大丈夫」と思わず、赤ちゃんの周りに圧迫の原因になるものを置かない・寝相が悪い人の隣には寝かせないといった対策が大切です。
ねんね期ママ
第一子
添い乳のまま寝落ちしてしまい、目覚めたら朝で本当に焦りました…😨 何もなかったのが奇跡です。それ以来、授乳後は必ず起きてベビー布団に戻すようにしています🌙
「上の子もいるから川の字」きょうだいがいるご家庭のリアル
第二子以降のご家庭でよく選ばれる川の字で一緒に寝るスタイルですが、鉄則は赤ちゃんと上の子の間に必ず大人が入ることです。上の子の寝返りが大きく、無意識に赤ちゃんの上に乗ってしまう事故が報告されています。ご家庭に合った並び順を見つけましょう。
きょうだい育児ママ
第二子
4歳の上の子がまだママと寝たがるので、新生児はママの隣、向こうに上の子、反対側にパパで川の字に🛌 上の子の寝返りが新生児に届かないように、ママがしっかりガード👩👶
体験談を読んでみると、本当にいろんなスタイルがありますよね。「他の家と比べる」ことではなく、ご家族と赤ちゃんが安心して眠れる形を選ぶことをおすすめします。試行錯誤しながら、ご家庭に合った寝方を見つけていってくださいね。
赤ちゃんがママ・パパと寝るとよく寝るのはなぜ?

「ベビーベッドに置くとすぐ起きるのに、隣で寝ると朝までぐっすり…」そんな経験、あるかもしれません。実は、赤ちゃんがママ・パパと一緒だとよく寝てくれるのには、ちゃんとした理由があります。ここからは、考えられる理由を解説します。
① 親のそばにいる安心感がある
赤ちゃんは10ヶ月もの間、ママのお腹の中で過ごしてきました。生まれてきた直後は、外の世界が刺激的すぎて不安を感じやすい時期です。
そんな赤ちゃんにとって、ママ・パパの体温やにおい、心臓の鼓動、呼吸の音は、お腹の中にいた頃を思い出させる安心材料です。隣にいるだけで「守られている」と感じ、リラックスして眠りに入りやすくなります。
特に、ベビーベッドに置いた瞬間に泣き出す「背中スイッチ」も、安心感が途切れるタイミングで起きる現象です。隣で添い寝してあげると、その安心感が続くので、ぐっすり眠ってくれることが多いです。
② スキンシップで「オキシトシン」が分泌される
ママ・パパとのスキンシップによって、赤ちゃんの脳内では「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。オキシトシンは「愛情ホルモン」「幸せホルモン」とも呼ばれていて、こんな効果があると言われています。
オキシトシンの効果
心が落ち着き、リラックスする
親子の愛着・信頼関係が育つ
ストレスがやわらぐ
このオキシトシンは、ママ・パパにも同じように分泌されます。つまり、添い寝は赤ちゃんにとっても親にとっても、心地よい時間になっているということです。寝顔を見ているだけで幸せな気持ちになるのも、このホルモンの働きが関係しているのかもしれませんね。
③ 泣いてもすぐに対応してもらえる
赤ちゃんは、自分一人の力では何もできません。別の部屋で寝ていると、ちょっとぐずってもすぐには気づいてもらえないかもしれません。
でも添い寝なら、わずかな声や動きでもすぐに対応してもらえるので、「呼べばすぐ来てくれる」という確信が赤ちゃんを安心させて深い眠りにつなげます。
ただし「よく寝るかどうか」は赤ちゃんによって個人差が大きい
ここまで添い寝でよく寝る理由を紹介してきましたが、すべての赤ちゃんに当てはまるわけではありません。
赤ちゃんによって違う、寝やすいスタイル
添い寝のほうが落ち着いて寝る赤ちゃん
一人のほうが広々と寝られて快適な赤ちゃん
親の寝相や物音で逆に起きてしまう赤ちゃん
赤ちゃんの個性や、その日のコンディションによっても変わります。「うちの子は添い寝でも全然寝ないんだけど…」と落ち込む必要はありません。お子さんに合った寝方を見つけてあげることが大切です。
赤ちゃんと一緒に寝るメリット・デメリット

赤ちゃんと一緒に寝るのは、親子のスキンシップやお世話のしやすさといったメリットがある一方で、安全面や睡眠の質といったデメリットもあります。両方を知ったうえで、ご家庭に合った寝方を選ぶのが大切です。ここからは、メリット・デメリットをそれぞれ整理して解説していきます。
赤ちゃんと一緒に寝る5つのメリット
夜中のお世話がぐっと楽になる
赤ちゃんがすぐ隣にいるので、夜中の授乳やおむつ替えが起き上がらずにできます。授乳のたびに別室へ行く必要がないため、ママの睡眠時間も少しでも確保しやすくなります。
赤ちゃんが安心して眠れる
ママ・パパの体温やにおい、心音を感じることで、赤ちゃんはリラックスして眠ることができます。「ベビーベッドだとすぐ起きるのに、隣で寝るとよく寝てくれる」のは、この安心感が大きな理由です。
体調の変化にすぐ気づける
熱が出ている、呼吸がいつもと違う、寝返りがうまくいかない…そんな小さな変化にも、添い寝ならすぐ気づけます。発熱や体調不良の早期発見につながるのは、大きなメリットです。
スキンシップで親子の絆が深まる
肌が触れ合うスキンシップでは、ママ・パパにも赤ちゃんにも「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌されると言われています。お互いの愛着や信頼が育つだけでなく、ママの産後うつ予防にもつながると考えられています。
寝顔を見ながら幸せな時間を過ごせる
赤ちゃんの寝顔を間近で見られるのは、添い寝ならではの幸せ。今しかない時期を、すぐそばで感じられるのは何よりの喜びです。
このように、添い寝はママ・パパにとっても赤ちゃんにとっても、心と身体にうれしい効果がたくさんあります。育児の負担が少しでも軽くなったり、親子の絆が深まったりすることは、毎日の暮らしを支える大きな力になりますよ。
赤ちゃんと一緒に寝る5つのデメリット
窒息や圧迫の事故リスクがある
もっとも大きなデメリットが、安全面のリスクです。大人の重い掛け布団が顔にかぶさったり、寝返りで赤ちゃんを圧迫してしまったりする事故が、毎年報告されています。0歳児の不慮の事故死のうち、就寝中の窒息事故は全体の約32%を占めるというデータもあります。
大人用ベッドからの転落リスク
大人用ベッドで添い寝する場合、転落のリスクは見逃せません。寝返りを始める生後5〜6ヶ月以降は特に注意が必要で、消費者庁にも0〜1歳児のベッド転落事故が多数報告されています。
ママ・パパの睡眠が浅くなりやすい
「赤ちゃんを潰さないか」「布団をかけてしまわないか」と無意識に緊張して、ぐっすり眠れないこともあります。赤ちゃんの寝返りや夜泣きで何度も起こされて、慢性的な寝不足につながるケースも。
寝相が悪い相手の隣だと危険
パパや上の子の寝相が悪いご家庭では、添い寝中に手や足が赤ちゃんに当たる、布団がかかってくる、といったヒヤリハットが起こりがちです。並び順や物理的な仕切りで対策が必要になります。
一人寝への移行が難しくなることがある
添い寝に慣れた赤ちゃんは、「親が隣にいないと寝られない」という習慣がつきやすくなります。保育園のお昼寝や、将来的な一人寝への移行に、少し時間がかかる可能性があります。
添い寝には事故リスクや睡眠の質といった注意点もあります。ただし、ほとんどのデメリットは事前の対策で減らせます。添い寝のメリットをしっかり活かすためにも、リスクを正しく知って、安全な睡眠環境を整えてあげましょう。
出典:消費者庁 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/161024kouhyou_1.pdf
安全に添い寝するための6つのチェックポイント

赤ちゃんとの添い寝で一番大切なのは、安全な環境を整えることです。消費者庁が公表している就寝時窒息事故の防止策をもとに、必ず押さえておきたい6つのポイントをまとめました。
敷布団・マットレスは「硬め」を選ぶ
柔らかい寝具は赤ちゃんの顔が沈み込んで窒息の原因になります。赤ちゃん用の硬めの敷布団・マットレスを使いましょう。大人用ベッドの柔らかいマットレスに直接寝かせるのはNGです。
大人の重い掛け布団は赤ちゃんにかけない
重い掛け布団が顔にかぶさると窒息リスクに直結します。赤ちゃんには軽いベビー布団やスリーパーを使い、大人の布団とは距離を取りましょう。
顔まわりに何も置かない
枕・ぬいぐるみ・タオル・クッションは口や鼻をふさぐ原因になります。赤ちゃんの周りには余計なものを置かないこと。新生児期は枕も基本不要です。
1歳までは必ず仰向けで寝かせる
うつ伏せ寝はSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを高めます。1歳になるまでは、寝かせるときは必ず仰向けにしましょう。
隙間をつくらない
ベッドと壁・ベビーベッドと大人ベッドの間の隙間に頭や顔が挟まる事故が起きています。設置時だけでなく、毎晩寝る前のチェックも習慣にしましょう。
危険な状況・場所での添い寝は避ける
寝相が悪い人の隣・飲酒後・極度の疲労時、ソファや座椅子での添い寝は重大事故につながります。これらの状況では、必ずベビーベッドや別布団に寝かせましょう。
「うちは大丈夫」と思っていても、事故は一瞬で起こります。毎晩のチェックを習慣にして、赤ちゃんもママ・パパも安心して眠れる環境を整えてあげましょう。
出典:消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/161024kouhyou_1.pdf
赤ちゃんとの添い寝はいつまで?卒業のタイミング

赤ちゃんとの添い寝は、3〜6歳頃に卒業を迎えるご家庭が多いと言われています。とはいえ、「いつまでに卒業しなきゃ」という決まりはありません。日本は欧米と違って添い寝文化が根づいているので、小学生になっても親子で一緒に寝ているご家庭もたくさんあります。
「うちはまだ一緒に寝てるけど大丈夫かな…」と心配になるママ・パパも多いですが、焦らなくて大丈夫。お子さんの成長やご家族の事情に合わせて、ゆっくり進めていきましょう。
添い寝卒業の目安は5〜6歳頃が多い
ある調査によると、6歳以下でひとり寝を始めているご家庭は全体の約35%。残りの約65%のご家庭は、小学校に入ってからも添い寝を続けていたり、それ以降に一人寝を始めたりしています。
添い寝卒業の目安
3〜4歳頃
心の安定のためにも、まだ添い寝でしっかり安心感を育てたい時期
5〜6歳頃(年長〜小学校入学前)
卒業がもっとも多い時期。ひとり寝に移行するご家庭が増える
小学校入学以降
個室を用意するタイミングで自然に卒業するケースが多い
ただし、これはあくまで目安です。お子さんが「一人で寝てみたい」と思える気持ちを尊重して、無理に急がせる必要はありません。
出典:ベネッセ教育情報サイト「寝かしつけは何歳まで? ひとり寝の始め方と成功するコツ」
卒業のサインは「ひとりで寝たい」という子どもの言葉
添い寝卒業のもっとも自然なきっかけは、お子さん自身からの「ひとりで寝てみたい」という言葉です。
このサインが出たときは、不安や寂しさよりもワクワク感や好奇心が勝っている状態。スムーズに移行できるチャンスです。その他にも、こんなサインが見られたら卒業を考えてもいい時期です。
ひとり寝を考えてもいいサイン
寝る前の絵本やトントンなしでも眠れる日が増えてきた
兄弟やお友達と一緒に寝るのを楽しめるようになった
「お兄さん(お姉さん)になりたい」という気持ちが育ってきた
進学・引っ越しなど、生活環境が変わるタイミング
逆に、お子さんが強い不安や寂しさを訴える場合は気持ちを尊重して、もう少し添い寝を続けてあげましょう。
ひとり寝への移行はゆっくり段階的に
ひとり寝への切り替えは、いきなり別室にするのではなく、段階的に進めるのがコツです。
ひとり寝への移行ステップ
寝かしつけだけ添い寝、寝たら離れる
寝るまで隣にいてあげて、寝入ったらそっと部屋を出るスタイル。子どもに「離れても大丈夫」という安心感を育てる第一歩です。
同じ部屋で別の布団・ベッドに
お布団やベッドを少しずつ離していきます。同じ部屋にいる安心感は保ちつつ、物理的な距離をつくる段階です。
別の部屋でひとり寝
お子さんが納得したら、いよいよ別室でのひとり寝にチャレンジ。最初は寝室のドアを開けておく、廊下の電気をつけておくなど、不安をやわらげる工夫を取り入れると安心です。
最初から「朝までひとりで」と完璧を目指さず、「今日はひとりで寝られた」という小さな達成感を積み重ねていくのがポイントです。
焦らずご家庭のペースで進めましょう
実際に、小学校高学年や中学生になっても、家族で川の字になって寝ているご家庭もあります。共働きで日中なかなかスキンシップが取れないご家庭にとっては、寝る時間が大切な親子のふれあいタイムになっていることも多いです。
ご家庭にとって心地よい寝方を選ぶことが大切です。一人寝にチャレンジしてうまくいかなければ、また添い寝に戻っても大丈夫です。お子さんの気持ちと向き合いながら、無理のないペースで進めていきましょう。
赤ちゃんと一緒に寝るときのよくある質問(Q&A)

ここでは、赤ちゃんとの添い寝についてママ・パパからよく寄せられる質問にお答えします。安全に添い寝を続けるためのヒントとしてお役立てください。
Q1. 抱っこ布団のまま添い寝したり、腕枕で寝かせたりするのは危険?
A. どちらも窒息や圧迫のリスクがあります。 抱っこ布団は赤ちゃんの体が沈み込んで顔が埋もれる危険があり、腕枕も顔が腕や胸に押し付けられて呼吸を妨げる可能性があります。寝かしつけ後は、必ず硬めのベビー布団に移してあげましょう。
Q2. 大人用の柔らかいマットレスや布団で一緒に寝ても大丈夫?
A. 1歳未満の赤ちゃんを大人用の柔らかいマットレスに直接寝かせるのは避けましょう。 顔が沈み込んで窒息するリスクが高く、消費者庁も「マットレスや敷き布団は子供用に固めの物を」と注意喚起しています。添い寝する場合も、赤ちゃんは硬めのベビー布団に寝かせるのが安心です。
Q3. 添い乳しながら寝落ちしてしまうのは危険ですか?
A. ママの腕や胸で赤ちゃんを圧迫したり、髪が顔にかかったりして窒息につながる危険があります。授乳後は必ず一度起きてベビー布団に戻すことを習慣にしましょう。疲れがひどい日や飲酒後の添い乳は特に避けてください。
Q4. 川の字スタイルや上の子との添い寝はいつから?
A. 布団を並べた川の字スタイルは1歳〜1歳半頃から始めるご家庭が多いです。上の子と寝る場合は、赤ちゃんと上の子の間に必ず大人が入るのが鉄則です。
まとめ|安全対策をしながら、ご家庭に合った寝方で親子の時間を大切に
赤ちゃんと一緒に寝始める時期は、布団なら生後1ヶ月以降、大人用ベッドでの寝かしつけは生後3〜5ヶ月(首すわり後)以降、大人と同じベッドで朝まで一緒に寝るのは満2歳以降が目安です。寝具の種類や赤ちゃんの成長段階によって安全に始められる時期が変わるので、月齢に合ったスタイルを選んであげましょう。
ただし、添い寝には窒息や転落といった事故のリスクもあります。硬めの敷布団を使う、大人の重い掛け布団は赤ちゃんにかけない、顔まわりに物を置かない、1歳までは仰向けで寝かせるといった基本の安全対策を必ず守ることが何より大切です。「うちは大丈夫」と思わず、毎晩のチェックを習慣にしてくださいね。
添い寝のスタイルに「正解」はありません。ベビーベッドで別々に寝るご家庭も、布団を並べて川の字で寝るご家庭も、それぞれの暮らしに合った形があります。ママ・パパと赤ちゃんが安心して眠れる方法を見つけて、今しかない貴重な時期を大切に過ごしていきましょう。
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